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2005.03.04

ニッポン放送社員(?)声明文

ニッポン放送の経営権に関するニッポン放送社員声明文

ニッポン放送のホームページに載ってました。本来、個人かせいぜい労働組合のHPに載せるべきものを、会社のホームページに載せたらいかんわな。
そもそも、株式会社で社員っていったら「株主」のことを指すわけですから、この声明文、意味不明。「ニッポン放送従業員声明文」とすべきですよね。こんなおかしな声明文を平気で会社のHPにアップするとは、この会社にジャーナリストはいないのか。もっとも、これを起草した人の気持ちはわからんでもないけど、従業員としての分を踏み越えてやりすぎじゃないかとヒトゴトながら心配してしまった。イヤミな見方をすれば、「集団退職届け」とも取られかねない危うささえ感じる。
ライブドアによる新株予約権の発行差止請求は多分認められるだろうから、フジテレビはともかくニッポン放送は遅かれ早かれライブドアが支配することになるでしょう。そうなった場合のことを、ニッポン放送の従業員たちは十分に考えて行動したのか。ライブドアの支配下に入った後、数人を除いて役員は全員解任されるであろうし、管理職も踏み絵を踏まされることになるんだろう。ものすごく辛いもんだと思う。
グローバリズムという名の下の「資本の論理」が合理性を前面に押し出した場合、どれほど残酷なものなのか、彼らは覚悟しているんだろうか。手を挙げてはならない相手に、コブシを振り上げてしまったように感じる。一方で、従業員の中にはライブドアと組むことで、想像力に欠ける上司がコンセプトを理解できないなどの理由で握りつぶされてきた企画などこれまで出来なかったことが出来るようになりそうだと感じて、ワクワクしている人も少なからずいることと思う。音声もデジタル放送化に伴い、ネットとの親和性が高まることはまちがいないし。
今回の騒動、不条理と感じるニッポン放送の従業員が多いのは想像に難くないけれど、外資系企業や金融機関なんかではM&Aは当然のように起こっている。放送局という時代の最先端に触れることが多い先進的な職場である一方、参入障壁の高い許認可事業としての保守的な風土があるのかもしれない。良い悪いではなく、会社のオーナーが代わろうとしている以上、その変化を前向きに受け止め、新しい時代を創造していく心意気をもった従業員がニッポン放送にもいることを期待したい。往年のオールナイトニッポンで近田春夫やツボイのりおのめちゃくちゃなノリを毎週楽しみにしていた一リスナーとしての勝手な想いでした。
それにしても、キビシイ時代ですね。

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