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2005.06.26

ブラックバードライジング

ind_gr_054_41 ブラックバードライジング 2003 イタリア映画

イタリア映画といえば、「ニュー・シネマ・パラダイス」と「マレーナ」しか思い浮かばない貧相な連想ですが、これは戦争映画です。

ただ、戦争と言い切ってよいのかどうかは微妙です。というのも、アルバニア人とセルビア人が対立した(というか、セルビア人がアルバニア人を迫害したというべきでしょうか。)コソボ紛争の(一応の)終結を受けて国連が派遣した平和維持軍(アメリカ軍とイタリア軍)のイタリア軍が舞台です。

(虐殺を前提にした)拷問や婦女略奪、裏切り者への見せしめの処刑など、エグイシーンも出てきます。「灰色の狼」による情け容赦ないジェノサイド。そんな中、大戦後初めてとなる99年のイタリア軍海外派兵。当然のように戦死者もでます。

映画の出来として見た場合、ハリウッドなどと比べると派手さや不気味さの演出が平板な気もしますが、国内でも意見が大きく分かれたであろう重いテーマを取り上げた勇気と決断に拍手を贈りたい。レオパルド(と思われる)戦車やM113を始めとする複数種類の装甲車や大型ヘリも登場し、間違いなく大作です。

そして、サマワに「派兵」された自衛隊(現地ではもちろん、「日本軍」として扱われているのでしょうが。)を、エイガにしようとする男気のある映画制作・配給会社が果たして日本にあるのか、を考えさせられてしまう。

ただ、原題が、「SOLDIERS:The Kosovo Story」なのに、「ブラックバードライジング」なのか?どう考えてもリドリー・スコットがソマリア内戦をジョシュ・ハートネットやユアン・マクレガーで描いた「ブラックホークダウン」(必見!!!)をパロッたとしか思えない。まじめに作られた映画だけに、こんなアホな名前のつけ方には首を傾げてしまう。イタリア人、怒るで。

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受信: 2005.07.14 22:29

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