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2005.07.17

七年目の栄光と無念

って言っても仕事のことではありません。

自然って凄いと感じることは、日常生活の中でままあることですが、この季節、「梅雨明けを朝一番のセミの声で知る」ことが挙げられます。羽化時に激しい雨でも降ろうものなら、種の絶滅につながりかねません。

この時期、関西では「ミンミンゼミ」ばかりですが、昨日、散髪の帰り道に一般家庭の壁をじわりじわりと登っていく幼虫をみかけました。大きさからみてもミンミンゼミなのでしょう。ぜんまい仕掛けのおもちゃのように、ゆっくりゆっくりと足を動かしながら登っていきます。辺りを見渡してもコンクリ、アスファルトばかり。彼はどこから来たのか。きっと彼は7年(?)の下積みと準備期間を経て、今朝には大空へ飛び立ったのでしょう。苦節七年の上に輝く栄光、っていったところでしょうか。セミにとっちゃ栄光もへったくれもないでしょうが。

一方、今朝、明石城公園で見かけた悲劇2件。まず1件目。幼虫がぐしゃりと踏み潰されていました。クツで踏んだというよりタイヤに轢かれたようでした。原型をとどめぬほど、ぺっしゃんこ。小さなアリたちがたかっていました。そして2件目、殻からアタマをようやく出した辺りで絶命しているミンミンゼミ。どうやら羽化が始まったばかりの時点で枝から落っこちてしまったみたいです。後、2時間ほどで自由の身になれたのに。そして、その上を見上げると巨木の端っこの方のほそ~い枝には、いくつもの抜け殻が。なんであんな細いところまで、っていうくらいの細い枝です。羽を乾かすためには、ぶら下がるくらいの傾斜が必要なんでしょうが、あれじゃ落っこちても無理は無い。住宅の壁のように垂直なところでも羽化できるのに。明石城公園のミンミンゼミ、DNA大丈夫かよ。

7年間(これはクマゼミ?)も地中で頑張ってきたのに、地上を目指して登ってきてみれば、舗装されていて行けども行けどもお天道様を拝めない。そして絶命。

子供が小学生に上がる以上の年月をかけて成虫になるセミには、昆虫でありながら「人生」を教えてもらっているような気がします。

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