大阪破産
大阪破産 吉富有治 光文社ペーパーバックス ¥1,000
- 未来シミュレーション・大阪底なし沼
- 廃墟に覆われた大阪
- お気楽極楽「大阪市役所」生活
- 特別調査委員会は大阪を救えるか?
- いまそこにある大阪破綻
- 「確固たる意思で市政を改革します」 大阪市長・関淳一氏インタビュー
- 本当に起きた「自治体破産」に学べ
ただ煽るだけの書きぶりでなく、ふんだんに統計、図表が挿入されており説得力があります。辻弁護士や関市長(これは書面インタビューという変則なもの。どうせ書いたのは本人じゃないでしょうが。)へのインタビューもあり。関市長への質問項目の一部が、実は辻弁護士に向けたものと同じであったとは、代筆した役人も知るまいて。
新聞記事で読んだ当初も驚き、あきれていたのだと思うけれど、今、こうして読み返してみると、「市民はどうせすぐ忘れる。」と言っている市職員のセリフが的を射ていることに、我ながら情けなく、そして腹が立つ。大阪市職員の乱脈ぶり、勝手し放題は、まさに噴飯モノのオンパレードです。厚遇の結果が度を超えていることはもとより、違法なプロセスばかりが目立つ。カラ残業の下りでは、TVクルーが1ヶ月張り込み取材をしたことを、一旦、言い訳をしたあとに知った狼狽ぶりが笑える。
それにしても90年代以降の唯一の準用財政再建団体となった福岡県赤池町の再建時の町長が、再建後すぐに収賄で逮捕されたとは、まさに「九仞の功を一瞬に欠く」というヤツで、人間の弱さというか、業の深さを思い知らされる想いでした。
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コメント
破産自治体は日本の縮図?
投稿: Mizo | 2005.10.29 20:36
この本も今日買いました。まさしくペーパーバックです。
しかし正直言って読みにくいです。なにがかというと英単熟語が本文のあっちこっちに挿入されているのです。
この「4重表記」がこのシリーズの特徴らしいですが。読む上ではじゃまになっています。
投稿: Mizo | 2005.10.30 11:51
「下流社会」に続いてご購入ありがとうございます。って著者でもないし、私には何のロイヤリティもインセンティブもないんですが。
このシリーズは社会モノがメインなようですが、当初は英語モノもそこそこ出していたようで、「エイゴ」へのコダワリがこのようなへんてこな表記に繋がっているのでしょう。このシリーズの他の本を貸した後輩も「読みづらかった」と言っていました。
私自身は一字一句詠むほうではなく、あたまの中でも文字を音声化せずにイメージで読むタイプなので特に混乱することなく読んでいます。もっとも、このシリーズ、6冊目なんで慣れてきたっていうところもあるんでしょうが。
投稿: 凡太郎 | 2005.10.30 20:02