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2005.10.03

偶キャリ。

4766783379 偶キャリ。 所由紀 経済界 ¥1,500

「ビバリー&ぺんぎん」さんの「ワクワクウーマンブログ」で見かけて土曜日の夕方に買ったものです。

第1章、「キャリア」はつくるものか
第2章、「偶然」からキャリアをつくった10人
第3章、「偶然キャリア」から学べること
第4章、「キャリア」を支えるもの

第2章がメイン。

  1. 榎本英剛  CTIジャパン創業者
  2. 内海房子  NECソフト執行役員
  3. 村上和雄  筑波大学名誉教授
  4. 湯川正健  伊藤忠商事人事部キャリアカウンセリング室長
  5. 西川久仁子 スーパーナース代表取締役社長
  6. 松永真里  バンダイ社外取締役
  7. 内木桂    白元プロダクトマーケティング部クリエイティブグループMGR
  8. ダニオ・ポニッスィ オペラ演出家
  9. 伊藤滋   コーチング・フォー・オール代表
  10. 及川政治  ジョリー・ロジャース代表取締役編集者

キャリア形成が若年層の関心事だけに30,40代中心のラインナップだが、老若男女取り混ぜた構成。一見、起業家が多いようにも見えるけれども、エンジニアや研究者なども。ただ公的分野の人が見当たらないのは、そういった人がダイナミックなキャリアチェンジを指向していないとの理解からか。

オビには、「キャリアをデザインやプランしない!」「偶然に向き合い、味方につけ、主体的に働きかけることによって、絶対的キャリアが創れるのだ。」とある。

キャリアデザイン症候群に悩む人たちに向けて、「そんなに計画に固執すべきじゃない。素敵な偶然を呼び込み、女神の前髪をしっかり掴め。」といった趣旨のメッセージを送っている、と読んだ。

この背景にはスタンフォード大学のクランボルツ教授らによって提唱された新しいキャリア理論で「Planned Happenstance理論」というものがあり、日本語では「計画された偶然理論」ということになっている。「計画」と「偶然」という相反する単語によって表現されているこの理論が、以下の骨子で成り立っている。

  1. 職業生活(あるいは人生も)は、実は「たまたま」や「偶然」の出来事や出会いなどによって決まっていくことが多い
  2. しかし、その「たまたま」や「偶然」は、本人がそれとは意識しないで行っていたことによって生じている。

なお、一般的なキャリア・デザイン、プランは「自己分析→スキルの棚卸→ビジョン設定→アクションプランの立案」に沿って行われるらしい。若い頃から「人生のターニングポイントは突然やってくる。そこで、びびったり躊躇してたら飛躍はない。」と思っているワタシにはこっちのほうが、むしろ新鮮に思えた。

この理論で重視されるスキルは、以下の通り。これらは密接に関連しているものでもあるとのこと。

  1. 好奇心
  2. 粘り強さ
  3. 柔軟性
  4. 楽観性
  5. リスクテイク

個人的には、「2.粘り強さ」には欠けるものの、その他の要因には心当たりを強く感じるだけに、オドロキとともに共感をもったのでした。

2冊ほど著書を読んだことのある小杉俊哉さんがオビで推薦されていたことも、ワタシにとっては「偶然」でした。

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いつも応援ありがとうございます。昨日は4位でした。今日は何位になっているでしょうか?----------------------------■今朝の日本・仙台:9時12℃:晴れ----------------------------一冊の良い本との出会いから、あなたの人生に全ての良いことが起こります------------...... [続きを読む]

受信: 2005.11.11 21:46

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