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2005年11月

2005.11.29

文庫 1リットルの涙

4344406109 1リットルの涙 木藤亜也 幻冬舎文庫 ¥560

 TVドラマにもなっているようなので、いまさら亜也さんがどういった方かを語る必要はないのでしょうが、一気に読んでしまった。

  • 難病に罹患した現実を受け入れるのに数年を要した。
  • そんな中でも、明るい。
  • きちんと、そして自分の言葉で日記、記録を残している。
  • 泣き虫。(恐らく1リットルというのは、なにかにつけて泣いていた彼女の日常からきているのだろう。)
  • 健気。

 読んでいて可哀そうというよりも恐ろしくなった。もし突然、自分があるいは家族がこのような難病に陥ったら。そう考えただけで、ヒトゴトとは思えず読み進んだ。もっと言えば、読むことをやめられなかったというべきか。

 彼女は14歳で発病し、25歳10ヶ月で永遠の眠りについた。

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2005.11.27

MG 2006 Jan.

モデルグラフィックス 2006 1月号mg2541

久しぶりにAFV、しかもダイオラマ特集。

今年は模型をホントに作らなかったなぁ。夏休みにフジヤの模型コンテストに出品しなかったのは、ここ数年無かったことだし。

しばらくは仕事にウェイトを置いて、モケイを遠ざけたままにしておくか、あるいはその流れに敢えて抗う組立てを日々の暮らしの中で行うか。年末年始に一考しよう。

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T.R.Y

b00007g0lh T.R.Y  2003 東映 大森一樹監督

織田裕二が大仕掛な詐欺師に扮する。20世紀初頭の魔都上海が主な舞台。ほかに陸軍中将役で渡辺謙など。

織田裕二主演にしては珍しく興業的には失敗だったとされているけれども、中国人の俳優陣も充実しており、どんでん返しと痛快事の連発でとても楽しめる。ポール・ニューマンとレッドフォードの「スティング」の面白みがわかる向きには、ぴったりじゃないかと思います。個人的には踊る大捜査線なんかよりよっぽど面白く感じました。

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ハリー・ポッターと炎のゴブレット

harrypotter1 ハリー・ポッターと炎のゴブレット

昨日、封切日に見に行ってきました。入りはまぁまぁ。満席ではありませんでした。

原作を読んだのが2年ほど前となれば、三大魔術学校の大会があったことと、ハリーの初恋があってその相手が中国人であったこと、ハーマイオニーが他校の代表とペアを組んだことくらいしかはっきりとは記憶に残っていなかった。そうはいいながらも、映画を観始めると段々と思い出してきて、マッドアイ・ムーディとか、ハグリッドの恋、数種のドラゴン、極寒の湖、迷路等々。

次回作のストーリーが強烈なだけに、今回は少し趣向を凝らした外伝風の色合いもあるものの、「あのシト」が全貌を初めて現すシーンもあり侮れない。

3時間近くの大作ですが、それでも原作から省略されたシーンが多く、ここまでうまくダイジェストできるもんだと感心しながら、中だるみもなく楽しめました。

21世紀に入って「大作」がやたらめったら大量生産され、しかもそのほとんどが丁寧に作られている。同じようなことは小説にも当てはまるけれども、このシアワセな環境にもかかわらず、見るほうとしては「楽しむ」あるいは「待ちわびる」というよりも、「こなす」あるいは「捌く」といった感覚に陥ってしまう。大量生産と対をなす大量消費。せめてエイガを見ている時間だけでも十分に楽しんでおきたいものです。そういった意味では、この映画は少なくとも観ている時間においては現実を忘れさせてくれます。

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2005.11.26

パッチギ

b0009g3f16 パッチギ 井筒和幸監督 2004

 1968年、京都。普通の高校2年生の男の子と朝鮮高級学校に通うフルート好きの女学生によるボーイ・ミーツ・ガールを縦糸に、普通の高校の空手部主将一派と番を張っている彼女の兄貴一派の喧嘩三昧を横糸として、民族問題と平和、音楽という模様を織り上げていく。

 岸和田少年愚連隊でもそうやったけど、こんだけ凶器を使った喧嘩したら骨折ですまんぞ。死ぬで。確実に。

 でも、これだけ派手にやるから痛快なんやな。「定期預金の解約(メタファーです。何を指しているかは実際にご覧ください。ずいぶん、荒っぽい話です。)」に嫌悪感を感じたのは、歳をとった証拠か。

 ちなみに「パッチギ」とは頭突き。往年の故大木金太郎も頭突きが得意技やった。

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アナタは姉歯を笑えるか

t11 ちょっとした地震で倒壊してしまうような建物として設計、構造計算を行ったアネハ氏。その変わった苗字、一時代前の民家然としたような自宅兼事務所、そしてこれだけ範囲、生命・金額ともに多大な影響を与えながら飄然とカメラの前に現れる様子。あらゆる面で違和感を覚え、「いったいどうなっているんだ。」と感じてしまう。

一言で言えば、「ズレてる。」ということなんだろうが、そのズレ方が凄まじい。一方、得意先から「圧力」をかけられている(と彼が主張している)以上、自分に主体性が存在しなかった、あるいは、ある意味で自分も被害者である、と感じているのかもしれない。このままでは彼がスケープゴートにされそうだが、そうでもないような動きも見え始めてきた。実際、あれだけの鉄筋を抜けば構造強度に致命的な影響を与えることは、素人目にもすぐわかる。ということは、そんな現場しか知らない新人は別にして、受け止め方の深刻さの程度はともかく住民以外の関係者は全員がその事実を知っていたとしか思えない。

そんな「公然の秘密」の中で、関係者みなが日々淡々と業務をこなし、住民は嬉々として新築マンションに引っ越していったのだと思う。

歯の数を減らしてでも、歯車になることを受け入れたアネハ氏だが、彼の周りの歯車だって歯の数を合わせることによって、その回転を維持してきたわけなんだろう。アナタがアネハ氏の立場にあったとして、適切な歯の数を維持することによってシステムから取り替えられてしまう恐怖に抗することができただろうか。独立開業している建築士にして、このザマなのだから組織に完全に組み込まれたサラリーマンであればなおさらだろう。

実質的に計算チェックを行っていなかったイーホームズ。そら、仕事は速いだろう。検査員の大半が公務員OBだったということだが、公務員時代も同じような仕事ぶりだったんだろう。社会全体がマニュアル化する中で、「効率」を求めるため、「表マニュアル」と「(口伝のものも含めて)裏マニュアル」が生まれてしまう。いろいろと批判されることの多いマクドナルドだが、(一応)表マニュアルを守り続けている姿勢は、この際、すばらしいと言うべきなんだろう。

「衣食住」のうち、「食」は偽装事件などで安全神話は崩壊済み。「住」も材料面でのアスベストのみならず、今回の一連の事件で構造面でも不安が高まった。また、「衣」はともかく「医」も一向に見直されない密室医療と国民皆保険の崩壊の兆しで、安全を期待する方がむしろ不見識なようにみられるほどの状態。

高度にシステム化された社会においては、個人的な努力だけでは健康で人間的な生活を望むべくもないのか。

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高学歴ノーリターン

433493370x 高学歴ノーリターン 中野雅至 光文社ペーパーバック ¥1,000

ベストセラーとなった「はめられた公務員」の著者、兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科助教授になる、「実は高学歴者は報われていない。」との意の書。

ここでいう高学歴者とは、端的に言えば「東大法学部出身者」であり、やや範囲を広げて「7帝大2商大+早慶」、さらに範囲を広げて「一流大(国公立、有名私立)」ってことらしい。「7帝大2商大+早慶」は、「東一早慶・京阪神」といった表現の箇所の方が多く、著者の頭の中での高学歴とは、この辺りのことを指しているように感じた。なお、厳密には高学歴というより高学校歴というべきだが、便宜上、高学歴と称しているとのこと。

・・・つまり、世の中の大半の人にとっては、あんまり関係ない世界の話なんですが、そういった人たちが報われない社会は、東大を頂点とする学歴社会の崩壊をきたし、「カネが全て」のモノ・カルチャー世界を生む、と警告されているわけです。

学歴社会は弊害も多いけれど、カネ以外の尺度(学歴、職業威信)をもたらしているし、「努力すれば(ある程度は)報われる。」という勤勉社会の形成に非常に大きな意義を持っていると主張されています。

ユニークな造語「EEM(イーム)」も登場します。もちろん、NEETの向こうを張っているんでしょうが、下記の全てに当てはまる人たちのことだそうです。

  • 一生懸命努力Effortして一流大学に入った人
  • 両親が一生懸命働いて教育投資Educational Investmentをしてくれた人
  • 所得的には中間層Middle以下

学歴社会が崩壊すると、努力を抜きにした「ギャンブル社会」が訪れ社会不安が増大し・・・、続きは本書で。

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ボジョレヌーボー

飲食店で飲んだことはこれまでにも多分あったんだと思うけれど、店頭でビンごと購入するのは初めてのような気がする。

2,000円を切るようなものだったし、そもそもワイン通でもないので味なんてわかるわけがない。「PASCAL SITA   Beaujolais Villages Nouveau」って書いてある。PASCAL SITAがブランド名なんだろう。フランス語はわからないけれど英語読みを推測すれば、ボージョレ村の初物って意味なのだろう。ラベルによればVillagesがつけられるのは、北部39村のみということらしい。

こういうのを初々しい味とか新鮮味がある、っていうんだろうか。こういったもんだということで納得するしかないんだろうけど、結局、「踊らされた。」というか「踊ってしまった。」自分を反省。ワインに罪はないんですけどね。やっぱり、バブル・リターンズなんだろうか。

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2005.11.24

功名が辻 (4)

416766318x 功名が辻 (4) 司馬遼太郎 文春文庫 ¥570

全4巻、読了しました。

 関が原では槍の手柄は無かったものの、家康の見立てで土佐24万石の大大名となった伊右衛門。土佐平定にあっては、人情家から冷徹な武断派への転換も余儀なくされたものの、結果として紛争を根絶した伊右衛門。信長、秀吉、家康、あるいは信玄、謙信、正宗、元就といった英雄とはまた違う偉人とその賢夫人の物語でした。

 山岡荘八以上に著作の多い司馬さんにあっては、少々の数の作品を読んだところで、「司馬遼太郎を読んだ。」という気にならないところが辛いもの。コイズミさんは全巻読破したということらしく、それが一つの歴史観、政治観、人物観における自信の源泉になっている様子。

 記憶を頼りに読んでみたものを拾ってみると、独身の社会人時代に「新選組血風録(全1巻)」、「竜馬がゆく(全8巻)」、結婚してから「坂の上の雲(全8巻)」、「空海の風景(全2巻)」そしてこの「功名が辻(全4巻)」(ちなみにこの”辻”という字、作品では”しんにょう”に「、」がふたつ付く異体字の”辻”になっていた。)。全て文庫本とはいうものの、23冊も読んでいるのに司馬さんの作品のひと山を越えたという気にすらならない。次は何を読もうか。「国盗物語」か「菜の花の沖」か、はたまた「燃えよ剣」か。”街道”と”このくに”は、もう少し齢を重ねてからの楽しみにとっておこう。

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2005.11.23

ザ・コクピット 1

ザ・コクピット 1 松本零士 小学館文庫 ¥610

また、買ってしまった。次々と買ってしまいそうな・・・。

4091922511

  1. アフリカの鉄十字
  2. 成層圏になくセミ
  3. 幽霊軍団
  4. パイロットハンター
  5. 鉄の墓標
  6. 独立重機関銃隊
  7. 成層圏戦闘機
  8. グリーン・スナイパー
  9. スタンレーの魔女
  10. メコンの落日

 「戦場まんがシリーズ」では、「鉄の墓標」が最もお気に入りだった。単行本では確か2巻目(3巻目?スタンレー → 墓標 → オーロラの牙 → アルカディア → 衝撃降下 → 悪魔伝・・・の順だったかと。)のタイトルにもなっていたような。タイトル絵では、「成層圏戦闘機」の新撰組模様が尾部に描かれた鐘馗が気に入っていた。高校時代、授業中、机にこの鐘馗の落書きをしていたような記憶がある。

 ある評論家が、「松本零士は、戦争をロマンとしてしか描いていない。」といったようなことを批判的な論調で薄っぺらく書いている記事を読んだことがあるが、見当違いも甚だしいと感じた。時系列は全く逆だが、その批判に対する回答が、この1巻のあとがきたるエッセイに見つかった。

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2005.11.20

ザ・コクピット 2

ザ・コクピット 2  松本零士 小学館文庫 ¥610

 全作品、とても懐かしい。

  1. 零距離射撃88
  2. 音速雷撃隊
  3. 鉄の竜騎兵
  4. 戦場交響曲
  5. ゼロ
  6. ラインの虎
  7. ベルリンの黒騎士
  8. 晴天365日
  9. 妖機 黒衣の未亡人
  10. 大艇再び還らず
  11. 爆裂弾道交差点

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功名が辻 (3)

4167663171 功名が辻 (3) 司馬遼太郎 文春文庫 ¥570

太閤秀吉が亡くなった。

 家康につくべきか、三成につくべきか。必ずしも三成につくことが、秀吉への忠勤になるわけでもないところが悩ましい。ここでも千代がもっとも「男らしく」そして「人のココロ」を見透かしていた。

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北の零年

b000929wjo 北の零年

明治初期、徳島藩との抗争に破れ中央政府の命により北海道へ渡った淡路島出身の武士達とその一族、郎党、家族の過酷な物語。

渡辺兼(訂正。「兼」じゃなくて「謙」ですよね。なんか違和感を感じていたのですが、さっき「TRY」のクレジット見てて気がつきました。スミマセン。)、香川照之が、それぞれ意味合いは違うものの「いやなヤツ」役で好演。生活基盤の崩壊を伴う社会制度の変革は、人々を物理的、経済的なものはもちろん、尊厳を含めた精神的なものを根底からひっくり返す。

そんな3つの「ひっくり返し」に関して言えば、職業軍人にとっての第2次世界大戦での敗戦、武士にとっての明治維新は、「生存と尊厳をかけたアイデンティティの模索」そのものであったのだろう。

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2005.11.17

拒否できない日本

4166603760 拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる 関岡英之 文春新書 ¥735

 今月号の文藝春秋で著者の関岡氏が寄稿していた。いわゆるナショナリストの間では、話題の書だそうです。

 多少の大げささはあるのでしょうが、この本を「陰謀本」と片付けるのは、いささか楽観的というか、現実を見つめていないとのそしりを受けるものかもしれません。

 なぜなら、「年次改革要望書」は紛れも無く米国政府の公式文書であり、結果を見る限りこの要望書(要望書ではなく、服従を求める書なんでしょうが。)のとおりに数年後の日本(そして日本人の思考回路、行動様式)は改造されてきているわけでしょう。

 「売国奴」の汚名を被ってでも金儲けをしたい輩は、この要望書(毎年10月に出るそうなので、今年度分はもう出ているんだろうか。)を隅々まで熟読して、英語が堪能でない向きはついでにTOEICの勉強でもしておけば、2,3年後はきっとお金持ちになっていることでしょう。

 そして、こういった行動こそが「米国的」なわけなんでしょう。「神聖ローマ帝国」ですら、内部から崩壊、滅亡したわけで、米国が凋落する萌芽は、絶頂期に見える今にこそ、はっきりと芽生えているのでありましょう。

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2005.11.15

ALWAYS 3丁目の夕日

always31 ALWAYS 3丁目の夕日

昭和33年。日本中みんなが元気だったあのころ(生まれてないけど)。夢と希望に溢れていたあのころ。

昭和38年生まれの私が観ても、ものすごく懐かしく感じた。興行収入1位とかに関係なく涙腺ゆるみます。また、いい人ばっか出てくるんやなぁ、これが。

劇中、堤真一演じる「鈴木オート」に、町内初の白黒テレビがお目見えするシーンでは、何十人もが街頭テレビさながらにスイッチが入るのを待ち受けるところが映し出される。子供の頃、アポロ11号の月着陸シーンを衛星放送ならぬ衛星中継で見るためにカラーテレビを買った我が家に近所の人が10人くらい集まったのを思い出した。1969年、昭和44年だった。カラーテレビ買ったけど、アポロの衛星中継は白黒でした。ウルトラセブンがカラーで見れたからそれでよいのです。映画を観ながら思い出したのは、昔のテレビはスイッチをつけて暫くしないと映像が出てこなかったってこと。真空管がたくさん使われていたからだろうか。

この映画のサイト、「三丁目探索」、DLに少し時間がかかりますがとっても凝ってます。サイトから流れる音楽を聴いているだけで泣けてくる、それぐらいいいです。

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やるな エプソン

b00008lpw4 長女の手荒な仕打ち(だと思うのですが。)により、まともに色が出なくなったわが家の働き者プリンタ「エプソンCC-600PX」。

3週間ほど前にケーズデンキに修理に持ち込んだのですが、昨日引き取ってきました。2,3年前に3万円ほどで買ったプリンタ、スキャナ、コピーの複合機ですが、修理代¥5,800。でも、新品のインクを4色つけてくれて、テストプリントとともに非常に丁寧に梱包してあった。

「いっそのこと、買い換えてしまおうか。」なんて一瞬でも思ったことが恥ずかしくなるくらいの丁寧な対応だった。

教訓:モノは大切にしましょう。

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ほぼ日手帳 届いた

img_nnavy1 土曜日、ほぼ日手帳のナイロン・ネイビーが届きました。

今年のとほんの少しデザインが変わっており、違和感を感じる。これも3日も使えば慣れるんだろう。今年もあとわずかってことか。

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プライベートライアン

b000b84msw プライベートライアン ¥1,575

ローソンで¥1,500(税抜)だったんで思わず手にとってしまった。ロードショーの入場料より安いなんて。封切がついこないだだったような気がする。

改めて、スピルバーグの完璧主義には脱帽。マーダー3M、火炎瓶で燃やされてもったいない。

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巨星、堕つ。

dr_20051 先日、P.F.ドラッカー氏がお亡くなりになりました。95歳。大往生でしょう。

ユダヤ人移民としてナチスから逃れるように米国へ。米国のみならず英国でも時の政府が、氏の持論を基本政策へ持ち込んだことがあるという。そして日本では、まさに別格のグルとしての影響力。

経営学者として語られることが多かったようだが、わたしは「預言者」であったと思う。

この方の本だけは、絶対にハズレがないと確信している。

ご冥福をお祈りします。

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2005.11.11

バキ No.29

4253209793 バキ No.29 板垣恵介 ¥410 秋田書店

こういう本ってローソンで売ってるんや。カウンターに積んであったものを思わず、「これもちょうだい。」って言ってしまった。

Jr.3連敗。ズタボロ。バキも勇次郎も1コマさえ出てこなかった。

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2005.11.08

ソビエト侵攻

b000a0h4eu ソビエト侵攻

「バルバロッサ作戦」を題材にしていますが、およそ史実とは無関係なところで話が進んでいきます。

ロシア映画のようですが、赤軍将校とうら若きアメリカ人旅行者の逃亡劇。しかも、行きがかり上とはいえ、主人公のロシア将校がナチス親衛隊の軍服を着ているという倒錯ぶり。

でも、セリフは英語。アメリカ向けに売り込みを狙ったロシア版パールハーバーとも言えなくも無い。思いがけない展開もあるので、退屈はしませんが250円以上払う値打ちがあるかどうかは大いに疑問。

「半島を出よ」で北朝鮮軍兵士が乗って来た複葉のアントノフ(主人公のロシア人将校もアントノフ)がラストシーンに出てきた。

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ダ・ヴィンチ・コード (上)

4047914746 ダ・ヴィンチ・コード (上) ダン・ブラウン 角川書店 ¥1,890

ようやく読みました。

  • フィボナッチ数列
  • チューリッヒ保管銀行
  • キー・ストーン
  • クリプテックス
  • 聖杯
  • シオン修道会
  • スマート・カー
  • 死海文書
  • コプト語文書
  • コンスタンティヌス帝
  • フレスコ画
  • オプス・デイ

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2005.11.06

一問一答 新・会社法

478571249x 一問一答 新・会社法 相沢哲 商事法務 ¥2,940

 法案の立案事務に携わった人たち(編著者は法務大臣官房参事官)によるQ&A形式の読みやすい一冊。会社法の解説書の中から「どれか一冊に絞れ。」とあれば、この一冊になるのでしょう。

 最近、現行法と新法の新旧対照表と用語定義一覧の小事典が一体となった、辞書代わりの書籍(新・会社法 旧新対照条文)も出されています。

 それにしても来年5月施行は確実なんでしょうか。法務省令の影も見えないし。4785712546

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捕虜大隊 Battle 5

b000a1eejc 捕虜大隊 Battle 5 シュトラフバット 

第11,12話、最終巻です。

懲罰大隊が懲罰旅団に格上げ。保安大隊のカシチェンコ中佐は、欲に目がくらんだマヌケな死に様を晒したけれど、神父様にはマリアが見えた。最後は悲惨な渡河作戦。主要な役どころの人たちは生き延びたものの、この部隊では累計でどれほどの戦死者が出たんだろう。

大戦中の懲罰大隊の数、1,049部隊。

TSUTAYAではあまり借り手がいないように見受けられたけれど、韓流のTVシリーズをまとめて借りるくらいなら、こっちを借りろよ。損しないから(人によるけど)。

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歌姫 逝く

hminako51 歌手の本田美奈子さんが今朝の未明、急性骨髄性白血病で逝去されたらしい。

格別ファンというわけでもなかったけれど、新人賞を総なめにしたことがとても印象に残っている。張りのあるソプラノと確かな歌唱力で、新人ながら堂々としていた。

「ミス・サイゴン」の主役になったということは、歌唱力が評価されたってことだったんでしょう。

この方、O型の獅子座。私とどっちも同じなんで、ほんの少しばかりヒトゴトとは思えず、UPしました。出現率2.5%だし。

美人薄命。才能、努力の有無に拘わらず、運命は訪れるということでしょうか。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

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Rainbow 11

4091532918 RAINBOW 11 二舎六房の七人 安部譲二 柿崎正澄 ¥530

昭和33年、災害救助に向かった陸上自衛隊勤務のヘイタイが、逃げ出した臆病な部下を庇って・・・。

これまであまり表立って取り上げられなかったヘイタイが、丸々一冊かけて「主役」です。ほかの6人に負けず劣らず、凄まじい気合と根性を見せつけてくれます。

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捕虜大隊 Battle 4

b000a1eej2 捕虜大隊 Battle 4 シュトラフバット

第8話と第9話。

戦車部隊に攻め入られ、300人がわずか19人に。おまけに監督不行届でワシリーは保安部隊送り。

  • スツーカが2機出てきましたが、こちらはCG?
  • 4号戦車、転輪部分をうまく隠しており、相変わらずどの戦車からの改造か見破れないようにしてあります。動いているのでよくわからないのですが、キャタピラから見るにやっぱりT55(54)?

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大和 オープンセット 2

yamato_mini7 尾道駅前から渡船で向島へ。(写真左) 5分ほど。 yamato_mini8

工場内敷地でのシャトルバス。(写真右)

yamato_mini2yamato_mini1 

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功名が辻 (2)

4167663163 功名が辻 (2) 司馬遼太郎 文春文庫 ¥570

 信長の死後、秀吉に振り回されるように、しかし、秀吉に目をかけられながら伊右衛門(後の山内一豊)と千代の運命が展開されてゆく。

  • 長浜城の城代として有頂天のなか、大地震で一粒種のよね姫を失う悲劇。
  • 手先が器用で生来センスのいい千代がハギレを今で言うパッチワーク風にしたてた着物を、秀吉、淀や天皇までが感心する。・・・千代紙とはこれが由来か、との記述も。
  • 後半は、人が変わったような秀吉に日本中が翻弄されていく。

NHKの大河ドラマでの一豊は上川隆也らしい。「大地の子」や「ひまわり」とか、よほどNHKに気に入られているらしい。NHK、大津では記者が連続放火で逮捕されてタイヘン。それより心配されるべきは、放火された被害者であるはずでしょうが。

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ギャラリーフェイク 1・2

4091830218 ギャラリーフェイク 1・2 細野不二彦 小学館文庫 各¥610

文庫版ではない単行本では32巻も出ているのですが、今回読んだのは文庫版です。アニメ化されているのでTVで見られた方も多いかもしれません。

一話ごとに古今東西の美術品がネタになっているのですが、第1巻はゴッホのひまわりほか、第2巻はレオナルド・ダ・ヴィンチのモナリザほかがテーマ。ストーリーの巧みさを楽しむことと美術品に関する知識を身に着けることができるという意味で一挙両得。

写真は、単行本版の第1巻。

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2005.11.03

捕虜大隊 Battle 3

b000a1eeis 捕虜大隊 シュトラフバット Battle 3

中隊長の戦死、市街戦。軍紀の乱れ。運命的な(ただし不幸な)再会。

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捕虜大隊 Battle 2

b000a1eeii 捕虜大隊 シュトラフバット Battle 2

2枚目のDVD。1枚目と違って2話しか入っていませんでした。2話計で約1時間半。

1枚目の3話分と異なり、戦闘はあるにはあるものの激しいものではなく、補充兵や病院、ドイツ兵捕虜のエピソード中心。緊張感はあるものの、全体に静かに進められたイメージでしょうか。

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男たちの大和 ロケセット

yamato_mini1yamato_mini3yamato_mini5 男たちの大和/YAMATO ロケセット

尾道の日立造船のドック内に設けられた12月公開の「男たちの大和/YAMATO」のロケセットを見に行ってきました。

JR西明石駅 →(新幹線)→ JR福山駅 →(在来線 4駅目)→ JR尾道駅 →(徒歩2分)→ 渡船乗り場 →(渡船 5分ほど 片道100円)→ 日立造船工場前 →(工場内シャトルバス 3分ほど 無料)→ 入館チケット売り場(500円) 「大和」と資料展示室をゆっくり見て回って1時間くらいでしょうか。

 実物で263mの大和の艦首から190m部分をセット化。砲塔は第3砲塔を除く2砲塔がありますが、砲身までついているのは第2砲塔のみ。艦橋は基部しかありません。煙突もなし。

 でも、25mm三連装機銃は間近で見れますし、12.7cm連装高角砲(海軍は高射砲じゃないんですね。高射砲は変換するけど高角砲は出てこなかった。)もはっきり見えます。

 オヤジ(オトコ)ばかりでなく、多くの老若男女が見に来ていました。団体さんのバスツアーも。      

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捕虜大隊 Battle 1

b000a1eei8 捕虜大隊 シュトラフバット Battle 1

ロシアのWW2ものTVシリーズ 約1時間で1話のものが3話分1枚のDVDに収められ全6枚。

政治犯、粗暴犯、詐欺師、などなど犯罪者で構成された懲罰大隊とその指揮官が主役。指揮官の元少佐は、命からがら捕虜収容所から抜け出したものの、スパイ容疑をかけられ犯罪者に。

1枚目をBattle1と呼んでいるようですが、地雷原を突破させられたり、ろくすっぽ食糧の配給を受けられなかったり、悪名高い保安部隊からはお約束どおり後ろから機関銃で打ち込まれてと、悲惨な幕開け。

ロシア版「バンド・オブ・ブラザーズ」とか言われているようですが、敢えて言うなら「スターリングラード」のTV版でしょうか。いや、むしろ「戦争と人間」に近いものを感じます。

T34(転輪の丸みのある膨らみを思えばT55?)を改造した、ちょっと太った4号が2両出てきました。

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2005.11.02

ココログ、唖然の大容量化

いきなりの大容量化。びっくりしました。

私のプランはプラスなんですが、ディスク使用量が26メガなので昨日までは使用率26%だったんですが、さっき見たらなんと0.53%だって。5ギガもいただけてありがたや。これって本格的な動画対応のための布石なんだろうか。

当面はとても使い切れん。

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フィリピン陥落

b0009rpcwu フィリピン陥落

スーザンサランドンが看護師役で出ていることだけがウリの「なんだかなぁ」的映画。日本兵の描き方は、アメリカ人から見た古典的なステレオタイプ。コメディとか異文化比較として見るなら楽しめますが、映画に真摯さを期待される向きには不快感を残すだけでしょう。

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