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2006.01.21

郵便局

4532351936 郵便局 日本経済新聞社編 ¥1,470

副題に「民営化の未来図を読む」とある、日経の特集記事をベースにした再編集版です。

 昨日、日本郵政株式会社の創立総会があったらしい。ライブドア事件の影で、重大なことが粛々と進められている。

 日経特有の針小棒大な煽るような書きぶりや、「見てきたような書きぶり」すなわち、「『大変なことになった。』XXはインターネットの○○という報告を見て思わずつぶやいた。」風なヤツ、は少々残るものの、一般の新聞記事よりは多少は淡々とした印象を受けた。関わった記者は22名いるようだが、そのうちの一人が全体をまとめたらしい。同じことが繰り返して出てくるケースもみられたけれど、全体としてのトーンは統一感を感じた。

 郵政公社でなく「郵便局」をタイトルに据えたとおり、”現場”に焦点があてられているシーンが目につく。事実をズラ~と並べてあるので説得力もあるし、ライブ感もある。しかし、この先に見えるものについては「オマケ」のような形でしかなく、取材だけで終わってしまった感は否めない。ただ一つよく伝わった点、それは大幅な「民業圧迫」が起こるということ。この本には載っていなかったけど、麻生太郎代議士が、「郵便局が新聞配達をやればいいんだ。」なんて言ったとか。現在の新聞配達業者を廃業に追い込んでも構わない、ってことだろうか。コンビニ兼業にしたって、既存のコンビニの商権を尊重しようなんて気は端からないんだろう。民業を圧迫するような改革ならやめてしまうべき。郵便局にコンビニを併設する(もっともこの本によると、コンビニに適した物件は殆ど無いらしい。)より、コンビニに郵便局を併設し24時間営業にすべきでしょう。

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コメント

悪者に仕立て上げられ選挙で葬り去られてしまいましたが、郵政民営化反対はこういうことを危惧していたんでしょうね。
これからどうなっていくのか、今となっては見守るしかありません。

投稿: Mizo | 2006.01.21 21:12

ごく個人的な見解です。

郵便事業:宅配事業を廃止し、信書のみに特化。

簡易保険事業:段階的に廃止。上限1,000万円ならセーフティネット政策の充実で代替可。

郵便貯金事業:国債消化問題とバランスを取りながら段階的に預け入れ限度額を引き下げ。かつ、金融庁の監督下に。当然、預金保険機構への保険料も負担。

投稿: 凡太郎 | 2006.01.21 21:38

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