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2006.01.08

兵庫県立美術館 アムステルダム国立美術館展

p1_p011 神戸市立博物館を後に、途中、センター街のジュンク堂でハードカバーの小説を2冊買った後、兵庫県立美術館へ。阪神電車で三宮から普通で2駅の岩屋へ。こんなとき「スルっとKANSAI」は便利。なお、少々おかしな話ですが、阪神の岩屋駅で前売券¥1,200(当日券¥1,400)が売ってます。改札で駅員さんに尋ねてみてください。

アムステルダム国立美術館展(オランダ絵画の黄金時代)が会期あとわずかのため。

1月15日までのためか、どえらい人出。場所によっては満員電車なみ。

17世紀の作品ばかりですが、目玉はレンブラントの「青年期の自画像(写真)」とフェルメールの「恋文」のようです。前者は入ってすぐ、後者は最後に登場です。ちょっとした産業のようなスタイルで弟子を多く抱え作品数も多く(したがって贋作も多いといわれる。)レンブラントと、30作程度しか残さなかったといわれる印象的な”青”のフェルメール。いかにも対照的ですが、この時期のオランダ絵画がどうしてかくも日本人に好まれるのか?自分なりに考えながら眺めてみることにしました。

  • 静物にせよ人物にせよ室内を対象にした絵は「陰影」がとてもはっきりしている。谷崎潤一郎の「陰影礼賛」ではないけれど、日本人はこういったものを好む傾向があるような気がする。
  • 風景画は穏やかな色合いの一方で、とても繊細で丁寧な描き込みのものが多い。

 総数90点以上、しかもその全てがじっくり見るに耐える丁寧な描きぶりで、しかも味がある。(えらそうに言える立場ではありませんが、素人目にもスゴイということがよくわかります。)

 もっとも、こういった時期のオランダ絵画に魅力を感じるようになったのも、昨年秋に行ったロンドンのナショナル・ギャラリーで圧倒的な作品を国別、時代別に見比べる機会があったゆえ。何事も知らずに済ませてしまうとは、実にもったいないことだと感じています。

 なお、作品を見終えるとお決まりのグッズ販売が繰り広げられますが、ここの図録、293ページもあって、全作品につき左側にスペック、解説、右側いっぱいに作品の写真。すごいボリュームですが¥2,000ポッキリ。終演が近いこともあってのディスカウントとは思いませんが、めちゃめちゃお買徳。上のサイトからも購入できるようです。少なくとも¥5,000くらいの値打はあるのでは。

 期せずして2つの美術展を数時間でハシゴしたわけですが、後者の方が圧倒的な迫力がありました。何と言っても、前者は権力者を描いたものが多いわけで、荘厳な代わりに生き生きしたものを感じることはあまりできませんでした。そして入館者の多寡が全てを物語っているように感じた次第です。

 こんな立派なものを”ふらっ”と見に行ける機会がある環境というのもありがたいもんです。が、イギリスじゃ、もっとスケールの大きな美術館、博物館全て無料だった(ただし、¥600~¥1,000くらいの寄付が求められますが。)。

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コメント

「最寄り駅は王子公園でしょう」と突っ込むつもりが.....いつの間にか移転していたんですね。
跡地は何になったのでしょう?

投稿: Mizo | 2006.01.09 14:27

前の県立近代美術館ですが、「原田の森ギャラリー」って名前が変わっているようです。外観を含め建物には殆ど手が加えられているわけではないようですが、県民の様々な芸術活動の展示等の拠点になっているみたいです。ってネットで見ただけで行ったわけじゃないんですが。

投稿: 凡太郎 | 2006.01.09 17:09

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