« 郵便局 | トップページ | 風邪でへろへろ »

2006.01.21

日本人の常識試験

今、「日本のこれから」というNHK総合のTV番組を見ながら打ってます。今夜のテーマは「増税」。増税の是非と使い道からスタート。

最近読んだ「郵便局」という本の中で、定額貯金の実質的な後継商品としての「個人向け国債」の売れ行き好調とかいうことが書いてあったけど、TVでは国債の暴落(=金利上昇)シナリオが寸劇で展開されています。・・・その後、感情的な発言を繰り返す連中が出てきて非常に白ける。個人的な事情を羅列、政府の責任に転嫁し、財政危機に対する危機感がまるで感じられない。末期的な財政危機を、応急処置も含めてみんなでどうやって解決すべきか、という流れに議論が進んでいかない。三宅アナウンサー、舵取りが難しそう。

って中で今日、明日、1月の風物詩としてすっかり定着した感のあるセンター試験が実施されています。今回からICプレーヤーを使った英語(他の外国語も?)のリスニング試験も実施され、予想通りのトラブルもあったようで。

今日は、社会、国語、外国語だったようですが、試しに公民(「現代社会」、「倫理」、「政治経済」の3科目。このうち一つを選択。)の試験問題を見てみました。結構、難しい・・・。侮れませんぞ。CSRとかISO14000とかも出てるし。

この問題をみているうちに、日本人の一般的な社会生活に密着しているという意味では、このセンター試験の「公民3科目」と「英語」を「日本人の常識試験」として、7,8割を取ることを国民の義務とする、なんてことにすれば国民みんなが日本の行く末を真剣に考える端緒になるんじゃないかと思ったりしました。若かりし頃に共通一次やセンター試験で結構な点数を取れた人も、明日の朝刊を見ながらトライすれば悲惨な点数に愕然とするかも。わかったようなつもりでも、案外、世の中のことわかっていないオトナが多いんじゃないでしょうか。もちろん、私もそんなオトナの最右翼です。

|

« 郵便局 | トップページ | 風邪でへろへろ »

映画・テレビ」カテゴリの記事

学問・資格」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

もっとも手の付けやすそうな現代社会に取り組みましたが、予想以上に得点できました。
おそらく最近取り組んでいた資格試験の一般教養問題対策が功を奏したような気がします。
新聞とか社会の動きに関心を持っていれば、「現代社会」は社会人でもなんとかなりそうです。
強度偽装問題が大ニュースとしてありましたから、来年は技術者倫理が取り上げられないですかねぇ。

投稿: Mizo | 2006.01.22 10:58

Mizoさん、こんばんは。

Mizoさんのコメントを拝見して、慌てて「現代社会」だけですが全問といてみました。

解答とか配点はセンター発表によるものなのか、大手予備校の推定なのかはわかりませんが、神戸新聞(地元のコロンビア予備校の解説でした。)の朝刊によると、ちょうど80点でした。なんか微妙な点数。あてずっぽうで正解だったのもあるし。辛口に見れば社会人なら満点近い点数であるべきとも考えられる一方、まぁまぁの常識人だったとホッとしてもいいかもしれないし。・・・いずれにせよ、子供や職場の若いもんに知ったような顔をしても構わない状態じゃないってことはよくわかりました。

投稿: 凡太郎 | 2006.01.22 21:10

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 日本人の常識試験:

» 消費税 [ADV55]
噂によると日本は借金のかたまりらしい。国民一人当たり幾らの借金なのか知らないがとても大きい金額らしい。一体いつどこの国からそんなに大きな金を借りたのであろうか。アメリカ?ドイツ或いはロシアか?どうもそうでもないらしい。 ... [続きを読む]

受信: 2006.01.22 07:43

« 郵便局 | トップページ | 風邪でへろへろ »