« キャリア転機の戦略論 | トップページ | 映画 クレヨンしんちゃん 伝説をよぶ 踊れ!アミーゴ! »

2006.04.23

ジュンク堂 明石店にて

ジュンク堂 明石店にて

 ダイエーの閉店に伴い、テナントとして入っていたジュンク堂明石店も一時、撤収していたが、先月15日に再オープンした。建物、フロアも変わった。昨日は、再開後初めて。

 B1F,1F,2Fの3フロアを確保したものの、少々無理したようで他のジュンク堂のようなスタイリッシュな印象ではなかった。ここまで漕ぎつけただけでも大したもんなんだろうか。この再開と関係があるかどうかは知らないが、アスピア明石内の書店が撤退した。ここは、西明石駅にも出店している。

 来店の目的は、

  • 福井晴敏の新刊「op ローズダスト」の購入。
  • 店舗の視察。
  • B6ノートの購入。

 福井晴敏の長編をハードカバーで購入するのは初めて。唯一購入履歴のあるハードカバーの「6ステイン」は短編集だった。棚を探すのに少し手間取った。B6ノートは、最近読んだ「現場主義の知的生産法」に刺激されたもの。ちょっとしゃれたのを購入。3色ボールペンもいろいろ試したけど、結局はSARASAに。この滑らかさは捨てがたい。職場でもちょっとした機会にこのペンを貸した人は、一様に驚く。

(この書店で感じたこと2点)

  1. 「op ローズダスト」を探してうろうろしていた際のこと。端末を叩けば棚を探すこともできたんだけど、すぐ見つけられるだろう、とタカを括っていたこともあり、店内をうろつきたかったこともあって端末にはたよらずじまい。そんな折、偶然、戦記の棚に出た。MGやAMで発刊を告知していた「ヴィットマン」の上下巻や「秋水」などももちろんあったけど、「狙撃兵」の本が目に留まって立ち読み。近代戦(ここでは帝国主義の時代からスタート)を数期間に分けて、ふんだんな写真とともに説明していた。WWⅡでは、「スターリングラード」よろしくソ連のスナイパーが有名なので、ソ連>ドイツ>アメリカ>日本、って印象があったが、どっこい日本兵の狙撃兵の捨て身の空恐ろしさは、松本零士の「グリーンスナイパー」以上の恐怖感をもたらしていたらしい。このところ、流行の本ばかり追いかけていたことに、ふと気づく。自分の居場所はここ(戦記ものの書棚)ではないのか、と感じた一瞬だった。流行本の「東京タワー」も立ち読みはしたが購入しなかった。書店員が一番売りたい本だし、リリー・フランキーは同い年だし気にはなるんだけど。一方、結局、今回の来店の目的とは反れるため、「狙撃兵」の本も購入はしなかったが、いい気づきをもらった気がした。
  2. ここ数年感じていたことだが、ジュンク堂、レジでの応対には何の不満もないんだが、書棚での定員の態度にはクビを傾げることが多い。これは、どこの店でも同様に感じる。「複数の店員でおしゃべりしている。仕事の話題だろうが、声を潜めているといった風情はまるでない。」、「客が通ろうとしても通路を譲ろうとしない。その気配もない。」、「店内を走る。」、要は、客の視線をまるで感じていないように思える。書店に百貨店のような心地よさを期待することは無いものねだりにしても、ここでも現場の失敗を見た気がした。経営陣は、店内に喫茶コーナーを作ったり、「すわり読み」歓迎のイスを用意したりしているけれど、これは明らかにホスピタリティ指向であろうと思う。が、一方で、客の視線を意識しない店員が書棚周辺に大勢いることで、ホスピタリティは決定的に低下している。職場のあるビルの下の「紀伊国屋書店」では、語学教材等の販売員の勧誘はウザイ(これ、若者言葉だと思っていたけど、一方言に由来するらしい。)けど、店員の振る舞いで不快感を感じたことは一度も無い。書店では大型店舗の拡大競争が激化している。品揃えも重要な要素だけど、本好きなヒトほどこういったホスピタリティが気になるんじゃないだろうか。「ジュンク堂」と「紀伊国屋」を比較した場合、店員の服装にも大きな違いがある。前者はエプロンがけ、後者はオフィススタイル。前者が機能性重視、後者が接客イメージ重視ってことだろうか。どちらが優れているってわけではないけど、書店とはなにか、という捉え方に大きな違いが見て取れる。そして、明石では地下の文具店「サルサ」でも、ノートを色々見てた際、店員が結構乱暴に商品を整理していた。まるでワタシがいないも同然にして、バサバサやってた。ちょっと腹も立ったんで、検討対象に手に取ったノートをイヤミな風に棚に戻したりしてやった。どうでもいいような小額購入客だったんだろうけど、こういったとこからクチコミが流れたり(ま、こうしてネット上で流してるわけで。)、大げさに言えばロングテールを失っていくんだろう。置いてある商品は魅力的だったけど、ついで買い以外ではあんまり行きたくなる雰囲気じゃなかった。なんでもかんでもマクドナルドのスマイルサービスを期待するのもおかしな話だけど、愛想が無さ過ぎるってのもイヤなもんです。

|

« キャリア転機の戦略論 | トップページ | 映画 クレヨンしんちゃん 伝説をよぶ 踊れ!アミーゴ! »

「旅行・地域」カテゴリの記事

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

ジュンク堂も大きくなって、なかなか現場の末端まで目が届かなくなってしまったのですかねぇ・・・ 池袋店では店員同士のおしゃべりは目にしたことがありません。
お客さんの店に対する印象はこういう些細なことで決まってしまうことが多いので、ジュンク堂さんにはもっとがんばってもらいたいものです。
大書店の魅力は、本来の探し物の過程で、掘り出し物、新発見があることですね。当然のごとく、費用も増えていきますが・・・・

投稿: Mizo | 2006.04.23 07:44

書店としての方向性をはっきりと打ち出した結果だと思います。店員に対して、一般的な接客のグレードを上げるよりも、品揃えとそれに対応できる専門的な商品知識の向上を求めているためだと思います。スーツでなくエプロン姿での接客を義務付けているのも、その現れではないでしょうか。図書館よりも図書館らしい書店を目指す、ということらしいですから。

投稿: 凡太郎 | 2006.04.23 19:55

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/60334/9717353

この記事へのトラックバック一覧です: ジュンク堂 明石店にて:

« キャリア転機の戦略論 | トップページ | 映画 クレヨンしんちゃん 伝説をよぶ 踊れ!アミーゴ! »