« グーグル完全活用本 | トップページ | DVD ウルトラセブン 8 »

2006.04.18

現場主義の知的生産法

448005940709_ou09_pe0_scmzzzzzzz_1_1 現場主義の知的生産法 関満博 ちくま新書 ¥735

「ウェブ進化論」の後ろに書かれていたシリーズ紹介の中から、気になったものを書店でピックアップ。フィールドワークの鬼のような一橋大学教授である著者が、オッサンの熱情で現場視察(モンゴルでの博覧強記がここでのネタ。)をグイグイ推し進めるライブ感が伝わってくる。「モノがちがうぜ。」と言わんばかりのパワフルさである。なお、ここでの「現場」とは「生産現場」、「営業の現場」でもあるが、趣旨は「(書斎たる)研究室」に対比された概念です。

(ページに折り目を入れた箇所)

  • 「この道で生きる」ことを意思決定した文系出身の著者が、なんとしてでも機械のことが知りたくなり、頼っていった先輩の言葉。「工業高校の機械と電気の教科書、3年分、6冊を買い求め、勉強しろ」・・・「君は図面までは描かないのだろう。大学の機械科のテキストである『機械製作法』ないし『機械工作法』というタイトルの本で勉強しなさい」・・・要は、文科系出身か理科系出身かといった問題ではなく、やる気にかかっているのである。
  • 紆余曲折の整理法(この中には10年を費やした3万枚の読書カード、1万枚の資料カードの作成過程を含む。)を経て辿りついたB6ノート。

 この本の著者が、10年ほど前に出張先で買った「フルセット型産業構造を超えて」の著者であることは途中まで気がつかなかった。実証に基づいた東アジアにおける雁行型の産業展開の提唱は、迫力があった。

|

« グーグル完全活用本 | トップページ | DVD ウルトラセブン 8 »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

「経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

「文科系出身か理科系出身かといった問題ではなく、やる気にかかっている・・・」
耳に痛い言葉であります。
遅まきながら大学の教科書を復習することがあります。職場で必要性を痛感してはじめてやる気になったという状況です。
一方専門外では「金融工学」に関心を持ちいろいろ本を読んだ時期がありました。しかし平易な入門書にとどまり、教科書にまでは至らずじまいでした。
デスクワークだけでなく、現場においてもいろいろ知的生産を試みることは大切だと思います。現場で駄目であれば、その先で回復を試みようとしても限界あり、という状況を現在進行形で経験しています。事務所から適切なフィードバックを現場に返し、現場は現場でよりよい方法を考えてもらうという循環は大切ですね。

投稿: Mizo | 2006.04.21 07:03

 ワタシも日々の業務の生産性の低さに情けない想いを繰り返し抱きながら、そしてイライラしつつ20年近くを過ごしてきました。それでも20代は、アイデアもそれなりに湧いてきて、また、実行にもすぐに移せたのですが、最近では「賽の河原」の石積みよろしく、成長が無いんですよね。

投稿: 凡太郎 | 2006.04.22 23:48

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/60334/9644292

この記事へのトラックバック一覧です: 現場主義の知的生産法:

« グーグル完全活用本 | トップページ | DVD ウルトラセブン 8 »