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2006.04.05

ローマ人の物語 13

410118163209_ou09_pe0_scmzzzzzzz_1 ローマ人の物語 13 塩野七生 新潮文庫 ¥460

ユリウス・カエサル ルビコン以後(下)

 この巻の早々にカエサルは暗殺されることとなる。異郷で強制的に終身の兵役に就かされた同胞を救うべくパルティア遠征に向かう準備を整えていたカエサルを暗殺した14人。必ずしも私利私欲にのみ駆られた連中ばかりではなかったのだろうが、その根底には保身があったとしか思えない。カエサルは「寛容」の精神の下、彼らを責めるようなことは全くしなかったであろうに、恨みは何ゆえに買うことになるかわからない。

 策士ゆえに策に溺れたキケロ、クレオパトラ。自らの器、分を超えてしまったアントニウス。そして、カエサルの全ては受け継がなかったものの、ローマの皇帝に就くには十分な要素を身に着けていたオクタヴィアヌス。カエサルは死しても、皇帝の誕生まで生き続けたということなのでしょう。

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コメント

結構ローマ帝国にはまってられますね。
私も昔はよくそのあたりも読んだのですが、近年はどちらかというと現代寄りです。
でもきっとローマ帝国はヨーロッパに大きな影響を残していて、ヨーロッパの理解にはローマ帝国の理解は欠かせないものだと思います。

投稿: Mizo | 2006.04.05 18:33

Mizoさんにとっての「ドラゴン桜」と一緒で、読み始めた以上、途中で降りられない状況です。実際、書店で自然に手が伸びるほどに面白いのです。イベントが目白押しですし、われわれ日本人が唯一絶対と位置づけている民主主義が、環境の変化によってはいくつかの選択肢の一つでしかないことを如実に示してくれるといった意味でも新鮮です。もちろん戦史としての興味もあるのですが。

投稿: 凡太郎 | 2006.04.06 00:10

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