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2006.05.28

史記 3

308527551 史記 3 司馬遷/横山光輝  ¥660  小学館文庫

 今月号の文藝春秋で、企業のトップなど読書家で知られる名だたる著名人が、趣向の異なる2冊を推薦するといった企画記事がありました。これまでも度々似たような特集が組まれていたのですが、その中で必ず複数の回答者が挙げるのが、「史記」、「論語」それに「言志四録」。どれも、名前は知っているけれど読んだことは無いものばかり。「言志四録」だけは文庫版の1巻目を買ってパラパラと眺めてみたものの、積読状態。

 ホリエモンが拘置所内で「沈まぬ太陽」を読んで御巣鷹山に慰霊のために向かったことがマスコミで取り上げられていましたが、彼は同様に「史記」も読んでいたとか。きっと、彼が読んだのは岩波版か徳間文庫版ではないかと思いますが、ここは手っ取り早くマンガへ。

 こういった重みのある本をコミックで読むということには少々の抵抗があったわけですが、人によると手塚治虫よりも評価されるべきだと語られることもある横山光輝が後半生を日本、中国の歴史物に捧げた意義を考えるに、それだけをもってしても手に取るべき意味はあると考えた次第です。少し大げさですが。

 小学生の頃、「バビルⅡ世」にココロ躍らせ、ロデム、ロプロス、ポセイドンに憧れ、バビルの塔の内部想像図なんかを1時間以上かけて描いたことを思い出し、最近の新聞記事でも神戸に縁がある同氏の功績を改めて見直そうとの動きが載っていたこともアタマをよぎりました。

 TSUTAYAで巻が揃っていなかったので全11巻の3巻目からスタートですが、期待に違わぬ重厚な読後感。読み終えるのもそこそこに、近所のフルイチに向かいました。結果、1,4,10,11巻を入手。1巻の巻頭、司馬遷の生涯をダイジェストで紹介。いかに過酷な環境と屈辱的な思いの中、史記を書き上げたかが披瀝されています。

 「沈まぬ太陽」も、数年前に「御巣鷹山編」読了後に中断中。「会長室編」へはいつ手が届くのか。(って、自問自答してどうする。)

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コメント

本当だ。Wikipediaで「兵庫県神戸市須磨区出身」とありますね。(・・・となにを今さら)
横山光輝の歴史長編は本屋で今でもよく見かけます。人気があるんですね。(歴史の学習書という側面を有しているのかも)
私がよく観たアニメはバビル2世と魔法使いサリー。鉄人28号はあまりみなかったです。

対比されている手塚治虫が、今なお世界に影響を与えていると言える釈迦を描いた長編「ブッダ」、これに挑戦しようとしたことがありますが、第一巻であっさり断念(^^ゞ

投稿: Mizo | 2006.05.28 08:12

歴史への興味、関心は加齢とともに高まっていくケースが多いのではないでしょうか。「愚者は経験にのみ学び、賢者は歴史に学ぶ」と言います。

横山光輝の歴史モノ、殊に「三国志」はワタシの周りでも何人か読んだことがあるって方がおられます。30代から50代の方々ですが、30代の方は少し渋めの趣味の方ですので、やはり人生経験を積んだ方ほど魅かれるものがあるのではないでしょうか。私自身は小学生の頃に吉川英治版の「三国志」をよんだもので改めてコミックで読む予定はありませんが。もっとも、日本で広く知られている「三国志」は、「三国志演義」ベースらしいので主客の立ち位置が随分ちがうみたいです。コミックでは、「項羽と劉邦」や「長征」なんかはそのうち読んでみたいと感じています。

手塚治虫、「ブラックジャック」や「アドルフに告ぐ」が終わった後の晩年は、横山光輝に比べて明らかに精彩を欠いていましたね。

投稿: 凡太郎 | 2006.05.28 22:31

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