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2006.05.05

データで示す 日本の大転換

476126296601_ou09_pe0_scmzzzzzzz_1 データで示す 日本の大転換 大武健一郎 かんき出版 ¥1,575

副題に「当たり前」への回帰とある。前国税庁長官の著者になる書。でも税金の話は最後の方にお約束のようにちょこっと出てくるだけで、まずは人口問題からスタート。それよりもこの本がちょっと変わっている点は、「データで示す」とあるとおり、やたらグラフがたくさん出てくるところ。しかも大きめ。若者向けに書いてあるだけに、書きぶりも読みやすい。ファクトからスタートする点では、大前研一の一連の著書に似ているけれど、役所っぽく奇をてらってない分、サプライズはあまりない。逆に「当たり前」のことを真正面から知りたいと言う向きにはストンと入ってくるかもしれません。

「大転換の波」 オビより

  • 人口ボーナスから「人口逆ボーナスの時代へ」
  • 貯蓄などフロー拡大から「株などストック活用の時代へ」
  • アメリカ一辺倒から「欧米とアジアのつなぎ役時代へ」
  • 学ぶから「考える時代へ」
  • 依存と横並びから「自分お琴は自分でやる時代へ」

(へぇ~と思った箇所) 表現は文面どおりではありません。

  • アメリカ人は貯蓄しないとか、日本人の貯蓄率が急降下とか、聞くが、一人当たりの個人金融資産額もアメリカ人の方が日本人より多くなってしまったらしい。日本の個人金融資産高は世界一なんて、数年前の幻想ってこと。もっとも背景にはアメリカ人が保有する金融資産のウェイトが相対的に高い株式が、相場高で嵩高くなったことによるらしい。ちなみに英国は保険のウェイトが5割を超えているらしい。
  • 2004年の暮、マイクロソフト1社の配当が3兆円を超え、それがそのまま米国の家計貯蓄に回って米国の家計貯蓄率がポンと上がったらしい。この額、ブッシュ政権発足当初に実施した特別減税とほぼ同額らしい。恐るべしスティーブ・バルマー。

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