ヒルズ黙示録
ヒルズ黙示録 大鹿靖明 朝日新聞社 ¥1,575
いわゆるアルファ・ブロガーの間で評判になっているようなので、手にとってみました。
副題に「検証・ライブドア」とあるが、ライブドアとフジテレビ、日本放送のバトルに始まり、なんにでもクビを突っ込む節操のない村上”出目金”世彰の仁義なき振る舞い、三木谷vsTBSに、これまた節操のないハゲタカGS、そして衆院選、マネロン、国策捜査へなだれ込む。
著者は本籍朝日新聞の現・アエラ記者。こんな本を書けるってことは、アエラの仕事がラクなのか、個人名で出版しつつも従業員としての業務なのか。本籍地の勤務先から出版してるし。
先に読んだ「ライブドア監査人の告白」が、当事者しか知りえない生々しさに溢れかえっていたのと対比して、こちらは「見てきたような」書きぶりが多いものの、「取材」と二次情報の組み合わせなので、やはり平板な印象を受けてしまう。登場人物の発言も、当事者同士のホンネが出ているものがあまりなく、あくまで「インタビュー」ネタのため、インパクトに欠ける気がする。ただし、粉飾企業としてのライブドアとしての側面だけではなく、ヒルズを取り巻く有象無象の生態を時系列に丁寧に追いかけているのでわかりやすい。少し離れたところからの実況中継といったところでしょうか。それゆえ、客観性も生まれるのかもしれない。
時を同じくして、同じテーマの2冊を読んだわけですが、立場と視点が異なると、ここまでアウトプットから受ける印象が異なるものなのか、という不思議な発見もありました。
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コメント
裏では複数の人間が執筆している・・・と言うことはないでしょうか?
森タワーは1度しか行ったことないですけど、威圧するような堂々とした建物でした。
投稿: Mizo | 2006.06.29 21:26
言葉足らずでした。同じ事象を対象にした、異なった立場の2人が書いたものを同時期にワタシが読んだことからくる印象の違いです。
ヒルズ、1年ほど前に行きましたが、現代のバベルの塔ですね。
投稿: 凡太郎 | 2006.06.30 22:43