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2006.07.03

太平洋の嵐

B00005lpfi09_ou09_pe0_scmzzzzzzz_1 太平洋の嵐 1960 東宝

真珠湾からミッドウェイまでを、第二航戦の空母「飛龍」乗組員を軸に展開していきます。カラーです。

すでにゴジラ・シリーズもスタートしていた当時において、東宝が同社史上最高額を投入したというだけあって、オープンセットも特撮も見応え十分です。もっとも現代のCGと比べてはいけません。その心意気を感じるのです。

 連合艦隊は「常勝」であり、攻撃機や爆撃機でさえ敵戦闘機にやられるなどとは思わず、米軍は単なる攻撃目標のやられ役であり、技量はもとより彼我の戦力差には雲泥の差があると信じ込んでいる海軍将兵(夏木陽介演じる飛龍乗り組みの艦爆隊員)が、炎上する赤城、加賀、蒼龍を眺めて呆然とするシーンや、世界のミフネ演じる闘将山口多聞提督が、「飛龍、健在なり。」と決然と打電させるシーンなど考えさせられるものが多くあります。ラスト・シーンは賛否が分かれるところでしょうが、敢えて挿入した意図を買いたいと感じました。種明かししないのでご覧アレ。

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コメント

これも近所のレンタル屋にはありませんでした。
通好みの映画は借りることがなかなか難しいです。

投稿: Mizo | 2006.07.04 20:27

「昭和系」のMizoさんにとっては、この年代の映画はたまらないでしょうね。はっきり憶えていないのですが、TSUTAYAの通信レンタル(?)のようなサービスがあったような・・・。

投稿: 凡太郎 | 2006.07.04 23:50

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