おやじ丼
おやじ丼 群ようこ 幻冬舎文庫 ¥480
自分自身では買ったことがないものの家内が好きな作家なので、読むとはなしにそこそこの冊数を読んでいるような気がする。OLばかりでなく中年主婦の教祖的な存在なのか。エッセイも面白いけれど、この本のようにコンセプト化された短編集が記憶に残っている。「なんとか家族」といいう表題だったんではないかと思うけれど、さまざまな個性的な家族が列記された短編集。わけてもその中に収められていたバカ食いする肥満ばかりの「満腹家族」は、わが家ではでバイキングに行った際には必ずクチに上るテーマになっている。お代わりに行って戻ってくると「まだ、食うんかよ。」とか「やっぱり満腹家族やのう。」とか下品な関西弁の応酬。
さて、この本、中高年の後ろ指を指されるようなオヤジどもが何人も出てくる。身につまされます。「う~ん、これも当てはまる。」、「そのうちこうなるんかなぁ。」とか、「自覚がないだけで、こう見られているんやろうか。」などと自問自答。・・・短編小説集ですので念のため。
- 断れない人
- 恥ずかしい人
- ゆるい人
- うすい人
- うろたえる人
- 勝手な人
- まめな人
- ケチな人
- 臭い人
- ひとりの人
- やる気のない人
- スケベな人
さて、あなたは(あるいはあなたの配偶者、お父上、恋人)、いくつ当てはまりましたか。
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コメント
>家内が好きな作家
おぉ、同じです。
投稿: Mizo | 2006.08.21 06:40
似たもの家族のようですね。
投稿: 凡太郎 | 2006.08.22 00:03