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2006年9月

2006.09.25

世界を変えたビジネス思想家

447820088209_scmzzzzzzz_1 世界を変えたビジネス思想家 ダイヤモンド社 ¥2,940

 「世界で最も重要なビジネス書」、「世界で最も偉大な経営者」に続く、「ザ・ビジネス」プロジェクトの第3巻、訳書です。「マネジメントの世紀」のバックアップ、オルタナ本として先に購入していたのですが、むしろこちらの方が面白かった。アメリカ人の考えそうなことで☆による5段階評価(現代の経営への影響度であり、偉人の業績に対する評価そのものではありません。)

「第1部 行動と心理」

  • 「クリス・アージリス」マネジャー論の研究者 ☆☆
  • 「ジョン・アデア」行動中心型リーダーシップ ☆☆
  • 「ウォレン・ベニス」リーダーシップの権威  ☆☆
  • 「ケネス・ブランチャード」1分間マネジャー ☆☆
  • 「デール・カーネギー」人の心を開き、人を動かす方法 ☆☆
  • 「スティーブン・コヴィー」人生を成功させる7つの習慣 ☆☆
  • 「ダニエル・ゴールマン」心の知能指数 ☆☆
  • 「フランク&リリアン・ギルブレス」動作研究の先駆者 ☆☆
  • 「エルトン・メイヨー」ホーソン実験 ☆☆
  • 「エイブラハム・マズロー」欲求の階層 ☆☆☆
  • 「ダグラス・マグレガー」X理論とY理論 ☆☆
  • 「フレデリック・ハーズバーグ」動機づけ-衛生理論 ☆☆☆ 
  • 「メレディス・ベルビン」チームワーク理論の第一人者 ☆☆
  • 「ニッコロ・マキアヴェリ」権力の守護聖人 ☆☆

以下、「第2部 組織とグループ」、「第3部 プロダクトとマネジメント」、「第4部 思想と戦略」と続きます。なお、日本人は大野耐一(☆☆☆)、田口玄一(☆☆)、野中郁次郎(☆☆☆)、大前研一(☆☆☆☆)の4氏がとりあげられており、5つ☆に輝くのは、マネジメントの父ピーター・ドラッカーと、競争戦略のマイケル・ポーターの2人でした。巨星ドラッカーは別格として、ポーター先生の完成された理論もそれに準じるってことなんでしょうか。一方で、制約理論のエリヤフ・ゴールドラットや、マーケティングのコトラー先生が取り上げられていないのは、少し違和感を覚えます。ちなみに大前さんの☆4つはテイラーやアダム・スミスと同格です。

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2006.09.24

ブレイブストーリー (下)

404361113701_scmzzzzzzz_v51597826_1 ブレイブストーリー (下) 宮部みゆき 角川文庫 ¥740

 当初はTVゲームの活字版か、とか、宮部みゆきのファンタジーへの挑戦か、とか安易な分析しかできていなかった自分ですが、宮部さんには「活字の底力」と「奥深さ」を見せつけられた思いでした。ミツルとのレースにおけるどんでん返しをはじめ、言い古されたコトバなれど「己の最大の敵は己自身である。」ことや、さまざまな人生訓を示してもらったように感じます。

 それにしてもこの方、多作なのにその守備範囲が広く、しかもその夫々のクオリティがとても高いのにはとても驚かされ、また感服してしまいます。

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2006.09.19

月刊アスキー リボーン?

月刊アスキー

 寡聞というか迂闊というか今の今まで知りませんでした。一つの時代が終わったということなんでしょうか。ビル・ゲイツさんのお友達の西和彦さんは、いまや須磨学園の校長先生に収まっておられますしね。

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2006.09.18

マネジメントの世紀

449252113509_scmzzzzzzz_1 マネジメントの世紀 1901~2000  東洋経済新報社 ¥2,625

ある方に「めちゃめちゃ面白い。」と紹介していただいて読み始めました。

 テイラーから始まったとすれば「経営」は前世紀である20世紀に”発明”され、そして急激に成長したと言えるでしょう。スローン、メイヨー、マクレガー、チャンドラー、ドラッカー、アンゾフ、盛田昭夫、・・・デミング、ミンツバーグ、大野耐一、大前研一、ウェルチ、コトラー、ポーター、・・・。錚々たる大物たちの壮大なリレーです。

 まるでNHK、BBCとアメリカの大手ネットワークの国際共同制作番組を見終えたような印象です。

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心をリセットしたいときに読む本

482115001801_scmzzzzzzz_1 心をリセットしたいときに読む本  齋藤茂太 ぶんか社文庫 ¥570

・・・ということで、いま、PCを打っているのはリセットされ”新生”されたワタシです。はたして、これは真実か。

家内が買ってきた本ですが、精神科医っぽい理屈っぽさもなく、飄々としてコダワリのない語り口に癒されます。その含蓄はともかく、軽く書かれているのですぐ読み終えることができます。

齋藤茂吉のご子息とは知っていたものの、ご本人も御歳90歳とは。

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HDD/DVDレコーダー修理中

結局、先ほどケーズに持ち込み。2~3週間かかるとのこと。早くもリビングでは、34チャンネル(アニ専チャン)が見られへんとか、アジアカップ最終予選をどう乗り切るか、とかアホな話題で盛り上がって(冷え下がって?)います。

HDDからのダビングを含めDVD録画ができなくなり、夏の終わりごろ、「おかしいな」と思ったものの数週間放置。「画質、サイアク。」とか言いながら、長女はせっせとVTR(このマシン、HDD,DVDのほかに、一応、VTRもついているので。)にダビングしていたようですが。

当面、静かな生活を迎えられるか、はたまた、このPCのハードディスク容量が食い物にされるか。

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ITから見た内部統制実践ガイド

482226203001_scmzzzzzzz_v59627625_1 ITから見た内部統制実践ガイド―エンロン事件から日本版SOX法の実際、対策、関連製品まで  日経BP ¥1,890

日経コンピュータや日経情報ストラテジー等の編集部が関わったムックです。内部統制関係の単行本は2年ほど前から書店に平積みされていますが、組織力を動員したこの手のムックの威力は絶大。情報量、多面性ともに、単行本、雑誌記事を圧倒しています。

COBIT(for SOX日本"語"版含む。),ITIL,CMMIはもとより、意外に侮れないISMSなど、各種お助け体系企画の要旨、活用ポイントも押さえてあり、総合レファレンスガイドとしても有用。

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吉野家 牛丼復活祭!

予想通りの大盛況。1日限定100万食だそうですが、いつ売り切れるか。

11時発売開始とネットで知っていたものの、ぐうたらしているうちに時計を見たら12時前。出遅れ覚悟で近所の2軒を回り、優柔不断にも最初のほうの店へ逆戻り。

並盛3個持ち帰りに約20分待ち。まぁ、幸運な方なんでしょう。立派でど派手な手ぬぐいも3個頂いたし。社長、感無量でTVカメラの前で涙浮かべてたもんな。

子供の頃から大好きなワタシは、学生時代のデートの際もしょっちゅう利用して家内に怒られていました。今では、家族みんなで利用しています。「早い、安い、うまい」って、今じゃ珍しくなくなってきていますが、当時は画期的な発想やったしね。

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2006.09.17

TVドラマ 僕たちの戦争

Bokutachi_1Bokutachi_2Bokutachi_3Bokutachi_4_1    結局、原作を観る前に放映日が来てしまいました。

書店で平積みになっていたし、Mizoさんが読まれたのも分かっていたけど。

TV、よかった。

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タグボート

Tugboat_02Tugboat_01Tugboat_03    夏の家族旅行に行った折、横浜マリタイムミュージアムで購入したペーパークラフトのタグボートをようやく作成。

 TVを観ながら約2時間。こういうの、やっぱり自分にはイチバンあってます。

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He100

F-toysのハインケルHe100。1/144。

 Me209とのスピード競争に僅差で敗れた幻の戦闘機という印象しかない機体でしたが、主翼も含めた全身にラジエーターをまとっていたと知って仰天。ちょっと被弾しただけでエンジンが焼け付く?Me209も実用性まるでなしのレーサーですが、見た目まともそうなコイツもいい勝負。悲劇の戦闘機なんて同情することもないのか。

He100

ちょっとどころかメチャぴんぼけですみません。

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新・経済原論

449252160701_scmzzzzzzz_v59622787_1 新・経済原論 大前研一 東洋経済新報社 ¥2,310

 どうやら大前さんには、「本気本」と「お手軽本」の二種類があるらしい。こちらは、最新の「本気本」。

 英語で書かれたものを日本語訳したものなので、いつもの煽るような大前節は炸裂していません。この方の本は、視点がとても高いこと。10万メートル位の上空から地球を俯瞰しているイメージでしょうか。とても分析的ですし、それもフィールドワークに裏付けられたものなので説得力あり。ページをめくるごとに目からウロコです。

 ただ、政治的な事象に敵愾心を抱くのはいただけない。これだけで、現実味のない片手落ちな展開となる。外交、軍事面に全く触れない、というより無視している、のもオカシイ。ここまでくれば、異常と言うべきか。都知事選に落選したことがよほどトラウマになっているようで。また、歴史や文化、文明に経緯を払わない姿勢も、今ひとつ軽く見られている原因なのだと思う。もっとも、ご本人にしてみれば、そんなもんゴミじゃ、と感じているのだろうが。でも、それじゃ、相手にされんわな。

 ・・・というような補正の目を入れながら読めば、もともと大変に刺激的な本なのでとても楽しめます。「フラット化する世界」の2ランクは深く、広い。

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ブレイブ・ストーリー (中)

404361112901_scmzzzzzzz_v51597826_1 ブレイブ・ストーリー (中)  宮部みゆき 角川文庫 ¥700

 現世(うつしよ)での話はてっきり前フリだと思っていたのですが、改めて目次を確かめると「第一部」が現世、「第二部」が幻界(ヴィジョン)を舞台にしているらしい。

 旅人(本人)の意識が作用するところなぞ、ちょっと「ソフィーの世界」に似ているようにも感じますが、徐々に深淵な世界に入り込んできたように思います。基本はエンターテインメントのようですが。

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2006.09.12

ブレイブ・ストーリー 上

404361111001_scmzzzzzzz_v51597826_1 ブレイブ・ストーリー 上  宮部みゆき 角川文庫 ¥700

宮部みゆきって、こんなんも書けるんや、と驚く1本。少々タメが効きます。

今年のナツの劇場エイガの素。松タカコほか。

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2006.09.11

「ちきゅう」と彗星一一型

Dscf0001_mini_1 直接は何の関係もない両者ですが・・・、めんどくさかったので一緒に撮影です。

ところで、映画「日本沈没」、韓国で週間トップの興行収入だそうで。

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2006.09.10

本日の大蔵海岸

Dscf0004_miniDscf0001_mini  昨日は、午後2時頃から3時頃まで晴天下で過ごしたのですが、今日は妖しげな雲行きのの下、1時前から2時前まで。昨日は一人。今日は次女と。行き交うフネの風情を収めるべくVTRを持ち込んだのですが、パノラマの迫力はなかなか録れませんね。

もともと風が強い日だったのですが、嫌な気配がするほどにより強くなり退散。周りを見渡すと同じように感じた家族、カップル達が引き上げ中。でも、そんな中でも逆にやってくる家族があったりして・・・不可思議なもんです。

写真のうちの1枚は、まさに土砂降り中と思われる対岸の淡路島。

その後、次女と二人で久しぶりにTSUTAYAに向かったのですが、道半ば辺りでバケツをひっくり返したような激しい雨。ワイパーを「強」(って書いてはありませんが。)にしても、前が見えない。駐車場にとめたところ、フロントガラスは洗車中状態のように滝が流れていました。TSUTAYAを出る頃には、しとしと降りになっていましたが、あのまま海岸に残っていた人たちはどうなったことやら。

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今月(10/2006)の文藝春秋

Bungeishunju06101 今月(10/2006)の文藝春秋

 皇室関係記事が目白押しなのは言うまでもないが、「さよなら小泉」、「総裁候補」、「格差もの」が並ぶ。阿川”お調子者”佐和子が、総裁候補2名にインタビュー。谷垣さんは「週刊文春」の記事を巡って同社と訴訟中なので、インタビューを控えたとのこと。文藝春秋社の言い分(言い訳)は、マスコミ内でしか通用しないふざけたものだった。麻生さんの「新聞記者なんか信用できるか。」の下りは説得力あった。

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ゲド戦記 外伝

400028076701_scmzzzzzzz_v55546477_1 ゲド戦記 外伝  ル・グウィン 岩波書店 ¥1,470

 ついにシリーズ完全読了。 晴天の大蔵海岸にデッキチェアを持ち込んで、優雅に読んでました。

 外伝には、世界設定を生かした「カワウソ」など5つの短編(中には長編と言っても差し支えないくらいの長さのものもありますが。)と、解説(ミニ事典)が収められています。

 ゲドやオジオンが生きた時代の短編もありますが、「ほろり」とさせられる、いわゆる珠玉の名作集ってヤツに仕上がっています。「外伝」、オススメです。ただし、これは本編を通読されてこそ、味わいも深まるものと思います。順序はどっちでもいいんでしょうけどね。

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買収現場から見たファンド・ビジネス

433493384x01_scmzzzzzzz_v58776096_1 買収現場から見たファンド・ビジネス  瀬谷和正 光文社ペーパーバックス ¥1,000

 十把ひとからげにされる「ファンド」のうち、いわゆる「再生ファンド」を中心に、その実相に迫っています。マスコミで表面的になぞられる「ハゲタカファンド」という呼称。「産業再生機構」を巡る様々な思惑と、現場の苦闘。今日、M&Aとは切っても切れない関係となった「ファンド」。「ダイエー再建が振り出しに戻った。」と言われる中、それぞれの”案件”に係る「時勢」と「プレイヤー」の関係は、臨場感をもって読むこととなります。

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幹部の情報学

幹部の情報学 飯塚昭男 ウェッジ ¥1,631

 「【新】幹部心得帳」と同じく新大阪の新幹線乗り場内書籍売り場で購入。実態はウェッジの在庫処分だったんでしょうが、「のこり福」ってやつです。

 いちいち、考えさせられる項目ばかりでした。でも、これが「瞬間的な反省」に終わりがちなところは要反省。(反省ばかりか・・・。)

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【新】幹部心得帳

【新】幹部心得帳 飯塚昭男 ウェッジ ¥1,890

 「幹部の情報学」と併せて、新大阪駅構内の書籍コーナーで購入。新大阪駅で乗り換えの度に気になっていたのですが、遂に購入。数年前に亡くなられた「選択」の主幹。一昔前は、三鬼陽之助氏といった迫力ある財界マスコミのご意見番がおられたが、飯塚氏はそういったタイプの最後の一人だったような気がする。もっとも、飯塚氏自身が「財界」編集部を去るときには、まだ創刊者の三鬼氏も鬼籍に入っておられなかったわけで、この二人の間にも大きな確執があったのだろうか。

 そして、「選択」と「文藝春秋」は、私にとっての今日的教養のバックボーンになっています。

 同じネタが繰り返し出てくるところには閉口させられるものの、含蓄、深みは最近の本では味わえない世界でした。

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美しい国へ

416660524001_scmzzzzzzz_v60919848_1 美しい国へ 安倍晋三 文春新書 ¥767

 次期首相が確実視される方の履歴書ということで、一国民としては一応読んでおかねば、と感じた次第。

 戦後生まれ、日本版ネオコン等々いろいろ言われていますが、生真面目で、国のことを真剣に考えておられる、素朴な愛国心(いわゆるパトリオティズムというヤツでしょうか。)の発露があちらこちらに窺えます。有象無象に利用されなきゃ、立派な国に導いてくれそうだけど、「ソフトな語り口の独裁者」になるんじゃないかとちょっとコワイ気もする。

 少し懐古趣味も感じましたが、「美しい国へ」というタイトルにふさわしく、麗しい内容でした。

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変わる社会、変わる会計

453555464101_scmzzzzzzz_v62365490_1 変わる社会、変わる会計 石川純治 日本評論社 ¥1,995

 著者は公認会計士試験委員も務められたことがある駒澤大学教授。遠い昔には実務にもついておられたよう。その著者が自身のsiteにて、新聞記事を入り口にしたコラムを連載されていたものが土台になった辛口のエッセイ集。エッセイというより時事評論といった方がしっくりくるかもしれない。

 90年代半ばからの話題も取り込んであるので、現時点から眺めると違和感を感じるところもありますが、この本の真骨頂は記述内容はもとより、その姿勢、切り口、バックグラウンドにあると感じる。この本を読んで、自省的に考えさせられる方は多いと思う。

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2006.09.03

休息

Okura_001_1 ひさびさに何もしない週末でした。

<土曜日>

  • 海水浴場閉鎖後の大蔵海岸へ。晴天にもかかわらず殆ど人出なし。1時間ほど日光浴、読書、昼寝。日差しは相変らずなものの、秋空の雲。明石海峡を行き交う船、360度の青空を仰ぎながら、「こうして眺めれば沖縄にも負けてないな。」というほどの雄大な景観。「青い鳥」が思いのほか近かったことに感謝。何と言っても自宅から車で15分ほどですから。写真は7月に撮ったものですが、雲はもうちょっとコントラストのついたサワヤカ風。
  • 庭に広げた家庭用プールに水を張って、読書、昼寝。これ、いつまで続けられるか。枕は100円ショップで買った小さめの空気マット。
  • 子供を日能研に送り迎えした後、TSUTAYAへ。
  • 後はクルマ雑誌、ゲド戦記の続き。

<日曜日>

  • 昼前に起きてきて、さらに昼寝。合間に家庭用プールで日光浴(というかこれも昼寝の一部か。)
  • 夕方から「報道特集」、「バンキシャ」。その後、テレビ大阪で「田舎暮らし」を実現した定年前のご夫婦のドリームハウスづくりの番組。2時間の番組を片手間でなく見たのは久しぶりだった。800坪の敷地に庄屋さんが住むような家が、4,000万円足らずで千葉市内に。豊かさってこういうのをいうんでしょうね。

 ぼ~、とすることが多く成し遂げた成果の殆どない週末でしたが、意外に後悔していない自分に気がつき驚き。

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ゲド戦記5

400028075901_scmzzzzzzz_v55546788_1 ゲド戦記5 アースシーの風 ル・グウィン 岩波書店 ¥1,260

ついに本編の完結の書、読了です。残るは作品世界を生かした短編集を収めた外伝のみ(すでに読み始めているのですが。)。

先週の「週刊現代」にル・グウィンのインタビューで構成された「これはゲド戦記ではない。」との記事が載っていましたが、どっちもどっちって感じでした。オヤジ宮崎にしてみれば、「こっちが頼んだときには断ってきたくせに、勝手な思い込みで時宜を逸した頼みこみに応えてやったのに、また言いがかりかよ。」といったところでしょうし、ル・グウィンにしてみれば「話が違う。」ってことなんでしょう。どちらにも肩入れする気も無いし、どうでもいいんですけれどね。

5巻目。ル・グウィンにすれば、自身が納得すべく時間を空けながらも5巻目をものしたわけでしょうが、読んでいるほうにしてみればタイクツなだけだった。彼女しだいでは、ひょっとすると6巻目すら出てくる可能性だってあるんですが。結局、痛快に楽しめたのは1巻だけだった。テイストはまるで違うけれど2,3巻も良かった。そして全てを失ったゲドを見つめるにしても4巻までで十分。もっとも私自身が5巻を味わうには若すぎるのかもしれない。小説にせよ、何らかの解説書にせよ、書き手と読み手の年齢というのも重要な要素でしょうから。

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プロジェクト現場から見た内部統制

482221667501_scmzzzzzzz_v61388811_1 プロジェクト現場から見た内部統制―実務者が語る日本版SOX法対策  IBMビジネスコンサルティングサービス  日経BP ¥1,890 

 期せずして、この前に読んだ内部統制の本と同じ日経BPから出ている本ですが、体裁、内容、編集の仕方ともに全てが異なっていました。横書きと縦書きまで。

 こちらは複数の第一線のコンサルタントになる書であり、まさに実務的にひっかかりやすい箇所が散りばめられているように感じました。ことに最後の2章分は秀逸。

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内部統制今知りたい50の疑問

482226202201_scmzzzzzzz_v58776446_1 内部統制今知りたい50の疑問―米国での実践経験から  富樫明 日経BP ¥1,890

 米国での業務経験が長い方の著書です。内部統制の中でも特にITにウェイトが置かれた内容です。一問一答形式で読みやすく仕上げてあります。ITに関しては、CISAの解説本やCOBITの関係書をそのまま読んでしまった方が詳しいしハナシが早い気もしますが、「実務上の事例」を拾うにはこちらの方がメリットがありますね。絞り込まれている分、早く読めることはもちろんですし。

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