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2006年10月

2006.10.31

若者はなぜ3年で辞めるのか?

433403370901_aa240_sclzzzzzzz_v40026401_ 若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来  城繁幸 光文社新書 ¥735

 ¥1,000のペーパーバックスで、「富士通」の成果主義のお粗末な内幕をあからさまに暴露した著者(同社の人事部出身)がコンサルタントとして独立した後にモノされた最新刊。「若者がなぜすぐに辞めるのか。」が、軟弱になったなどといった他愛ないものではなく、彼らが「教育」を通じて幼少時から刷り込まれた「思考スタイル」、作られた「指向」など、非常に根深いものであることを教えてくれます。

 この方の本、とても読みやすく「ストンと入る。」といった感じでしょうか。「日本企業でのキャリアなど、マックの時給のアルバイト経験と同じ」、「同情はするが評価はしない」と言い切る外資系従事者。少々言いすぎな気もするけれど、組織と個人のあり方や世代間で「年功序列」をどう眺めるかの違いなど、考えさせられることが多くあります。

             あなたにとって「仕事」って何?  って問われます。

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2006.10.29

ローマ人の物語 14

410118164009_aa240_sclzzzzzzz_1 ローマ人の物語 14  パクス・ロマーナ(上)  塩野七生 ¥420

                   復活!

                       でも日常は仕事で忙殺・・・。

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2006.10.22

舞台は札幌へ

ハム、雪辱。こうでなくちゃ、おもしろくないですね。

Shinjo

久しぶりのサービスショット。こんなのにもCMがキッチリはいるのがご時世で。Misaki

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下流社会マーケティング

453404116001_aa240_sclzzzzzzz_v59783836_ 下流社会マーケティング 三浦展 日本実業出版社 ¥1,470

 これまでの「下層」では切り取れなかった現象を見通す「下流」というキーワードを「下流社会」という新書で世に問うた三浦展さんによるビジュアル解説本です。

 「下流社会」の多くが語られたいま、新鮮味はないのですが見開きの右側に図表、写真が多く、読みやすさは損なわれていません。ただ、手許にある資料類をつぎはぎして作られているので安直さを感じる向きもあるかもしれません。立ち読みした際には買うのをためらったのですが、結局、買ってしまいました。マーケティングの現場において、自分自身がどのようにセグメントされているかという一例を見せてもらえる、という意味で自分の立ち位置を改めて確認できるという面白さを感じることができます。

 少し(というかかなりというべきか)、落ち込み気味だったので読みやすいものを手に取った次第です。

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2006.10.18

働きマン on TV in 関西

Hataraki_01 ようやく今夜から関西でもオンエア。

しかしながら深夜01:59~とは眠いですなぁ。そんな軟弱者は見るな!とでも言うようなハイテンション。

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2006.10.16

いじめ担任 と パニクり校長

2006101600000016maipsociview0001  福岡での中2生のいじめ自殺事件。ご両親の怒り、もっともですね。わたしなら担任に向かって「お前が死ぬべきやったんや。」ぐらいは言ってしまうかもしれない。サムライやったら切腹しているやろうな。

 それにしてもこの校長、TV報道を見る限り錯乱しているとしか思えないほどの支離滅裂ぶり。教師のイジメで生徒を自殺に追い込むようじゃ、「公教育の崩壊」がここに極まったと感じます。教師や学校から我が子のをを守るために、親はますます学校、教師の監視をすべき時代に入ってきました。さらには、親は学校や教師をこそ、指導、教育せねばならないのでしょう。学校の社会的機能を踏まえれば、本末転倒の事態ですが、これこそが「現実」です。自分達が生徒であった時代とは、学校は異世界になっているのかもしれません。幸い、私の周りにはそのようなことはないのですが。・・・と思っているのは私が知らないだけかもしれないところが真の恐怖なのでしょう。

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自治体をどう変えるか

448006324201_scmzzzzzzz_v39084825_1 自治体をどう変えるか 佐々木信夫 ちくま新書 ¥777

 著者は中央大学教授。結構大胆な提言が続き、距離を置いた醒めた見方をすると「床屋談義」風あるいは「大放談」に感じてしまい、「果たして著者はこの本の読者にどういった人を想定しているのだろう?」なんて思ったりしてしまう。まるで政策どころか制度設計、決定を託された唯一一人の存在に語りかけているようにも感じられる箇所があったりしたためです。「そんなこというなら、オレならこう変えるで。」というツッコミが入りそう。

 一転して市町村合併後の将来を占う章では、さすが専門家だけあって数字による説得力も伴いまるで別の本のような迫力。

<目次>

第1章 変化する行政環境
第2章 地方分権―国と地方の攻防
第3章 政策官庁としての自治体
第4章 自治体の政策活動
第5章 議会をどう変えるか
第6章 急がれる公務員改革
第7章 深刻化する財政危機
第8章 市町村の将来―合併後
第9章 府県の将来―道州制
終章 国のかたち―分権国家

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NHK ケータイ大喜利

01Ketai_02  日曜深夜 いつから始まった番組なんやろう。

今田、Jr.、板尾、磯山さやか。板尾がケータイのアンテナの数でざぶとん代わりの判定。微妙なすべりぐあいがシュールでよろしい。

サラリーマンNEOといい、NHKもやるな。とは思うけど、やりすぎると良識派に叩かれんぞ。

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2006.10.15

なんだか「国民保護法」の想定する状況が現実味を帯びてきましたね。

Buryokukougeki  「有事」、なんだか現実味を帯びてきましたね。

 実はすでに、「内閣官房」が「弾道ミサイル」による攻撃があったら、「上陸攻撃」を受けたら、国民はどう対処すべきか、「わかりやすい」カラーガイドを用意してくれています。・・・記載されている戦闘機がSu-27シリーズ(orMig29シリーズ)っぽく感じるのは私だけ?

 もう「知らない」では済まされない。一家に一部、家族みんなで熟読、訓練しておきましょう。ホンマ、マジで一読くらいはしておいたほうがよさそうですよ。

内閣官房国民保護ポータルサイト

武力攻撃やテロから身を守るために

ご参考までに「武力攻撃やテロから身を守るために」の(はじめに)を以下に抜書きしました。

 我が国に対する外部からの武力攻撃やテロなどが万が一起こった場合には、みなさんの安全を守るために、国や都道府県、市町村が連携し、対応することとしています。しかし、こうした事態が、いつ、どこで、どのように発生するのかを事前に予測することは極めて難しいうえに、多くの人々に影響を与えます。
 実際にこうした事態に遭遇してしまった場合に、一人ひとりが混乱すると、対応の遅れや新たな危険を生じて、被害を拡大させないとも限りません。行政機関からの伝達事項やテレビ、ラジオの情報を十分に聞き、どのように行動すればよいかを判断するための正しい情報を把握することが重要です。また、地域や職場あるいは外出先の周囲の人々と協力しつつ冷静に行動することが危険を回避するために不可欠です。
 そのためには、日頃から、こうした事態に遭遇した場合にどのように対応したらいいのか、その際に必要なものは何かなどについて、家族も含めて心得ておくこと、備えておくことが助けになります。
 この冊子は、武力攻撃やテロなどに際して、みなさんがどのように行動すればよいか、あるいは普段から何を備えておけばよいか、などについてとりまとめたものです。こうした対応は、地震などの災害時における対応と共通することも多くあります。この冊子が、地震などの災害時についての行動マニュアルなどと併せて活用されることにより、みなさまのご理解がより一層深まることを期待しています。

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今夜のNHKスペシャル プラネット・アース

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Earth_01_1Earth_02  NHKスペシャルの大型企画、プラネット・アース。今夜は海がテーマだった。

  • ペンギンを襲うオットセイ
  • そのオットセイを、勢いをつけてジャンプしざまにくわえて捕獲するホオジロザメ(ホオジロザメの口からオットセイの尾びれが少しだけはみ出しています。)
  • イルカのジャンプ
  • それらを撮影したハイスピードカメラによる「水風船が割れた瞬間」の映像
  • ウミヘビの大群と、大型魚とウミヘビの協働によるサンゴ礁内の小魚捕獲作戦

 美しい海に潜む、ユーモラスでありながら残酷な食物連鎖。

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マクドナルドでウイルス感染

Logo1  マクドナルドキャンペーン賞品として発送したMP3プレイヤーが、ウイルス感染していたらしい。香港の業者から調達したこともあってか、接続したPCにおいて中国語のメモが勝手に立ち上がるなどといった現象が出るそうですが、レジストリの書き換えはもとより、政治的な目的を匂わせる情報の収集などスパイウェアのような動きもするそうです。

ウイルスに感染するのは、牛肉であろうとIT機器であろうと油断なりませんね。安易に「景品もらえてラッキー」なんて言っていると、とんでもないぬか喜びになりそうで。

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SONY DSC-T10

4905524355925f1 SONY DSC-T10

 デジカメの買換。これまでは、10年近くフジのFinepixを使っていました。単3乾電池2本(すぐなくなる)で100万画素(ケータイでも300万画素とか出てきているし。)。一方で、使い勝手は良かったし、印刷に使うのは年賀状くらい。後は、PC上かネット上で使うだけ。ちょっとかさばるなぁ、というのとスタミナ以外は特に不満は無く、故障したわけでも無かったけれど、時流を踏まえて「そろそろ買換どき」とあいなりました。

機種選定。コンパクトサイズを前提に、スタイリッシュなヤツ。機能面でこだわる点があるとすれば、小物の撮影に便利な「マクロ機能」ぐらい。レンズ筒が出入りするのがデザイン的に気に入らなかったので、FinepixのZタイプか、サイバーショットに絞られました。後は、ケーズの店頭で実際に見て、価格と相談。店頭で、最新型でなくともソニーはマクロ(超マクロを拡大鏡機能と称していますが。)が1cmと聞かされ、大きくソニーに傾斜。最近、バッテリー火災、BDの2層化失敗など、出井→ストリンガー体制の中、モジュール化を扱い損ねて「ものづくり」の哲学に危機感、とか言われていますが、個人的には今夏購入したデジタルビデオカメラの評価が家庭内で高かったことから、サイバーショットT-10に決定。ちなみに最新型はT-50でタッチパネル機能が追加、充実しています。

Dsc00001 お値段。¥29,800で、\5,000相当の商品のオマケをしてくれるということから純正のソフトケースをつけてもらい、別途1Gのメモリースティックを購入。あまり価格差が無かったのでハイスピードタイプ。3年保証をつけて、締めて¥40,270也。

海自のブラックホークは拡大鏡撮影のテストショットです。これで1/144。

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2006.10.14

「美しい国」の「憎いし苦痛」

Abeshi1 「美しい国」「うつくしいくに」(反転)「にくいしくつう」「憎いし苦痛」

今週号の「NEWS WEEK 日本版」の李小牧(リー・シャム)氏のコラムに載っていました。駅の売店で、「世界が尊敬する日本人 100」のキャッチに目がとまり衝動買い。420円ですし。今から、十年ほどまえ1年か2年間、郵送での定期購読をしたことがありました。

「憎いし苦痛」の反対なら、「美しい国」は「愛しく快適」ということでしょうか。ここまで練ったタイトルであったとは。脱帽です。

肝腎の特集である「世界が尊敬する日本人 100」、目頭が熱くなるような人たちばかりでした。いや、ほんとです。

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2006.10.12

広島県にパタゴニア山脈?

 Google Earthに日本語版が出たと聞いて遊んでいたところ、広島県に「パタゴニア山脈」を発見。すごい地殻変動が知らん間に起こっていたなんて。

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Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2006年 11月号

B000ion7te01_aa240_sclzzzzzzz_v38881453_ Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2006年 11月号 ダイアモンド社 ¥2,200

 実はまだ読み終えていないのですが、とにかく「今月号はお値打ちです!!」と言いたくてUPした次第です。

【創刊30周年記念号】と赤文字で銘打ってあり、タイトルも「偉大なる経営論」とあります。HBR名著論文30選として、大物論文がずらずら~と並んでいます。

まずはご報告まで。

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言志四録 (一)

406158274701_bo2204203200_pisitbdp500arr 言志四録 (一) 言志録  佐藤一斎 講談社学術文庫 ¥1,050

 雑誌で「経営者が勧める名著×××」とかいった特集で、必ず何人かが挙げる一冊。殊に文藝春秋の特集では常連。しかも必ずしも年配の経営者のみならず、いわゆる若手と呼ばれるような世代の人も。

 といった興味本位で手に取りました。幕末時期に生きた著者の感性は、孔子よりは現代に近かったようで「論語」より親近感を持ちました。もっとも、論語そのまんまの引用があったりして、デジャヴ体験をした一節もありました。

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粉飾資本主義 エンロンとライブドア

449239461301_aa240_sclzzzzzzz_v65718240_ 粉飾資本主義 エンロンとライブドア 奥村宏 東洋経済 ¥1,680

 元中央大学、元龍谷大学教授で、「株式会社研究家」を自称される著者の最新の一撃。のっけから、エンロンに関する書籍類に関する博覧強記ぶりが披瀝され圧倒される。

 似て非なる米国流「機関投資家資本主義」、日本的「法人資本主義」はともに漂流し、その先が見えない。

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2006.10.09

わが闘争(下)

404322401x09_aa240_sclzzzzzzz_1 わが闘争(下)  Ⅱ 国家社会主義運動 アドルフ・ヒトラー 角川文庫 ¥740

 上巻から何ヶ月も間が空いてしまいました。下巻に入ると自叙伝の趣から、ドイツ・ゲルマン民族主義、反ユダヤ理論、内政、外交へと軸足を移しています。(写真は上巻のものです。)

 私達は、この本が明らかに「間違っている。」ことを歴史的にもはや知っているので、いかに熱っぽく書かれたものであっても、距離を置いて冷静に読み進めることができます。しかし、同時代において、凄まじい勢いを持った集団の指導者がものした本であるとの認識の下で読んでいたらどうであっただろうか。ところどころ凄まじい跳躍力を生かした論理の飛躍が見られるもの、諸悪の根源としてユダヤ人が位置づけられていることから、「解説」にも見られるとおり、ヒトラーの論理は首尾一貫しているように見える。私自身は、ふらふらとヒトラーになびいてしまわないか、といった恐怖感を感じてしまう。それがゆえ、歴史に学び、戦記、戦史に学ぶ必要を感じるのです。

  • ドイツにとっての不倶戴天の敵は、いつの世においてもフランスである。
  • 莫大な資源を抱えた巨大な国土を有するアメリカ合衆国の脅威。(当時においても米国が世界最強であるとの的確な認識。)
  • 同盟するなら、イギリスとイタリア。利害が直接には衝突しにくい。
  • 人種主義的には許しがたい日本であるが、ユダヤ人が絶滅対象として捉える国家としては日本はドイツと同様である。
  • そして、「宣伝と組織(第11章)」などは、現代の日本の政治家もこっそりと読んで、頷いているのではないかと思うほど、個人としてのあるいは集団としての「人間」を冷徹に見つめている。

 どうでもいいんですが、「富の未来」がベストセラーになっている未来学者のアルビン・トフラー氏。語感がアドルフ・ヒトラーに似ていませんか。

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うろこ雲

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 秋の夕方、ウロコ雲がきれいに空を覆いました。空や雲、写真に切り取ってもまるで感動が伝わらないんですね。これが。ネット上でも空の写真をよく見かけますが、たいていは「ふ~ん」で終わってしまいますし。

 この「美しい国」の空も右側に移っている極左(ある意味で極右ですが、右も左も端っこに行けば中味はまるで同じに見えるといいますし。)の旗、はためく国の空に繋がっているわけで複雑な気分になります。

 おまけは、のじぎく兵庫国体のマスコット「はばタン」。近所の夏祭りにも薄汚れた(次女の表現です。)着ぐるみのはばタンがやってきてたっけ。今朝の神戸新聞には、小学生の習字(毛筆です。)でも「はばタン」が何点か掲載されていました。

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現代語訳 論語

400600017009_aa240_sclzzzzzzz_1 現代語訳 論語  宮崎市定 岩波現代文庫 ¥1,260

 マンガばっかり読んでいるわけにもいかないので、手にとってみました。というわけでもなく、1週間ほどまえからちびちび読んでおりました。論語研究の権威になる本ですが、訓詁学が跋扈した時代のフィルターをかいくぐって、従来訳に囚われずに、孔子の生の言葉に迫ろうとの意気込みで臨んだものです。

 金正日及び北鮮人民にこそ、読ませたい一冊です。

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1/24 スーパーカブ@コンビニ

Cub_01  少し前にコンビニ(サンクス)で買ったものです。原型/製造がアオシマになっています。スポークの太さが少し気になるものの、全体のモールドはシャープで、クリアパーツも3色(無色、赤、橙)使用されておりおまけにメッキつき。

 これで400円か500円。シークレット2種を含む10種があり、警察仕様や消防仕様もあります。写真はシークレットの一つ「カブラパーツ装着モデル」だそうです。警察か消防あるいは、岡持ちか営業仕様の方が楽しげでよさそうに感じているのですが・・・。

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安倍首相訪韓への金正日からの祝砲は地下で鳴り響いた。

E98791e6ada3e697a51 ←「空気が読めないヤツ」って若者表現がありますが、現役世界チャンピオンですね。

Abe_02_1 

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2006.10.08

映画 「あずみ」 on TV

Azumi_01Azumi_03Azumi_04Azumi_02     

さっきまでTBS系で放映されていました。

 凄惨、非道。これでもコミックよりぬるいと言われる。私には十分なヒドサ(もちろん、作品がヒドイという意味ではありません。)。

 何度見ても心拍数が上がる。こういった映画は意外に少ない。咄嗟に思い浮かぶのは、「マッドマックス」、「GONIN」、「GONIN 2」、「柳生一族の陰謀」、あと「バトル・ロワイアル」か。他にもあったと思うけれど、邦画が多いように感じる。

 最近目にした「こども兵」、「ウガンダ」そして「ウシジマくん」。言いようのない共通項を覚える。

(おまけ)このドラマでの強さ順位:刺客>>>忍び>>>>>サムライ

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有馬温泉 古泉閣

Reisen_02Reisen_01_1  古泉閣

 三連休(個人的には昨日は仕事でしたが。)中日の今日、家族みんなで行ってきました。日帰りです。同業の集まりなのですが、いつも骨を折っていただいている幹事さんのおかげで、温泉と神戸牛をつかった料理を堪能しました。泊ったわけではありませんが、いくつもの顔を持った宿のようです。

 関西の奥座敷とはよく言ったもので、緑も深くとてもゆったりとした気分になれます。

 写真は岩風呂の金泉。鉄錆色を金色に見立てています。「霊泉」の彫りが見えます。

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働きマン 3

406372550201_aa240_sclzzzzzzz_v39293661_ 働きマン 3 安野モヨコ 講談社 ¥540

 夏に出ると広告しながらやっと出た。近々TV放映が始まるそうで、そちらの準備のために遅れたのか。就職情報関係の会社の広告(電車の車中にペタッと貼り付けるシール型広告)にも、登場してるし(そのシールに「働きマン制作委員会」とかちっこい字で書いてあったので「映画つくるんかなぁ。DVD向けかなぁ。」なんて感じていたのですが。)。

 とはいえ、クオリティは下がっておらず、とても楽しめる。プライベートでも急展開。この本読むと、元気出てくるよな。

 昨日(土曜日)、コミック9冊買ってしまいました。

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闇金ウシジマくん 1~5

409180648101_aa240_sclzzzzzzz_v59349705_ 闇金ウシジマくん 1~5 真鍋昌平 小学館 ¥530

 麻生外相もご愛読の「ビッグコミックスピリッツ」に(ときどき休みながら。取材のため?)連載中のウシジマくん。

 ネット上で、「すごい」、「読んだら気分が悪くなった」、「イヤな気分になるけどやめられない。」と中毒性を感じさせる書き込みがずいぶん目についたので5冊まとめ買い。

 WEB上では「第1巻がすごい」との評が多かったけれど、闇金の生態ダイジェストとしては面白かった(これは読んでいて楽しいといった意味での面白いではありません。)けれども、第2巻から3巻にかけて展開される暴走族のヘッド(成人していると思われますが。女房、子供もいるし。)の愛沢が、ハンパもん2人と何しでかすかわからんガキ3人組(12歳から15歳。揃ってポンチョ風の迷彩服で口元を隠している不気味なやつら。この6人グループの意思決定は実質的にこいつらに握られている。)を連れて、無軌道、弾みで凶悪犯罪を積み重ねていく様子の方が興味深かった。

 作者が登場人物それぞれに格別の思い入れを敢えてせずに、クールに描き進めているようで、そこが一層リアル感を盛り上げているように感じる。

 「ナニワ金融道」は街金を、これは闇金を取り上げているわけで、画風もあってかエグさも高まっているように感じます。もうすぐ6巻目が発売です。

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現在官僚系もふ (6)

409180708901_aa204_sclzzzzzzz_v40891892_ 現在官僚系もふ(6)  鍋田吉郎/並木洋美 小学館 ¥530

 副題は、「-対中ODA「外務省編VOL.Ⅱ- もふ、天を仰ぐ。」とあります。この天を仰ぐ、という意味は深長なようです。

 行政における一事業をテーマにしていたこれまでと異なり、国際問題、政治的事象にスケールアップしています。そのぶん、面白さが増しているのももちろんですが、滑稽さや滑り感も出てしまっています。

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範馬刃牙 4

425320986601_aa240_sclzzzzzzz_v40814039_ 範馬刃牙 4  板垣恵介 秋田書店 ¥410

 すぐ終わってしまうシリーズかと思い込んでいましたが、ちょっと面白い展開になってきました。”2(セカン)”とは、No.2ではなく2代目を意味していたとか日系3世だとか・・・。不思議(というか奇妙というか、ブキミというべきか。)な3人組が登場するし。

 これまで気づかなかったのですが、英文で副題に「SON OF ORGE」とあります。ORGEとは勇次郎のこと。このシリーズのテーマがあくまで「父親超え」にあるということなんでしょう。

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2006.10.03

中国 大国の虚実

453219359101_scmzzzzzzz_v59533235_1 中国 大国の虚実  日本経済新聞社編 日経ビジネス人文庫 ¥680

 先日、あるビジネスランチでテーブルを挟んだ経営トップの方が、先週赴かれたという中国奥地への観光旅行の話題を披瀝された。その席についていた人たちの殆どが、中国へ行った経験があるようだった。私自身、7~8回は渡航したことがあった。ところが、心許ないほど話題についていっていない自分を感じる。「そうなんや。俺が頻繁に訪中していたのは7,8年も前なんや。」最後に中国へ行ったのは、前世紀のはず。

 そんな想いから手に取ったこの本。最新刊ではあるものの、小さく”オリジナル”と記されているとおり、新聞記事等の焼き直しが多い。安直と言えば安直な編集だが、だからといって収録されている情報が格下げされるものではあるまい。

 虚実、と題名にあるものの、現代中国の光と闇の闇の方に、これでもかと焦点を当てている。特に後半。格差、腐敗、環境汚染、公金族、エネルギー資源の浪費、輸出頼みのいびつな経済。ここまで大きくなってしまった中国経済は、世界経済にとって鬼っ子というべきほどの扱いにくい存在ですらある。甚だしい影響を世界中に撒き散らし、制御不能な矛盾を国内に渦巻かせながら、高度成長を続けるその姿は、「AKIRA」に出てきた異様なモンスターを彷彿とさせる。こと、経済に限れば、世界中が中国をもてあましている。

 この本に書いてあるわけではないけれど、将来の中国について一つだけ確実なことを言えば、「このまま経済成長が進んでも、この地球の規模では中国の全人民がOECDに加盟できるほどの生活水準をまかなうことはできない」ということ。ドラッカーやジム・ロジャースが語ったように、人口問題すなわち食糧問題が立ちふさがり、エネルギーを始めとする諸資源が足りない。中国の全人民がトイレットペーパーを使おうとすると、世界中が凄まじい紙不足になる、なんてことも言われる。

 「高度成長下、日本は総中流社会を築いたが、中国は格差の拡大を続けている。」といった趣旨のことが本書に載っていた。・・・どうする胡錦濤、温家宝。どうもせんか。ただひたすらに権力闘争を続けるだけか。

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2006.10.02

残念 ディープインパクト 3着

Deep_01Deep_02Deep_03Deep_04    競馬は全くの素人だし、もちろん馬券も購入していないけれど、こういうのは自分の中のナショナリスト(パトリオットじゃないわな。この場合。)が自然に目を覚ます。

 ディープは一番人気だったようで、ハリケーンラン、シロッコという有力ライバルは抑えたものの、最後に2頭に抜かれてしまった。凱旋門賞、遥かなり。

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経営革命大全

453219138609_scmzzzzzzz_1 経営革命大全 ジョセフ・ボイエット&ジミー・ボイエット 日経ビジネス人文庫 ¥1,050

 少し前にあまり考えずに購入したものの、700ページ近い分厚さにプレッシャーを感じてそのまま放置。10日ほど前から就寝前専門(枕元に置いておきました。)でちびちび読み進め、今日だけ机の前で150ページほど一気に読みました。

 原題は、「The Guru Guide」。副題の邦訳は「世界をリードする79人のビジネス思想」です。ただ、ドラッカー(の著作の一部)やポーター(ハメルとプラハラードなども)は詳しく触れられているものの、単なる寄せ集めや見本市ではなく、全体で統一感を打ち出すことに成功しています。また、「ポーターの失墜」といった”ぎょっ”とするような表題も入っています。もっとも、コトラーは著作の中で以前から痛烈な批判をしているようですが。

 端的な言い方をすれば、「この1冊で経営学部での(経営学の)授業内容をカバーしている」と言えるかもしれません。これで¥1,050は凄まじいハイ・コストパフォーマンスです。

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2006.10.01

ジャック・ウェルチ わが経営(下)

453219288909_scmzzzzzzz_1 ジャック・ウェルチ わが経営(下)    ジャック・ウェルチ 日経ビジネス人文庫 ¥800

 上巻からずいぶん間が空いてしまいましたが、毎日、カバンの中に入れて持ち歩き少しずつ読み進めていました。

 気性が激しいことから、このオヤジのちょっとしたきまぐれのおかげで人生をめちゃくちゃにされた人も多いのではないかと思うけれど、その最大の関心事はビジネスそのものではなく、ビジネスを動かすヒトであったと受け止めた。表現は違うが、それらしいことが記されていたし。

 また、日本企業の経営スタイルに対する見方は、日本人自身が感じているものとは180度異なっており、「非常に独創的」であり、「リーダーシップに富んだもの」であるというものでした。アメリカではこういうコンセプトが主流です、とか、最近はこうなっています、なんてもののうち、90年代以降のものの半分くらい(IT除く。)は、日本企業の脅威を分析した米国人が彼らなりに組み立て直した仕組であったりするわけでしょうし。この本の中で出てきた唯一のGE生まれの経営管理手法として「シックスシグマ」が挙げられるが、こんなの日本企業は戦後まもなくどこでも取り組んできたもの。・・・一つの結論:日本人は自信を持たなきゃ。

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全行程800km! 過酷な鉄人レース

Iron_03Iron_02Iron_01    世界一過酷な鉄人レースが、今年は米国で開催されたらしい。日曜夕方の「バンキシャ」で取り上げられていました。全行程800kmを女性1名を含めた4名のチームが優劣を競う。が、そもそも完走できるのは3割くらいだそうで、完走すること自体(というかエントリーする、現地へ赴くといった関門も多いわけですが。)が大目標になるようです。

 と書きつつ、詳しいことはまるで知らないのですが、何年も前にNHKの特番でパタゴニアを舞台に展開されたレースを取り上げられており、想像を絶するレースの過酷さと、それと対照的な参加者の爽やかさが強烈な印象として残っています。800kmというだけでアタマがおかしくなりそうですが、より問題なのはその中身。全くの道なき山林、日本ではお目にかかれないような急流、絶壁。

 VTR放映後のコメントで、福澤キャスターが、「こういった難関に挑む人たちをみるにつけ、自分は何やってんだろう、と自己嫌悪に陥ってしまう。」といった趣旨の発言をしていましたが、まさにアタマが下がります。

 日本人チーム、初完走だそうです。

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1/144 UH-60 & Ka-50

Uh60ka50_02_miniKa50_01miniUh60_01_mini   F-toysの1/144ヘリボーンコレクション3から、UH-60"ブラックホーク"とKa-50"ホーカム"。ブラックホークは海上自衛隊のレスキュー仕様。両者とも塗装済みのパーツ10個前後を組立て、パーツ数以上のデカール(これがちっちゃい。)を貼りつけ。

後ろは、「世界の艦船」シリーズ5のU-453。

こういったカワイイ食玩であっても、作っているときはひとときの癒しとなる。

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粉飾の論理

449239468001_scmzzzzzzz_v40864329_1 粉飾の論理 高橋篤史 東洋経済新報社 ¥1,890

 著者は出版元の東洋経済の記者。第Ⅰ部が、カネボウ。第Ⅱ部が、メディアリンクス、丸石自転車、駿河屋など。第Ⅲ部は、国際第一監査法人など。序章として、ライブドアが取り上げられているが、LDは第Ⅲ部でも再び取り上げられる。第Ⅱ部と第Ⅲ部は、反社会的勢力に連なる闇の住民達がワンサカ登場する。規模の大小を問わず、企業が危機に陥った際、こういった連中がどこからともなく群がってくると言われるが、それが全国的なスケールで起こった事例と言えるかもしれない。

 「あとがき」でもふれられているが、著者は現場、当事者をとても重要視しているようだ。国内各地はもとより香港、ヨーロッパと、労をいとわずとことん執着して追いかけた様子が随所に窺える。TV、雑誌や新聞などで見たことのない初見の記述が多かったのも印象深かった。当事者でなくともここまで掘り下げられる、ということを見せつけられた1冊でした。

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