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2006.10.01

粉飾の論理

449239468001_scmzzzzzzz_v40864329_1 粉飾の論理 高橋篤史 東洋経済新報社 ¥1,890

 著者は出版元の東洋経済の記者。第Ⅰ部が、カネボウ。第Ⅱ部が、メディアリンクス、丸石自転車、駿河屋など。第Ⅲ部は、国際第一監査法人など。序章として、ライブドアが取り上げられているが、LDは第Ⅲ部でも再び取り上げられる。第Ⅱ部と第Ⅲ部は、反社会的勢力に連なる闇の住民達がワンサカ登場する。規模の大小を問わず、企業が危機に陥った際、こういった連中がどこからともなく群がってくると言われるが、それが全国的なスケールで起こった事例と言えるかもしれない。

 「あとがき」でもふれられているが、著者は現場、当事者をとても重要視しているようだ。国内各地はもとより香港、ヨーロッパと、労をいとわずとことん執着して追いかけた様子が随所に窺える。TV、雑誌や新聞などで見たことのない初見の記述が多かったのも印象深かった。当事者でなくともここまで掘り下げられる、ということを見せつけられた1冊でした。

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