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2006年11月

2006.11.30

IE7

Ie7home_feature11  IE7、意外に話題になりませんね。ブラウザにこだわる、あるいは高機能を求める人が減っているのでしょうか。それでも、いつも「ええい、くそっ」と感じていた印刷時のレイアウトを自動補正してくれる機能はありがたいし、タブ機能も画面切り替えのわずらわしさを思えばありがたい。しかも無料アップグレードですしね。これで、初期不良のおかしなセキュリティホールが無けりゃいいんだけど。

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2006.11.29

小説 パプリカ

Papurica11 パプリカ 筒井康隆 新潮文庫 ¥700

 中学時代、とことんのめり込んだのが、この筒井康隆大先生。高かったハードカバーには殆ど手が出なかったけれど、当時文庫化されていたものは「筒井康隆全漫画」なんてディープなのも含めて全て揃えていた。50冊くらいはあったと思う。著書のみならず年度別の「日本SFベスト集成」も全て揃えた。ひょっとするとこちらの方が先だったのかもしれないが。この集成に出ていた山野浩一の作品も好きだったけど。昭和50年代であったと思うが、メディアではそれまでSFのことをサイエンスフィクションと幼稚な解説で括っていたが、山野浩一がスペキュレイティブ・フィクションという概念を紹介し出してから、S.F.が現在のSFになったのだと思っている。今では、スターウォーズを語る際のSFがSpace Fantasyであることに異論を挟む人は少数であろうが、かつてはサイエンスフィクションで括られていた。筒井大先生は、こうした尖がった一匹狼の山野氏を高く評価していた。

 そして時は流れ・・・、富豪刑事か虚構船団、美芸公、いやロートレック荘事件、いやいや文学部唯野教授、う~ん、その後もそれなりには読んでいるみたい。ご本人も出ておられた「スタァ」は新神戸オリエンタルホテルに観劇にいったし。

 と書いてきたけど、この程度ではとても「マニア」とは言えないようで、ツツイストとか言う人たちやご本人公認の「筒井党」なる組織もあるらしい。マニアへの道は険しい。

 「パプリカ」は、平成5年刊だからずいぶん前の作品だが、この後、例の「言葉狩り」に抗議して断筆されてしまう。それまでにも、筒井先生は「つめたいハナのラクダ」の話を引き合いに出されて「言論弾圧」には大人気ないほどの直截さで反撃していたから、「さすが」と感じた記憶がある。Img3

 この本は夢がテーマだが、筒井先生の作品には同じく「夢」がテーマのものが多い。私自身、ユングに興味を寄せたのも筒井先生の作品がきっかけであったと思う。たまに明晰夢で「プチ・パプリカ」状態を楽しんでいますし。

 なお、「パプリカ」は年末に今敏監督作品として劇場公開されます。神戸ではシネカノン神戸で12/23から。

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2006.11.27

イタレリ 1/35 サハリアーナ

Sahariana_01_mini_1  久しぶりに足を向けたアスピア明石の「フジヤ模型」で購入。イタレリ製のカミオネッタAS42サハリアーナ。第二次大戦中のイタリア軍が砂漠で使っていたソフトスキンです。レジンパーツ(エンジン部、フィギュア)、エッチングパーツにミニ写真資料集つき。このため、お値段もちょっと高めで5千円オーバー。ぼちぼち組んでいきます。

 ついさっきまで、結構、力を込めて打っていた内容を飛ばしてしまいました。で、ちょっとあっさりめの書き込みになってしまいました。

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DRAGON  フンメル でも旧金型

Fummel_03_miniFummel_02_mini   数年前に購入し、1年以上前に手をつけながら放置。そうこうする間に、ドラゴンからはちょいと気の効いたバージョンもで出たとか。

 そもそも、このフンメル、「DRAGONの製品は当たり外れが大きい。」とか言われていたころのハズレだったようで、パーツをまじまじと眺めて「なんじゃこりゃ。」と感じた記憶も確かにあった(註:これは思い違いでナスホルンに対する第一印象でした。)。ナスホルンともども少々苦労して手に入れたんですが。ちなみにナスは随分前(このブログを立ち上げる前。「凡太郎の村」という家族HPの中に写真を載せています。)に組んでます。

 とかなんとか言いながらも捨てるのもシャクだし、キャタピラから再開。シューを一つ一つくっつけていく。キット付属の固定型なので、モデルカステンのSKシリーズ(可動)ほど手がかかるわけじゃないけど、最近じゃ「マジックトラック」なる便利モノも世にはあると聞く。

単調だけど、こんな作業でも「癒し」になる。

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2006.11.26

1/144 Su27 & F15E

Su27_f15e_mini  今朝、コンビニで購入。「J-Wings」監修とあり、今回出た2機種のほかにF15J、F/A-18E、ラファールがラインナップされている。このほかにシークレットがあるようですが、シルエットからはコルセアⅡではないかと。このラインナップが、シリーズそのものにとっては第2弾だそう。

 とても精密で塗装もキレイ。いわゆる「全体のプロポーションがいい。」ってヤツだと思う。ホントはその是非を判断する感性や背景は持ち合わせていないんですが。

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2006.11.25

崖っぷち犬 と 銚子電鉄

Gakeppuchi_dogChoden   はらはらドキドキの「崖っぷち犬」は、セーフティーネットにかかって一件落着。でも、全国からの善意と「ぬれせんべい」で救われたかに見えた「銚子電鉄」は、国交省の検査にひっかかって一難去ってまた一難。この災難のきっかけは、元従業員による1億円に上る横領事件からだったそうで。ひどい話です。

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西明石 ピッコロ・ベルゲン

Map06101  今年の初めに移転し、夏に新装開店した「Cino(シーノ)」の跡はしばらく空家になっていたようですが、10月に「ピッコロ・ベルゲン」という同じくイタリア料理店がオープンしていました。しばらく気がつかなかったのですが、Cinoが移転してしまって、あるはずのないイタリア国旗が店の前に掲げてあるのに「???」。

 ものは試しと、本日、家族で食しに参りました。照明に少し手を加えられたりしているようでしたが、店内の内装はまんま居抜きで借りられたよう。それでもオーナーシェフが代わっている以上、メニューは全く違うわけで紛れもなく別の店。お気に入りのCinoとは全く違ったテイストではあるものの、ホンモノの味だった。昔ながらのイタリア料理にこだわっておられるとのこと。場所柄からすると、ちょっと高い気もしたけれど素材にずいぶんこだわっているように見受けた。西明石で「手長エビ」が食べられるとはね。

 聞けば、北野にあった「ベルゲン」という老舗で永年(23年とか。)勤めてこられたところ、閉店になったため地元で商売を始められたとのこと。人の好さそうなオーナー、スタッフでほんわかした雰囲気でした。

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2006.11.24

セーラー服と機関短銃

Machine  長澤まさみがぶっ放している小火器は、どう見ても機関ですね。日本語の乱れがこんなところにまで広がっているという好例でしょうか。・・・そんな大げさなもんか。

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新・東京タワー

新・東京タワーのデザインが公表された。

  • 果たして、リリー・フランキーはこの新タワーを見て、「新・東京タワー」なる人生後半の自叙伝をものするか。
  • 「ALWAYS 4丁目の朝日」なる映画は生まれるか。そして、「ALWAYS 4丁目の朝日 2」はレインボーブリッジがネタになるのか。
  • 新・タワーの鋼材には、第二次朝鮮戦争で使用された戦車が溶かしこまれるのか。それはM1なのか、90式になるのか、はたまた88戦車が持ち込まれるのか。

 どうあれ、3つ目だけは勘弁願いたいですね。200611242006112482261

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偽りの民営化―道路公団改革

489831072909_aa240_sclzzzzzzz_1 偽りの民営化―道路公団改革  田中一昭 WAC ¥1,575

 期せずしてWACの本を立て続けに読むこととなった。著者は元道路関係四公団民営化推進委員会委員長代理。若い頃は、田中一昭(イッショウ)ならぬ短期一生と呼ばれるほど喧嘩ぱやかったらしい。

 猪瀬氏、櫻井よしこ氏の著作を読んできて、正反を止揚した本書で整理をつけたというところか。あえて内容には触れませんが、この本が一番読みやすく、また、論点が分かりやすく(それでいて正確さを損なっていないようにも)まとめてあるように感じた。また、JRとの異同が巻末辺りに出てくるところも、分かりやすさを加速しているように感じた。 なにごとも対立軸(必ずしも猪瀬、櫻井両氏と対立する著者、本書ではないが。)の言い分も聞いてみるべき、とは日頃から感じているだけに妙に得心した次第です。

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2006.11.23

ワタシのブログ買いませんか。

Mizoさんに教えていただいた自分のブログの市場価値を算定してくれるサイト。世の中、おかしなことを考え出す人がいるもんですね。

Price 

こんなへんてこなブログでも60万円以上するらしいのですが、当面、売り出すつもりはありませんので悪しからず。

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2006.11.22

非営利組織の経営

447837062109_aa240_sclzzzzzzz_1 非営利組織の経営―原理と実践  P.F.ドラッカー ダイヤモンド社 ¥2,310

 今から16年前に書かれた本ですが、日本では「経営」や「マネジメント」という単語がようやく抵抗無く受け入れられる土壌が醸成されてきたといえる「非営利組織」。ドラッカーの本としては少し変則的な構成で、各部ごとに、原理・原則の解説、第一線のマネジメントの実践者との対談、まとめ、といったテンポのいい組立てとなっている。最終部でドラッカーが語っているように、非営利組織に従事する人だけではなく、営利組織であれ行政機関であれ、およそ組織に属する人なら皆あてはまる普遍的な原則が述べられていたことに、読み終える直前になって気がつくこととなる。

「目次」

1部 使命が第一―リーダーの役割
2部 使命から成果へ―マーケティング、イノベーション、資金源開拓の効果的戦略
3部 成果をあげるためのマネジメント―成果をどう定義するか、どう評価するか
4部 人事と人間関係―職員、理事会、ボランティア、コミュニティ
4部 自己開発―人として、役員として、リーダーとして

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2006.11.20

鉄陸両用の画期的なDMVって九五式装甲軌道車?

Cm_0402131 「先進的な過疎地の足」 鉄陸両用DMV 冬柴国交相試乗(北海道新聞)・・・という記事がありました。DMVとか洒落た名前で呼んだところで、70年前に制式化された九五式装甲軌道車と発想はまるで同じ。 Images2_1

 

E0002_0101131002011  同じ頃のポルシェ・ティーガーが、エンジンで発電してモーターで走行するハイブリッド戦車であったことを連想させます。Blue291

温故知新」とはよく言ったもんです。

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もう、税金の無駄遣いは許さない!―都庁が始めた「会計革命」

489831097401_aa240_sclzzzzzzz_v36429476_ もう、税金の無駄遣いは許さない!―都庁が始めた「会計革命」  公会計改革プロジェクトチーム著 石原慎太郎企画・監修 WAC刊 ¥1,470

 オビには「日本で初めて行政に「機能するバランスシート」を導入し、会計処理のスピード化・財政の透明化・情報開示の徹底を推進し、破産の淵から立ち直った東京都」とある。少なくとも広域自治体としては日本で初めて複式簿記・発生主義会計を正式に導入した東京都だが、「機能する」バランスシートを銘打っているだけに、多摩ニュータウンの破たんを数値によって裏づけ、実質的に事業から撤退、手仕舞いしている。まさに「CHECK → ACTION」が機能してるということだろう。

 多少、煽るようなアジるような書きぶりが続くのはいただけないが、これも情熱のほとばしりの発露ってことなんでしょう。

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今夜の情熱大陸 プロ・ロードレーサー別府史之

Beppu_02Beppu_03Beppu_01    ツール・ド・フランスを始めとする自転車のプロ・ロードレース。そこのトップ・チームの1つが「Discovery Channnel」。そしてヨーロッパのプロ・チームに唯一アジア人として所属している別府史之さん(23)が、今夜の主役だった。

 プロのロードレースが、これほど戦略的な駆け引きの下、ワクワクするエキサイティングなものだとは知らなかった。Mizoさんが熱中されるのもむべなるかな。

 日本では向かうところ敵なしだった彼が、本場のトップチームで味わう苦悩。それは、世界の頂点で戦う者の掛け値なしの真剣勝負の所産でもあった。意外だったのは、そんな彼らが「歩くのは苦手」だということ。すぐに乗り物に乗ってしまうとか。

  Hasekyo_01今夜はWii_01サービスショット2枚と文化的ショット1枚。もっとも、後者は今夜の「世界遺産」で取り上げられたギリシアのメテオラ。断崖絶壁の上に修道院が24もあったとか。まことに世界は広いですね。Meteora_01

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ローマ人の物語 20

410118170501_aa240_sclzzzzzzz_1 ローマ人の物語〈20〉悪名高き皇帝たち(4)   塩野七生 新潮文庫 ¥460

 悪名高き「ネロ」。最期は自死を遂げた。

 でも、本当に彼はそんなに悪党だったのか?タキトゥスの筆の影響もあろうが、「最初にキリスト教(徒)」と激突した皇帝ゆえのキリスト教徒側が作り上げた「イメージ」に乗っかっているだけの「安易な思い込み」ではないのか。自分自身で考えてみることの大切さを改めて思い知らしめてくれる1冊。

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2006.11.19

童友社 サンダーボルト @ローソン

P47d_02_miniP47d_01_mini  平日にローソンで購入していた童友社のP47Dサンダーボルト。完全塗装済精密プラモデルとの触れ込み。1/100スケール。今となっては少し中途半端な気もするけれど、国産エアではあるいみポピュラーな縮尺であったはず。

組立て損ねていたマッキC202「フォルゴーレ」、He100(再掲)、UH-60(ともに1/144)と併せて撮影。

「新型」サイバーショットは長女がガンバvsジェフ戦に(勝手に)持っていってしまったので、「退役」FinePix1500で撮影。まだまだ頑張ってます。

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ヌーボーじゃないけど「赤わいん」

ボジョレ・ヌーボー解禁。こんだけ日本へ遍くなだれ込んでくるなんて、ボジョレ村ってのはどれだけ広いのか。日本で言えば魚沼くらい広いんだろうか。

1113999160378320_11 スーパーに行った際、「ヌーボーを買ってみようか。」とカゴに入れてみたものの、昨年飲んだヌーボーが思いのほか「固い」印象があったことを思い出した。結局、「国産」にこだわって買ったのが、シャトー勝沼の「赤わいん 甘口」。保存料無添加。

アルコールの中でもワインは低カロリーのようなので手にしたのですが、さすがは「甘口」。赤玉ポートワインなみに甘かった。今度は、「中辛」か「辛口」にしよう。まるでカレーですな。

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2006.11.18

ローマ人の物語 19

410118169101_aa240_sclzzzzzzz_1_1  ローマ人の物語〈19〉悪名高き皇帝たち(3) 塩野七生 新潮文庫 ¥420

 4代皇帝クラウディウス。壮年で皇帝に就き、会議、法廷には律儀に出席、出廷し、土木工事の采配には熱心であった一方で、承認文書などには内容も確認せずに署名する無責任さ。冤罪で死に追いやられた人がいかに多かったか。

 それにしても皇帝はみんな暗殺されていったんですね。

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2006.11.17

BBT ビジネス・セレクト1 「ザ・ネクスト ビジネスリーダー」

477710508301_aa240_sclzzzzzzz_v37374182_ BBT ビジネス・セレクト1 「ザ・ネクスト ビジネスリーダー」  西浦裕二・山田英夫 ゴマブックス ¥1,050

 スタイリッシュなデザインと「ビジネス・ブレイクスルー ビジネス・セレクト」のブランドに惹かれて購入。でも、ビジネススクールのテキストのようなものを想像していたら、肩透かしを喰う。気軽に読めるビジネス読本と捉えるべきでしょう。また、そういったセンを狙って編集してあるようですし。

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2006.11.16

ヒルズ黙示録・最終章

402273113301_aa240_sclzzzzzzz_v36377736_ ヒルズ黙示録・最終章  大鹿靖明  朝日新書 ¥777

日本の良識(と別にワタシが思っているわけではありませんが、年配者にはそのように信じ込んでいる方が未だに少なからずおられるようなので)「朝日」が新書創刊ラッシュに便乗したわけでもあるまいが、の朝日新書の第2弾。著者が朝日新聞記者(現在はAERA編集部在籍)ならば、無理からぬことか。新書の企画担当のゴリ押し?とはいえ、このような書が読めること自体はとてもありがたい。

 のっけから仰天するような奇想天外なテーマで読者の度肝を抜く。ライブドアによるソニー買収、解体計画である。一連の強制捜査、逮捕劇がなければ公表されていたとされる。今や株式時価総額がソニーと松下の合計を上回るサムソンにメインスポンサーとなってもらいファンドを組成し、1~2兆円を調達した上でソニー株を集めまくる。支配権を獲得した暁には、ファンドの組成者の間で気に入った事業を分け分けして、ソニーを解体する。ライブドアは「ソニー」というブランドが手に入ればよし、ということだったらしい。

 「資本の論理」の前には、創業者の志も、戦後日本の復興も、ましてや従業員の生活など一顧だにされないのかもしれない。

 後半は、「粉飾裁判」と題して検察がストーリーをつくり、すなわち「事件をつくって」いく過程や、検事総長の勇退の花道のために逮捕が用意されたり、「国家権力の濫用」ぶりが醜く描かれている。ホリエモンを挙げられないので、焦った検事が彼に「淫行」の影がないか必死で関係者に聴取しまくる様子まで晒される。結果、意外に(というべきか)潔癖なホリエモンの姿が見えただけだった。巻末の「参考文献」を眺めると、検察関係のものがずらっと並んでいる。この裁判は一人の検事の功名心と、検察庁上層部による「検察」という自己存在感の主張という思惑の利害の一致が生んだ国策捜査ではないのか。「ホリエモン」は無責任で小僧経営者なのかもしれないが、そんなに悪いヤツなのか、と考えさせられる。

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2006.11.15

キツイぞ、夕張市財政再建の基本的枠組み案

夕張市の財政再建の基本的枠組み案」 想像以上にキツイ。

 無理やりPDFからテキストとして拾い出したのでずいぶん読みにくいですが、以下がプレスリリースの内容です。

                        平成18年11月14日
                              夕張市
          夕張市財政再建の基本的枠組み案について
 夕張市は、不適正な財政運営により膨大な赤字を抱えたことを深く反省し、これを改め、行財政運営全般を根底から見直し、不退転の決意で財政再建を成し遂げることとしています。
 9月29日には市議会において、地方財政再建促進特別措置法に基づき財政再建を行う申し出について議決をいただき、来年3月までに総務大臣の同意を得るべく、現在、財政再建計画の策定を進めています。
 このたび、解消すべき赤字額や歳出の削減、歳入の確保など財政再建に向けての基本的な枠組みについて、案を取りまとめましたので、市民の皆さまにお示しすることとしました。
 この枠組み案でお示しした内容は、本市が置かれた危機的な状況において、行政サービスを持続するとともに、将来の世代が地域の課題に対応できる財政構造を早期に築くためには、不可欠のものであると考えております。
 また、今後、再建計画を具体化する中で、さらに歳出の削減等の見直しを進めてまいります。
 市自ら、全国で最も低い水準となるよう徹底した行政のスリム化を図り、その上で、市民の皆さまにはたいへん厳しいものでありますが、一定の負担の増加と行政サービスの低下について、ご理解とご協力をお願いしなければなりません。
 本市としては、今後、市民の皆さまのご理解とご協力をいただき、財政再建計画の策定に全力を挙げて取り組んでまいりたいと考えています。
                    基本的枠組み案
1 解消すべき赤字額約360億円(平成18年度末見込)
・一般会計、観光事業会計など4会計分及び第三セクターに係る損失補償等の現時点で見込まれる総額です。(下水道事業など他会計のこれまでの赤字額の解消を含みます。)
・最終的に解消すべき赤字額については、今後、財政再建計画の策定を進める中で、明らかにして参ります。
2 歳出の削減、歳入の確保の取り組みの内容
(1) 総人件費の大幅な削減
《基本的な考え方》
○職員数を人口規模が同程度の市町村で最も低い水準にします。
○給与水準や手当を全国の市町村の最も低い水準にします。
〔主な具体的内容〕
○職員数の削減、行政組織の合理化
・職員数現在、同程度の団体(普通会計)の約2倍いる職員数を平成21年度当初までに平均以下とし、平成22年度当初までに同程度の市町村(消防職を除
く。)の最小の規模にします。人口の減少に沿って、さらに削減を進めます。
・組織の見直し平成19年度から部を廃止します。平成22年度までに、市長部局を現在の17課から7課程度に削減します。
○給与水準等の引き下げ
・特別職給料60%削減します。
・一般職給料現在、本来の給料から15%を削減していますが、平成19年度から平均で30%を削減します。
(各種手当の算出基礎も削減後の額とします。)
・特殊勤務手当平成19年1月からすべてを廃止します。
・期末・勤勉手当当面、2か月分削減します。
(約6割程度の減額となります。)
・退職手当(特別職) 当面、支給しないこととします。
・退職手当(一般職) 支給月数の上限を段階的に大幅に削減します。
(H18:57月、H19:50月、H20:40月、H21:30月、H22:20月)
(H22には支給額が最大で4分の1程度まで削減となります。)
いずれも、全国の市町村で最も低い水準となる見込みです。
(これらの見直しの結果、職員の年収はH17とH19の間に最大で約4割減額となります。)
(2) 事務事業の抜本的見直し
《基本的な考え方》
○市民生活に必要な最小限の事務事業以外は、中止・縮小する、補助金の支出は原則取りやめるなどゼロベースで見直します。
○経常的経費は、必要最小限の経費とし、本市の置かれた気象的、地理的特殊性を除けば、全国でも低い水準とします。
○投資的事業は、学校統合に伴う事業など真に必要なもの以外は行いません。
〔主な具体的内容〕
○扶助費は原則として単独事業は廃止し、補助事業分のみとします。
○各種補助金についても、真に必要なもの以外は廃止します。
・物件費の削減4割程度削減(H17対比)
※賃金、旅費、消耗品費、光熱水費、委託料などの消費的経費
・維持補修費の削減3割程度削減(H17対比)
※市が管理する公共施設等を維持し、補修するための経費
・補助費等の削減8割程度削減(H17対比)
※各種団体への補助金などの経費等
(3) 観光事業の見直し
《基本的な考え方》
○不採算の観光事業は、実施しません。
○観光施設の売却や、運営管理に一般財源を投入しないことを前提に民間事業による運営への見直しを進めています。
(4) 病院事業の見直し
《基本的な考え方》
○現在の病院の規模を相当程度縮小した上で、公設民営化による経営を目指し検討しています。
(5) 施設の統廃合
《基本的な考え方》
○公共施設等を大幅に統廃合します。
〔主な具体的内容〕
○集会施設、体育施設等の各種公共施設は、必要最小限のものを除き休止又は廃止します。
○平成19年度から5連絡所すべてを廃止します。
○現在7校ある小学校及び4校ある中学校の統廃合を進めることとし、平成22年度までに各1校とします。なお、児童・生徒の通学手段としてスクールバスを運行します。
(6) 市民の皆さまの負担の増加
《基本的な考え方》
○市税については、法令上の上限の税率等の負担をお願いします。
○施設使用料の引き上げ、ゴミ処理の有料化、徴収対策の強化などを行います。
〔主な具体的内容〕
○市税の引上げ等市民税(個人・均等割) 3,000円→3,500円
市民税(所得割) 6.0%→6.5%
固定資産税1.4%→1.45%
軽自動車税現行税率の1.5倍
入湯税新設150円
○使用料の引上げ施設使用料50%引き上げ
○ゴミ有料化の実施家庭系混合ごみ2円/L、粗大ゴミ20円/㎏等
○保育料保育料を国の基準額に改正
○下水道使用料1,470円/10㎥→2,440円/10㎥
(7) 更なる見直し
○今後、計画を具体化する中で、確実かつ早期に財政再建を達成するため、更なる歳出の削減などの見直しを進めます。
3 財政再建期間
○上記2の取り組みを前提に粗い試算を行うと、約20年程度の期間が見込まれます。
4 今後の進め方
○以上の基本的枠組み案について、市民の皆さまに対し市内6地域で住民説明会を開催し、十分にご説明を行い、ご理解とご協力をお願いします。
○今後、この基本的枠組みをもとに道及び国との調整を行い、再建計画の策定を早急に進めてまいります。

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2006.11.14

君主論

400340031309_aa240_sclzzzzzzz_1 君主論 マキャベリ 岩波文庫 ¥840

 あわてて打ったら「金主論」になってしまった。たしかに現代の君主は金主なのかもしれない。訳者の趣向もあるのか、文体がとてもへりくだっていて、むしろ慇懃無礼。約400ページのうちの半分が訳註と解説。解説は著者の略歴が過半。

 元祖エゲツナ本みたいに言われるけれど、毒のある本が溢れる現代にあってはむしろ清々しい毒(そんなものがあれば、の話ですが。)といった印象すら受ける。

全26章は、例えば。

  • 征服される以前に、固有の法によって暮らしていた都市や君主政体を、どのようにして統治すべきか
  • 極悪非道によって君主の座に達した者たちについて
  • 人間が、とりわけ君主が、褒められたり貶されたりすることについて
  • 気前の良さと吝嗇について
  • 冷酷と慈悲について。また恐れられるよりも慕われるほうがよいか、それとも逆か
  • どのようにして軽蔑と憎悪を逃れるべきか
  • 尊敬され名声を得るために君主は何をすべきか
  • どのようにして追従者を逃れるべきか
  • 運命は人事においてどれほどの力をもつのか、またどのようにしてこれに逆らうべきか

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2006.11.12

映画 父親たちの星条旗

Main11 映画 父親たちの星条旗

 劇場に映画を観にいくのは何ヶ月ぶりだろうか。「不撓不屈」以来だとすると半年近く空いていることになる。このところ、心に余裕がなくなっていたのだろう。

 クリントイーストウッド監督の硫黄島二部作の第1弾。米国側から見た、擂鉢山にハタを立てた男達の苦悩の戦後を描く。上映が終わってから、渡辺謙、獅童、二宮たちが出る「硫黄島からの手紙」の特報がつく。日曜日の上映の割には空いていたけれど、観に来ている人たちは皆思い入れや問題意識を持って臨んでいる方々ばかりと見受けられ、場内が明るくなっても無口で沈鬱な表情だった。Main21

 実は、ワタシが生まれたとき、父は硫黄島にいた。戦後、20年近く経った時期ではあったけれど、一時期、米軍に係る仕事をしていたこともあり彼の地に居たと聞いた。洞窟陣地跡を歩くと、足許で「バリバリ」と何かが割れたとも。もちろん、日本兵の人骨です。現地で撮った生々しい写真も何枚か見たことがあったけれど、通常はありえない不可思議な写り込みがあるものも何点かあったように記憶している。

 遠い昔のようだけれど、60年余しか経っていない。十分に人間の寿命の範囲内での「現実」だったのです。

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民営化という名の労働破壊―現場で何が起きているか

427231045301_aa240_sclzzzzzzz_v41615023_ 民営化という名の労働破壊―現場で何が起きているか  藤田和恵 大月書店 ¥1,470

 最近、日暮れが早まっていることもあるのか、とも思うが、郵政公社の郵便配達の赤バイクがライトを煌々とつけて夜の8時くらいまでブンブン飛び回っている光景に出くわすことが多いように感じる。民営化を控え、合理化のしわ寄せがおかしな形で現場へ津波を食らわせている様子が、「悲惨」という2文字に集約しきれずに紙面から零れ落ちる。

 民営化の理念は「正しい」のだろうが、その過程では「民業圧迫」、「現場へのしわ寄せ」そして「地方切捨て」へ向かう。「トヨタ方式」だって決して間違っているわけではないだろうが、そのやり方の基礎にある哲学を皮膚感覚で十分に身につけ、高度に業務を理解している人たちばかりで取り組んでこそ真価が発揮されるんだろう。グローバルスタンダードを遥に超えた地平で進化し続けている企業で適用できたからといって、これまで親方日の丸で過ごしてきた組織に短時間で導入できるとは限らない。個人の資質を超えて、組織の成熟度に良識をわきまえたオトナと幼稚園児ほどの差があるように感じる。結局、組織が大きいほど、しわ寄せを喰らう個人へのインパクトは大きく、非人道的な形で現れる。ある人にとっては、たくさんある資料の中の数字の一つ(あるいはその数字を構成するごく一部)でしかなくとも、ほかのある人にとっては全人格、全生活、全人生であったりする。

 あらゆることに「光と影」があるというのが、日頃から心がけている私自身のモノの見方の一つですが、この本は「影」を思い切り見せつけてくれました。地方新聞社の敏腕記者の手になる佳作でした。最近、30代のジャーナリストの切り込んだ書を見ることがポツポツあり、わが国も捨てたモンじゃないな、と感じています。

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神様からひと言

433473842701_aa240_sclzzzzzzz_1 神様からひと言 荻原浩 光文社文庫 ¥720

 銀行をリストラされタクシー運転手に転職した男の学生時代への切ない想いを綴った「きのうへドライブ」を読んだのが、今年の年初。「僕達の戦争」をTVで観たのは、初秋。

 この本は家内が買ってきたものを盗み読み。「松子」に続いて、このパターンはちょくちょくあります。

 この方の本はフィクションでありながら、徹底したディテールにこだわった業界ネタが基礎にあり、ノンフィクション部分だけでも1冊ぐらいは出来上がりそうな薀蓄がつまっています。今回は、ラーメン(即席、専門店とも)、広告代理店。コミカルに仕上げてあるので、テンポよく楽しめます。Amazonの書評でも、「こんな面白いの久しぶり」といった書き込みがあり、素直に同感できます。

 書名とカバー写真のイメージは、ストレートに内容には繋がらないのでご留意。

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賛否両論 千葉県の新しいロゴ

Chibalogo1 著名で権威もあるグラフィックデザイナーに委託した千葉県のロゴに賛否両論。

「垢抜けないイメージ」の払拭を狙うが、「却ってダサい」とかいった批判が集中。

確かに???と感じるのですが、こういうのを「ダサかっこいい」とでもいうのでしょうか。「感性」、「感覚」の世界は難しい。

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2006.11.11

嫌われ松子の一生 (上) (下)

434440561701_aa240_sclzzzzzzz_v66486295_434440562501_aa240_sclzzzzzzz_v66487165_ 嫌われ松子の一生 (上) (下) 山田宗樹 幻冬舎文庫 ¥600 ¥630

 家族が買ってきたものをナナメ読み。読んだとはおこがましくていえないほど、パラパラと眺めただけなんですが、意外なほどにストーリーが頭に入ってくる。映画では中谷美紀、TVでは内山理名がヒロイン。荒唐無稽な大転回。いったい、この話を通じて作者は何を語りかけようとしているのだろうか、と考え込んでしまう。

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ローマ人の物語 18

410118168301_aa240_sclzzzzzzz_1 ローマ人の物語〈18〉悪名高き皇帝たち(2)  塩野七生 新潮文庫 ¥420

 第2代皇帝ティベリウス(承前)、第3代皇帝カリグラ。

 恐らくは史実とは異なるとされるティベリウスのエロ・グロ性。神になろうとしたカリグラとユダヤ人の確執。

 ちなみに、壮大なポルノ映画と呼ばれた「カリギュラ」は、後世における捏造(?)であったらしい。

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到着、ほぼ日手帳2007

ほぼ日手帳今年来年で3年目。今年来年のカバーはナイロンのオレンジとファブリック調のグレーのストライプ。気分で着せ替えのつもり。

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2006.11.10

民間の力で行政のコストはこんなに下がる

478870664401_aa240_sclzzzzzzz_v36860585_ 民間の力で行政のコストはこんなに下がる―「公」と「民」のサービス・コスト比較  坂田期雄 時事通信出版局 ¥2,520

 ぶったまげるほどコストが下がる様子が一目瞭然です。シンプルな構成ですが、地味で実証的な調査に下支えされた説得力のあるデータに基づいていますので、そのシンプルさゆえに読みやすくなっています。

 ビックリするのは、本書を読んでからにしていただきたいので、敢えてどれほど下がるかといった数値はここでは書き込むことは控えます。コストが下がる要因に、よく役所の非効率性が挙げられますが、公務員の給与水準が高すぎることが何よりもその根源にあるわけでしょう。いずこも財政危機ゆえ、「分限免職」でばっさり仕掛ける自治体がそろそろ出てきてもよさそうなものです。民間企業でも、大手は90年代以前においては人員のリストラには非常に慎重な姿勢を保っていましたが、その後はわれ先にと手をつけたことはご承知のとおりです。自治体でも、思い切ったことをする団体が数件でも出てくれば、雪崩現象になりそうな。現在は、むしろより陰湿で目立たない形での免職が起きているような気もします。

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2006.11.09

ローマ人の物語 17

410118167501_aa240_sclzzzzzzz_1 ローマ人の物語〈17〉 悪名高き皇帝たち(1)  塩野七生 新潮文庫 ¥460

 読んでも読んでも、まだまだ先が残っているローマ人の物語です。

17巻は2代皇帝ティベリウス。前巻に引き続きゲルマニクスも登場です。

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会社を強くする内部統制 日経ビジネスアソシエ臨時増刊

H_94121685801 会社を強くする内部統制 日経ビジネスアソシエ臨時増刊 ¥880

 会社が強くなって、従業員は何事も許可、承認を要す。もちろん、就業時間中にトイレに立つなどといった不規則行動は、は1週間前から事前申請を行い、法務部や人事部の従業員健康管理担当の厳格な検証、専門家による高度な知識を踏まえた面談が必要となる。昼食に何を摂るかなども、昼食摂取ガイドラインに沿ったものでなければならないのは言うまでも無い。

 なんだか凄まじい時代です。

(注)本書には上記のようなアホなことは、(殆ど)載っていません。

 でも、キャッチの「日本版SOX法対策はこれで万全」というのは、あまりにも詐欺的ですな。もしそれが真実なら、日本の上場会社は全従業員向けにこの本を配ればこと足りるわけですから。サーベンス米上院議員自身へのインタビューが載っているのは、目を引いたけれど「自画自賛」でした。

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特殊法人改革のまやかし―官僚たちの甘い汁

410127224709_aa240_sclzzzzzzz_1 特殊法人改革のまやかし―官僚たちの甘い汁 櫻井よしこ 新潮文庫 ¥460

日本国のブラックホール・特殊法人77の犯罪
未曽有の大赤字法人・日本道路公団
赤字にまみれた夢の架け橋・本州四国連絡橋公団
再建は可能か、再び日本道路公団
巨大な遺物・住宅金融公庫
終わりなき自己増殖・都市基盤整備公団
サッカーくじtotoと文部官僚の暗躍
水資源開発公団・不自然な水とのつきあい方
国有銀行・郵貯の暴走を許すな
石油公団・杜撰経営と通産官僚の隠蔽工作
対談 この国の本当のワルは誰だ(小倉昌男VS桜井よしこ)

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J-SOX法の最新検討資料 5%基準

11月6日開催の企業会計審議会内部統制部会の資料がUPされています。いわゆる「実施基準」の骨格は、はたしてこれらから透けて見えるのか?

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改革の虚像―裏切りの道路公団民営化

410127226301_aa240_sclzzzzzzz_v37171108_ 改革の虚像―裏切りの道路公団民営化  櫻井よしこ 新潮文庫 ¥460

 「権力の道化」の文庫化。猪瀬直樹氏の本は、痛快ではあったけれど、人格攻撃、容貌をバカにするまでの個人攻撃があり、一方で自画自賛が過ぎる胡散臭さが気になっていたが、本書で相当程度の化けの皮が剥がされたと感じる。

 氏のホンネが、 「国土交通大臣になりたい!」 というところにあったとは。しかも臆面も無く有力者に働きかける厚顔無恥。氏のあらゆる発言が空々しく聞こえるようになる。

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2006.11.06

ローマ人の物語 15 16

410118165909_aa240_sclzzzzzzz_1410118166709_aa240_sclzzzzzzz_1 ローマ人の物語 15 パクス・ロマーナ(中) 塩野七生 ¥420

ローマ人の物語 16 パクス・ロマーナ(下) 塩野七生 ¥380

 いわゆる固め読みです。

 消化器官が弱かったけれど77歳まで生きたアウグストゥスによる「ローマの平和」。軍事的才能がまるでなかったにも関わらず、これほどまでに平和が続いたのは、彼に運が味方したこともあるだろう。晩年、アルミニウスによる大虐殺というゲルマン人の報復があったものの、一般のローマ市民にとっては「遠い彼方」の話だったのだろう。

 血脈に固執しながら、ティベリウスに頼るしかなかったアウグストゥス。なんと皮肉なことか。

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2006.11.05

自治体破たん・「夕張ショック」の本質

487555476101_aa240_sclzzzzzzz_v39678745_ 自治体破たん・「夕張ショック」の本質 橋本行史 公人の友社 ¥1,260

 地方自治ジャーナルブックレットのNo.42。このシリーズの体裁ゆえ薄い本ですが、それゆえコンパクトにまとめられていて読みやすいというわけです。

 副題に「財政論・組織論からみた破たん回避策」とあります。前半は、赤池町を含む福岡県田川郡4町(かつて財政再建団体であった。)の比較財政分析などに費やされていますが、4町長のリーダーシップ分析があったり、M・ウェーバーにとどまらずミンツバーグが引用されるなど経営学を修めた方(著者は大学教授であり、経営学博士でもあります。)ならではの、幅広く多面的な切り口がみられます。

 後半、夕張市の分析、追跡に紙幅が費やされますが、「財政指標は、なぜ、機能しないのか」、「ガバナンスの機能不全」、「教訓」など、考えさせられます。

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RAINBOW 15

071742191 RAINBOW15 二舎六房の七人 安部譲二/柿崎正澄 小学館 ¥530

「何度ダウンしても、雑草のように立ち上がるマリオ・・・  それまで冷やかしや罵声をあびせていた観客はいつしかリングの二人の男の闘いに引き込まれていった。」

 予定されていたカードの片方のボクサーのケガから転がり込んできた日本ランカーとの対戦。四回戦ボーイのマリオには、所詮はムチャな話だった。しかも明後日。昭和35年、テレビも普及し始めたけれども、いまだ戦後をひきずっている時代。でも、盛り上がっていたんやろうな。

 年甲斐も無く、こんなテーマには目頭が熱くなるんやなぁ。

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こんどは松山城

Matsuyama_castle_01_mini 童友社の食玩。ふたつ目にGETしたのは松山城

 初代城主は、秀吉が勝家を破った賎ヶ岳の合戦で名を挙げた七本槍の一人であった加藤嘉明だそうです。

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情報のさばき方

402273110901_aa240_sclzzzzzzz_v37880273_ 情報のさばき方 外岡秀俊 朝日新書 ¥756

 昨今の新書ブームに影響されてかどうかは知らないが、最近創刊された「朝日新書」の第1弾のうちの1冊。宮崎哲弥の新書365冊メッタギリ本が話題ですが、その陰に隠れて(?)渋く光っているのが本書です。

 ベテラン新聞記者が肩の力を抜いて飄々と語る風合いが面白い。「情報の”さばき”方」とあるだけに、よくある整理術とは目的がそもそも違う。例えば、新聞の朝刊一面の編集会議の様子。「こんなに簡単に決めていいのか?」というくらい、テキトーなように感じる。ただ、これは”時間”が最も重視される資源ゆえの意思決定方法であることが示されている。同様に、情報発信における3段階作戦(これはワタシが勝手につけた名称です。)など、ごく短時間(一瞬と読み替えても構わないでしょう。)での「さばき方」の心得を教えてくれます。その多くが、著者の失敗談をベースにしているので親近感が湧くのです。

 副題の「新聞記者の実戦ヒント」というところ、「実践」としていないところにも心意気が感じられます。

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日本直販 第二次世界大戦DVDセット

Eq2575_11 日本直販 第二次世界大戦DVDセット ¥10,000

 先週の週末に神戸新聞に掲載されていた広告を見て、「DVD13枚で1万円!」の価格に驚き。1枚1万円ではないのかと何度もわが目を疑った。迷うことなく、即、ネットで発注。30年ほど前TV東京系で放映されたモーパックの記録映像のビデオセット20巻ほどを、10年以上前に購入した際は10万円前後だったことを考えると、ここでも「価格破壊」が起こっていることを感じる。

 もっとも、「第二次世界大戦全史」と銘打たれてはいますが、米国で50年代にTV放映された「Victory At Sea」を編集したものなので、一部の例外を除き、「米軍の」海戦あるいは島嶼部での激戦のみに絞られています。このため、電撃戦やソ連戦には触れられていません。もっとも、「地中海の戦い」や「エル・アラメイン」なども収録されており、ご都合主義的なアメリカ的な編集方針が伺えます。ボリューム的には「太平洋戦線」が重視されており、日本人には興味深いものとなっています。ちなみに、モーパックと異なり全編モノクロ、音声はBGMとナレーションのみで、昔のニュース映像風のテイストです。

 まだ1巻目を眺めているところですが、このところ帰宅が遅いこともあり平日は殆ど観れそうになく、2週間ほどかけて観ることになりそうです。

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2006.11.04

実写映画化 マッハGoGoGo

28451060125_gmg_mm1  ハリウッドで実写映画化されるらしい。公開は2008。「マトリックス」シリーズのウォシャウスキー兄弟が監督。観念的にならずに、原作どおりのアカルイ徹底したエンターテインメントに仕上げて欲しい。なんせ、「高度経済成長」下に生まれた荒唐無稽な「名作」ですから。

 「エヴァ」といい、この「スピードレーサー(米国でのタイトル)」といい、時代を超えてハリウッドで実写映画化されるジャパニメーション。時空を超えた魅力があるんやろうね。三船剛が操るマッハ号の7つのボタン(子供ゴコロにも007のアストンマーチンDB5のパクリのような気もしたけど。)、ちびっ子やサル。主題歌が流れる中、崩れゆく恐竜の骨をかわすように走り去るマッハ号の絵。少しずつ、脳裏に甦ります。

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自治体連続破綻の時代

486248084501_aa240_sclzzzzzzz_v36740842_ 自治体連続破綻の時代 松本武洋 洋泉社ペーパーバックス ¥1,000

 著者は、ベンチャーキャピタル、出版社を経て、フリーエディター・ライターを兼業しつつ埼玉県和光市議会議員を務める。

 自治体における多岐にわたる論点、課題を解説するとともに、後半では自治体を監視し、動かそうと唱え、「誰でもできる自治体チェックの技法」を挙げる。

 多くの住民が無関心なうちに、急速に傾きつつある自治体。国は豹変し、自治体への「自力更生」を求める。

 分かりやすい、突っ込んである、幅広い。それでいて読みやすい。

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2006.11.01

食玩 姫路城 春

Himeji_castle_01_mini  西明石駅のローソンにて購入。「童友社」の塗装済完成品。お菓子が入っていなかったから厳密には食玩ではないのか。

 「童友社」といえば、かつてのビッグスケールのAIRや最近だと輸入プラモを扱ったりといったものもあるのでしょうが、「お城」でしょう。ミニチラシが同梱されていましたが、本格的な「お城」プラモへの呼び水としての狙いもあるんでしょうね。1年ほど前、ガイジンさんが「姫路城」のプラモの箱を大事そうに抱えて電車に乗っている姿をみかけたことがありました。

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新装 月刊ascii

Ascii200610241 8月にいきなり休刊した「月刊ASCII」。小文字のasciiになって再出発。

第一印象:(日経ビジネス+日経情報ストラテジー)/2に、日経アソシエをスパイスとしてかけたような雑誌になってしまった。ハードなイメージだったASCIIが、オサレになってしまった感じがして少し寂しい。良くも悪くもフツーのITビジネス雑誌になってしまうのか。キラッとしたものばかりではなく、ASCII風な「そこまでやるか」みたいな記事が少しずつ生まれてくることを期待することとしよう。

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