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2007.01.28

総下流時代

433493399801_aa240_sclzzzzzzz_v46824422_ 総下流時代 藤井厳喜 光文社ペーパーバックス ¥1,000

 副題は「なぜワーキングプアが増えるのか?」刺激的なタイトルと光文社ペーパーバックスの最新刊であることにつられて買ってしまいました。高齢化、人口問題等のオーソドックスなテーマを、しっかりした統計数値を踏まえて仮設を立ててあるので胡散臭い印象は受けないでしょうが、こういった類の書を何冊か読まれた向きには新味は乏しいかもしれません。簡単にまとめてしまえば、「かつて3つほどあった独立した世界が、1つにブレンドされた。その結果、先進国の多くの人も共産圏、発展途上国の同様の仕事に就いている人たちの水準に引っ張られることになった。」から、日本でもワーキングプアが増えているってことらしい。日本国内としては総中流が消えつつあるけれど、全世界的には壮大な中流層が生まれつつある、ってことかもしれません。結構、簡単な理屈ですが、当たっているんでしょうね。

 あらたな「中世」がやってくる。とは、筆者の主張ですが、同じようなことは堺屋太一氏もかねがねおっしゃっているようですが、その意味する「中世」とは人ぞれぞれ違うようにも感じます。ところで、中世って暗黒時代の象徴として語られがちですが、「新」中世はどうなるんでしょうね。

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コメント

「なぜワーキングプアーが増えるか」の私の理解です。
グローバリゼーションの進展により、「この給料で嫌だったら、海外にかわりはいくらでもいるんだよ」と経営者に言わしめる環境の整備が進んだこと

投稿: Mizo | 2007.01.30 23:28

世界中がフラット化して均一化されているんでしょうね。給与水準も含めて。
これまで、日本を含めた先進国の国民は、先行者利得をむさぼってきたわけですが、BRICsの台頭でそろそろ年貢の納めどきってとこですね。

投稿: 凡太郎 | 2007.01.31 00:03

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