« 今年の成人式 | トップページ | とめどない笑いの連続攻撃! »

2007.01.08

2週間で小説を書く!

434498007701_aa240_sclzzzzzzz_v33714986_ 2週間で小説を書く! 清水良典 幻冬舎新書 ¥777

 ずいぶんとセンセーショナルというか安直というか、思い切ったタイトルですが、書きぶりは多少くだけているものの、内容は大まじめなものです。

 著者は大学で教鞭もとる文芸評論家。少なからぬ小説もものにしておられるようで、小説の作法を大学やカルチャー教室で長年にわたり教授、指導しておられるとのこと。

 本書も『「書ける人」になるブログ文章教室』同様、神戸新聞の書評欄で見つけて昨日購入したものです。

<レバレッジ・メモ>

  • 本書には三つのパートがある。本文と「実践練習」、そして「今さら聞けない30の質問」である。
  • 小説を書く志望動機:「①有名な作家に憧れていて、自分もそうなりたい。」、「②うまくいったら印税生活で優雅に暮らしたい。」、「③子どものときから作文が得意で、先生から「お前は作家になれる」と言われた。」、「④人と付き合うのが苦手で、一人でじっとしているのが好き。」、「⑤正業につけないヤクザな性分だ。」
  • もともとは内気で人前ではうまくしゃべれないあなたが、文章では理路整然と意見を書けたりする。
  • はっきり断言してもよいが、その人が書けるレベルは、読んだ経験のレベルとほぼ等しいのである。
  • 何年か前に熱心に読んだ小説を思い出してみると、ほとんどがぼんやりしている。・・・・ただ印象的な部分とか、受けた手ごたえだけは残っていたりする。
  • また日本の作家だと”盗作”っぽく思われるのに対して、外国の作家だと逆にちょっと”高級”な感じがするから不思議である。
  • 創作メモ:方眼の罫線や白紙ののーとなどが一番簡便かもしれない。
  • かつて吉行淳之介という作家が、近所のタバコ屋までタバコを買いに歩いていくというだけでも、四十枚程度の短編小説は書けるということを述べたことがある。
  • 梶井基次郎の短編「檸檬」などは、主人公が下宿を出てから街をぶらぶら歩き回っているだけの小説なのだが、
  • 細部は怖い。逆に、細部に神が宿る、という言葉がある。
  • 文章くらい書ける、と書く人は思っている。   そうだろうか。
  • 戦後の学校教育では、考えや意見(オピニオン)を書くことには力を入れてきたが、<描写>力は軽視されてきた。
  • ストーリーを考えたりテーマを考えたりするよりも、どういう文章で書くのか。それが一番最初で、そして最も大切な問題なのである。
  • 小説の中味といわれて、最初にほとんどの人が思いつくのは「ストーリー」である。「プロット」ともいう。
  • 解決よりも変化を。
  • キャラクターデザイン「①身体的な特徴を誇張する」、「②性質を誇張する」、「③特技で誇張する」、「④履歴で誇張する」
  • 同世代の文学とうっかり考えているものが、じつは親世代の文学であるというブレは、今でもあるはずだ。
  • 「前書き」、「後付け」はダメ。
  • 神様が降りる瞬間
  • ポール・ヴァレリーの箴言に「あなたが最も巧みに為すこと、それが罠である」という怖い言葉がある。
  • 百年後の知己を求めよ。
  • 職業として作家を捉えた場合、原稿料や印税だけではとても食べていけない。
  • 十年二十年書き続ければ、どんな人だってプロレベルの小説は書ける。

 これだけ打つのは、ちょっとしんどかった。

|

« 今年の成人式 | トップページ | とめどない笑いの連続攻撃! »

「文化・芸術」カテゴリの記事

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

投稿: Watimafe | 2007.06.22 15:35

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/60334/13396268

この記事へのトラックバック一覧です: 2週間で小説を書く!:

» 戦略 [こぼれ話]
昨日と今日と は観光客など計 こぼれ話 とも述べた [続きを読む]

受信: 2007.01.12 19:47

« 今年の成人式 | トップページ | とめどない笑いの連続攻撃! »