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2007.02.25

シングルモルトを愉しむ

433403172201_aa240_sclzzzzzzz_1 シングルモルトを愉しむ 土屋守 光文社新書 ¥998

ラフロイグ、ボウモア、マッカラン。シングルモルト好きでなくとも、ちょっと洒落たバーを覗いたことがある方ならご存知の銘柄。いずれも英国のシングルモルトで、日本ではサントリーが扱っています。ボウモアに至っては、サントリーが蒸留所まで買収してしまったらしい。サントリーはほかにも何箇所かMAをかけたようで、ニッカ所有のものもある模様。

 バランタインとかジョニーウォーカーといった有名なスコッチは、ブレンデッド・ウイスキーと呼ばれ、十数種から数十種類のモルトと数種類のグレーン(穀物由来の原酒)が混ぜてあるとのこと。もちろん、個性的ではあるものの飲みやすく、安定した量を流通に載せることができ、また、品質の安定化を図り、商業ベースにもっていくためには欠かせない手段でもあるのでしょう。

 日本でも、サントリーで最上級といわれる「響」はブレンデッドで、一方の「山崎」はシングルモルト。ニッカのシングルモルトは、創業者の名を冠した「竹鶴」に創業地に由来する「余市」など。

 数年前に学生時代のボランティアサークルの後輩に連れていってもらった三宮のシングルモルト専門のショットバーで、同書の著者の手になる「モルトウィスキー大全」なる本をマスターに見せてもらったことがあった。そのときは、アイラ島の個性的な「アードベッグ」のことを「段ボールの味がするウイスキー」などと言いながら愉しんだ。実際、このような言い回しをすることがあるらしい。ヨーチンみたいな味、匂いなんて言い方も。後年、ロンドンのバーで「アードベッグ」をオーダーしたけれど、若い店員はよくわからなかったみたいだった。イングランドでは、スコッチといってもブレンド銘柄が数種置いてある程度らしい。ちょっと気の利いた酒を注文しないといかん、と気負った自分を滑稽に感じた。

 新書の割に少し割高なのは、カラーページがあるため。鮮やかな「シングルモルト・ボトルガイド」が綴りこまれています。こうして本から入るのは、「頭でっかち」かもしれないが、私にとっては子供の頃からのアプローチ。こうして良書に出会うこともあるのだから、これはこれで大事にしたいと思う。

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コメント

ウイスキーにはまっているみたいですね。
三宮のモルトウイスキーの専門店って
http://www.single-malt-scotch.com/28b/frame28b_28hyogo.html
にある?今度飲みに行くときウイスキーの飲み比べしたくなってきた・・お金持ちの社長連中と飲みに行くと翌日酒が残らんのが不思議・・酒の種類が違うのかあ・・響はその中の1本かもしれない

投稿: とんぼ | 2007.02.26 19:31

レス、遅くなりました。

店名リストを見ても、よく思い出せないんです。地下1階でこじんまりしていましたが、カウンターだけではなかったと記憶しています。テーブル席で4人で飲んでいた訳ですし。
Alco-Hallは別の機会(相当に昔のような気がします。)に入ったことがあるようにも思いますが。

悪酔いするかどうかですが、蒸留酒かどうか(ウイスキーは蒸留酒です。)とか、日本酒だと純米酒かどうか(醸造用アルコールの有無)とか、が取り上げられることがありますが、実際のところどうなんでしょうね。もっとも、酒量と体調、それに精神状態(ある程度気が張っていたとか、ゆるゆるの気分だったとか。)に影響される部分が多いんじゃないでしょうか。

ちなみに「響」はサントリーの(少なくとも表に出ている限りで)最高級ウィスキーですが、シングルモルトではなく、ブレンデッドです。

投稿: 凡太郎 | 2007.03.03 22:43

まだまだウイスキーについては、ど素人・・かつて響や山崎もボトルキープしてはいたが、薀蓄もなくただただ
周りに合わしていただけ・いろいろと調べていたらなんで「響」を美味しく思ったのか判ったわ・・初心者の証明ってことでした。
http://allabout.co.jp/gourmet/whisky/closeup/CU20030212A/index.htm

投稿: とんぼ | 2007.03.04 02:13

興味深いsiteをご紹介いただきありがとうございます。何と言おうと、「響」はジャパニーズ・ウィスキーの最高峰の1つですし、外国の一流ホテルでバランタインをチョイスして恥をかくことはありえないと思います。
若者がフォアローゼスとかCCを好むのだって、飲みやすいから自然に選んでしまうのかもしれません。

投稿: 凡太郎 | 2007.03.04 15:07

オールドが空いたので、角瓶に移行しました。

投稿: Mizo | 2007.03.04 16:04

売上高ではオールドに敵うものではないんでしょうが、「(刺身とか)和食に合う」、「毎日でも飲みやすい」って意味では、「角」は最も日本的なウィスキーかもしれませんね。

投稿: 凡太郎 | 2007.03.04 20:44

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