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2007.10.07

挑戦 日本郵政が目指すもの

挑戦 日本郵政が目指すもの 西川善文 幻冬舎文庫 ¥756

オビには、「社員24万人 店舗数2万4000 貯金残高180兆円 超巨大ビジネスの全貌がついに明らかに!」とありますが、西川さんの名前を全面に押し出した最近はやりの有料宣伝ですな。安倍前首相も首相になりそこねた麻生さんも新書をものにされましたし。

三井住友銀行の頭取から電撃的に日本郵政の初代社長への転身(転進?)。驚かなかった向きは皆無でしょう。本書二部構成になっており、第一部は西川社長の半生を語る自叙伝となっています。本意ではないが、社長の人となりを知ってもらうことが日本郵政にとって有意義であろうとの説得を受けてとの言い訳めいたことが冒頭に述べられているが、その意義はともかく面白く読めた。

民営化(と言っても単に株式会社化され、従事者の身分が公務員でなくなっただけで、株主はいまだ「国」なのですが。)されて間もない今週、早速、日通との提携を発表。本書の中でも、「民業圧迫などと批判するが、民営化された以上、何をやろうが自由だ。」なんて犬井ヒロシばりのフリーダム宣言。元大蔵省事務次官の小川地銀協会会長との地銀との住宅ローン提携話に係る空中戦では、(予想通りというか)スルガ銀行の抜け駆けで、西川新社長が互いの前職時代の雪辱を果たしたかに見えますが、今後、住宅金融支援機構(かつての住宅金融公庫)を、ゆうちょ銀行が競り落とすことにでもなった日には地銀は大合併を余儀なくされるでしょう。もっとも、その頃には道州制が敷かれ、各道州に1行の大地銀が残っているという形になっているのかもしれません。

さぁ、ため池の中のクジラ、何を食って生き残るか。

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