小説会計監査
小説会計監査 細野康弘 東洋経済新報社 ¥1,680
オビには「巨大監査法人はなぜ崩壊したのか?」と大きく、「当局のあまりにも恣意的な検査・指導。リーク情報に踊らされ、世論を煽ったマスコミ。背後にうごめく超大国の思惑・・・・・。渦中の監査法人に身をおいた著者が贈る、迫真の長編書き下ろし。」と小さくあります。
著者は中央青山監査法人でメガバンク、大手流通グループ、国営巨大公社などを担当。同監査法人の理事、評議会議長なども歴任。2006年退職し独立。と記されています。
- ムトーボウ事件
- ABC銀行消滅
- 大日本郵便公社民営化
- 月光証券 いずれもモデルがどこかは容易に想像がつきますよね。
各社を巡る記述もずいぶんと強烈な書きぶりの箇所がありますが、PwCと目されるKkLなる国際会計事務所のネットワークとアタラ監査法人なる新設法人に係る箇所は苛烈ともいえる書きぶりです。著者の憤怒が伝わってくるようです。しかしながら一方で、被監査先の管理職を戦友と称する感覚には、アナクロさの匂いを感じると同時に、こういったスタンスが大事件を引き起こす風土から生まれたのであろうとの印象を禁じえません。
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この記事へのコメントは終了しました。


コメント
小説会計監査の書評拝読いたしました。
投稿: Orwell | 2007.12.30 22:20
お読みいただきありがとうございます。
投稿: 凡太郎 | 2007.12.31 21:52