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2008.02.24

自衛隊2500日失望記

51lqzar9qel_aa240_1 自衛隊2500日失望記 須賀雅則 光文社ペーパーバックス ¥1,000

公認会計士試験に4度も落ちて、放心状態のまま、子供の頃から憧れていた自衛隊に応募。航空自衛隊での7年間の在籍期間で見聞きした、一般国民にとっては驚愕の実態がこれでもかというくらいに詰め込まれています。

本書を読めば守屋次官の100回ゴルフ接待でさえ、氷山の一角でしかないご愛嬌とも思えてくる恐ろしさ。税金が食い物にされているさまは、25万人自衛官に渡り裾野が広~くなっており、さらにはOBへとさらに際限なく広がっていることを知る。一方で、ただ単に現役、退官自衛官を責めるだけではすまない構造的な疑問も感じる。というのも昇任が叶わなかった自衛官の中には53歳で退官せざるをえない者も多い現実。年金が受け取れるようになる60歳、65歳までどうやって生きていけ、というのか。53歳といえば、子供が進学する場合、人生の中でもっともカネが係る時期に当たる。単に個人、組織の倫理感だけで片付けられるものではない。

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コメント

読者の興味を惹かないためか「退官せざるをえない」状況はマスコミにほとんど取り上げられませんね・・・・
公務員の「事務次官に昇格すれば、同期は退官」する慣例も、よくよく考えてみれば不思議な感じがします。この慣例を変えなければ、「生きるために天下り先を確保するだ」という大義名分もなくならないことでしょう。

投稿: Mizo | 2008.03.02 07:15

公務員の中でも自衛隊は、殊更に異質というか特別扱いされているようです。特別扱いされながらも、職場での回転率が高いにもかかわらず、規模は25万人。マスコミも今回の「あたご」事件のような折には、叩きまくるものの、毎年大勢の国民が任官し、退官していく様子には、おっしゃるようにあまり関心を払いませんね。

投稿: 凡太郎 | 2008.03.02 18:57

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