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2008.02.03

格差社会の世渡り

41bt4zwmel_aa240_1 格差社会の世渡り 中野雅至 ソフトバンク新書 ¥735

 週刊誌のコラムを延々読んでいるような気分になりますが、「そういうの、あるある。」といった感覚で読み進むことになりました。読み終えてから、「で、結局どうよ。」と問われても、「さぁ?」といった面もあるのですが、全同意ではないものの軽妙洒脱な筆運びもあり、ちょっと胡椒の効いた「癒し」になります。

少し長めになりますが、内容のイメージを掴むには、目次を眺められるのがよろしいかと。

<目次>

序章 「明日が楽しみ」と言えますか?
 努力は報われているだろうか
 勝ち組に勝利の根拠はあるのだろうか
 ポストバブルの流れを決したのはPR力

第1章 長期不況は庶民の責任か
 当世日本、努力でどこまで上昇できるか
 「イギリス病」と「日本病」の病根は同じか
 いかに日本人は働き者か
 ビルメン老人 見返りのない受験勉強に励む子供たち
 努力は才能か

第2章 報われない高学歴者
 中央官庁で感じた学歴価値大暴落
 高学歴三極化の中で滑り落ちる普通の受験秀才
 支配的価値観の逆転
 東大ブランドは年収1000万を保証するか
 東大だけでは「華麗なる一族」に入れない
 学歴は劣悪な保険
 高学歴エリートを襲うWEの恐怖
 化石化する企業別給料ランキング
 痴漢冤罪で不安定化する雇用
 うつ病と高学歴者
 最も損する受験エリート
 「それでも学歴は生き残る」という主張
 後ろ向きな中間層の私学受験
 ボーディングスクールを目指す人々

第3章 ワーキングプア
 ワーキングプアは一体何人いる?
 オオマエハルコのような派遣労働者
 最大の被害者は若年労働者
 非正社員の増加と少子化との関係
 福祉の女王 vs. 援助に値する貧しい人々
 正社員がワーキングプアへ転落するリスク
 ますます貴重な存在になる「日本人労働者」
 原因を特定できないワーキングプア

第4章 「勝ち組」の根拠
 独立系 vs. 組織系
 執念に勝る金儲けの秘訣なし
 金儲けこそ実力と見なす風潮
 受験勝者が嫌われる六つの理由
 金儲けの勝者を崇める日本人のおかしさ
 起業家にあって庶民にないもの
 アピールリッチ
 マスコミを使う
 本を出版する真の狙い
 不祥事対処も見た目が10割?

第5章 イバリーマンの勝利の理由
 スーツ族の復権
 暴れるサラリーマン
 「どーすんの、 オレ」と悩めるリーマンは幸せ
 二番目にデキるヤツが飛び出すという法則
 やる気をなくさせるやらせ人事評価
 デキる人が見えにくい日本の組織
 何が何でも会社にしがみつくという執念
 出世の第一条件は疲れないこと
 声のデカさとアピール力

第6章 格差社会のゆくえ
 努力プアの苦労はいつまで続くか
 ホワイトカラー・エグゼンプションの餌食
 努力プアの反旗?
 暴論か、それとも正論か
 市場原理主義国家ニッポン
 二十日鼠状態に疲れるとき 
 ハケン・正社員・富裕層のメンタリティ
 「努力プア連合」の条件

第7章 見た目が10割社会を生き抜く処世術
 組織を徹底的に利用する
 会社を辞める前に
 「えびす顔の出すぎた杭」になる秘訣
 組織と個人を分ける
 単調な努力では上昇できない
 持続性こそ力なり
 生死を決する潮目を読む力
 行動力に欠ける学歴エリート
 政府のススメに満足してはいけない
 政府報告書は宝の山
 高学歴のメリット
 日本人がアメリカの移民労働者に?

第8章 努力が報われる社会へ
 勤労意欲こそ日本の宝
 選択肢が豊富な社会を作ろう
 「実績」社会から「実力」社会へ
 実力社会実現に向けた具体策
 労働市場の流動化は高学歴者を救えるか
 他人や社会全体を考える世の中に

おわりに

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すぱむうざいっす。。。 [続きを読む]

受信: 2008.02.04 01:58

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