永遠平和のために/啓蒙とは何か
永遠平和のために/啓蒙とは何か(他3編) カント (中山元訳) 光文社古典新訳文庫 ¥680
最近、カラマーゾフの兄弟などの新訳で有名になっている文庫の1冊。カントと言えば、とにかく難しいという印象が強く、私自身、若い頃に「純粋理性批判(もちろん日本語訳)」を読みかけて3分冊の1冊目で挫折してしまったトラウマを抱えておりました。そんな過去を抱えながら、なんでこの本を手に取ったかといえば、オビに「カントが普通の言葉で語り始めた。」なぞとウレシイコピーがあったからにほかなりません。
- 啓蒙とは何か-「啓蒙とは何か」という問いに答える
- 世界市民という視点からみた普遍史の理念
- 人類の歴史の憶測的な起源
- 万物の終焉
- 永遠平和のために-哲学的な草案
けっして軽い読み物ではありませんが、「哲学」といった趣ではなく、とても読みやすい印象を持ちました。
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