未来世界へようこそ
未来世界へようこそ(SFセレクション7) 赤木かん子編 ポプラ社 ¥1,050
少年少女向けのSF短編集の1冊です。明石市立西図書館で借りてきました。「はじめに」で編者の赤木さんが、下記のようなことを述べられています。
今、ファンタジーを読むのは別に特殊なことではありません。が、1960年代、SFもそういう人気の文学ジャンルのひとつでした。本の好きな人ならだれだってアシモフやブラッドベリをひとつやふたつ、読んでいるのはあたりまえのことだったのです。けれどもやがて、SFは活字の世界から日本ではアニメとコミックと映画に(アトムもガンダムもウルトラマンもSFです)アメリカでは映画に(スター・ウォーズもターミネーターもSFです)舞台を変えました。ですから今、十代、二十代の方は、ほとんど活字のSFは読んでいらっしゃらないだろうと思います。(後略)
・・・そうだったんですね。私は、現在ではSFが広く認知され市民権を得たと理解していたのですが、実際には少なくとも活字の世界では拡散というか散漫な状態に陥っていたようです。
- 地球からの手紙:井本由紀(小学6年生時の作品)
- お召し:小松左京
- むぎひとつぶ:さねとうあきら
- 武器なき世界:カート・ボネガット
- ウァヴェリ地球を征服す:フレドリック・ブラウン
とりわけ「武器なき世界」は、小学校5,6年生の時に図書室で借りて読んだ「時間と空間の冒険」に収めていられた作品の一つだそうで、とても懐かしく感じました。「人工宇宙の恐怖」はどうなったんだろうか。
| 固定リンク
「育児」カテゴリの記事
- ぜったい完成!プラモデル塾(2010.01.31)
- 火垂るの墓 on フジTV(2009.08.18)
- 映画 60歳のラブレター(2009.06.07)
- 銀魂五年生(2009.05.10)
- 告白(2009.04.12)
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 華厳の思想(2012.09.11)
- ビー・ヒア・ナウ―心の扉をひらく本(2012.09.08)
- 巨額年金消失。AIJ事件の深き闇(2012.09.08)
- マインドフルネス(2012.09.02)
- タオ自然学(2012.08.25)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 華厳の思想(2012.09.11)
- ビー・ヒア・ナウ―心の扉をひらく本(2012.09.08)
- 巨額年金消失。AIJ事件の深き闇(2012.09.08)
- マインドフルネス(2012.09.02)
- タオ自然学(2012.08.25)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント