物語 現代経済学
中公新書の「物語」路線の一冊。レーニンの「帝国主義論」を読んでから、思い出したように経済学に魅かれて購入。大学入学時に購入したサムエルソンの「経済学」(もちろん都留重人さんの手になる邦訳版です。)が、どうやら単著としての最後の版らしいことを知り、改めて時の移ろいを感じた次第。
ノーベル経済学賞がホントはノーベル賞ではないこと、ガルブレイスへの世評など、興味深い内容、エピソードが続きます。
(Amazonより)
>出版社/著者からの内容紹介
アメリカ型の経済学教育の導入により、経済学の一元化が進み、自由な思考にとって最も貴重な多様性が失われている。本書は、主流派が真剣に読まなくなった、マーシャル、ケインズ、サムエルソン、ガルブレイスらの経済学を再検討し、今日的視点から彼らの問題意識や問いかけの持つ意味を考察するものである。異端派を排除してきた「ノーベル経済学賞」の問題点をも指摘しつつ、相対化を忘却した現代の経済学に警鐘を鳴らす。
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