水滸伝 3
水滸伝 3 北方謙三 集英社文庫 ¥630
輪舞の章。人物画は魯智深。
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やっぱり購入してしまいました。それも豪華版。とはいえ、Amazonで購入すればディスカウントが大きいこともあり、通常版との差額もずいぶんと軽いものになってきます。
なぜ、豪華版にこだわったかといえば、鈴木オートのフォトモがついてくるからです。先月か先々月のModel Graphixで、伊藤康治さん作成のジオラマがモデルになっていることが紹介されていたのですが、件のフォトモにはしっかりと、伊藤さんとMGの名がクレジット。
ロードショーでは見損ねてしまった冒頭シーンも、しっかりと確認しましたぞ。
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波乱の時代(上) アラン・グリーンスパン 日本経済新聞社 ¥2,100
バーナンキ氏に18年間に渡るFRB議長の座を譲った著者の回顧録。年末、年始にかけて読みたいと思っていたものの、まとまった時間を確保できずに捨て置いてしまっていました。ここにきて職場の同僚が、本書を絶賛していたことから手を伸ばした次第。
上巻はまさに回顧録でしたが、下巻はグリーンスパン哲学と未来予測とのこと。元FRB議長というと、何やらずいぶんと小難しいことを書き記していると見て取る向きもあるかもしれませんが、物語としてテンポよくとても読みやすく書き上げられています。
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今夜、午後10時からまさに現在放映中の番組です。石ノ森さんが亡くなってはや十年だそうで、享年61歳とのこと。700編を越える作品をものした同氏が、特別な作品として16の雑誌、新聞に場所を変え、発表し続けた作品が、「サイボーグ009」であったといいます。
個人的にはマンガよりもモノクロのTVドラマでの出会いが先で、就学前であっただけに、その基調にある反戦、反核といった思想的なものはあるで汲み取れず、一種のエスパーもの(サイボーグとエスパーの区別すらついていなかったわけですが。)として単純に、カッコイイ、あるいは「あんな力があったらなぁ。」などと受け止めておりました。ご多分にもれず009の「カチッ」と奥歯を鳴らす加速装置に憧れ、夢の中では009の一員になっていたことすらありました。奇妙だったのは、普段見る夢が色つき(むしろカラーの夢こそが、かつては珍しがられたものでしたが。)であったにもかかわらず、009の夢はTVアニメ同様にモノクロであったこと。また、テーマソングに「あか(赤?紅?真紅?)いマフラーなびかせて・・・」とあったと記憶しているのですが、最近、目にする画は赤いコスチュームに白いマフラーであることにも困惑しています。先ほどTVに映った初めての劇場公開アニメでは、確かに009は白いコスチュームに赤いマフラーでしたが。さらに言えば、さきほどTVに映ったコミック第1話の表紙では、コスチュームはウグイス色でした。こういった変化も、同作が長きに渡って連載されてきた歴史を語ってくれているのでしょう。
少し前、高校に入ったころの長女が009のマンガ文庫に熱中していたことがありましたが、世代、性別を超えた魅力があるのかとも感じています。
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ジュセリーノの予言 TV東京 ソフトバンク・クリエイティブ ¥1,260
今年に入ってからのTV東京での特番での反響が凄まじかったようで、TV番組からスピンオフしたのがこの本のようです。読みやすそうだったので、ついまとめ買い。
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続 未来からの忠告 ジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルース たま出版 ¥1,575
最近話題に上っているブラジルの預言者。911や長崎の伊藤市長射殺事件など、数年以上前に「日付、人名」まではっきりと言い当てていたらしい。夢の中で、未来に放り込まれるようにされるとのこと。これが一晩に何度も繰り返される。
日本での地震に関する予言が職場でも話題になり、半分以上本気で受け止めています。もっとも、備えと心構えをしていて何ごともなければ、それがなによりですしね。
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MILITARY MODELING MANUAL 20 ホビージャパンムック ¥2,500
特集は "THE WORLD OF 1/35 MILITARY MODEL"。AIRや艦船ならいざ知らず、AFVモデルにおいても敢えて1/35と名乗らねばならぬほど、1/48を始めとするミニスケの勢いが伸びてきたということでしょうか。
AM,PGといったAFVモデル専門誌のみならず、スケールモノ総合誌やホビー系模型の総合誌の全ての名前をスラスラと挙げることさえままならぬほどの隆盛ぶり。そんな中にあっても、MMMはその妥協を許さぬクオリティの高さでいつも納得。嘉瀬翔さんの大型ジオラマが堪能できるのがイチバンの楽しみ。今回は青木周太郎さんのケーニヒスティーガー3台の大作もしばしみとれてしまった。また、荒屋敷正和さんの「鉄獅子奮迅」とのタイトルが冠された二式砲戦車「ホイ」車。終戦直前の神社鳥居前での架空ショット。こういうテイスト、強く魅かれます。
MMMを購入するにつれ、技術面はともかく、いつになったら、こういった大作にとりかかれるんだろうといつも嘆息。
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水滸伝 1 北方謙三 集英社文庫 ¥630
とうとう手を出してしまいました。文庫でも全19巻が出揃った北方水滸伝。小学生の頃、施耐庵のジュニア版(これが実は侮れない出来との評もあり。)を読んで以来の水滸伝となります。
もともと19巻もあるような長編ではないところ、北方さんが換骨奪胎、やりたい放題に脚色したと聞きます。ご本人もしょっちゅう、エッセイやインタビューで述べられているところですから、疑うべくもないのですが、それがゆえに躍動感や人間臭さを感じさせるゆえんなのでしょう。
果たして読み通せるか。「徳川家康」も「ローマ人の物語」も長期休憩中ですし。
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このところ毎週のように借り替えているレンタルCD。今回のラインナップは次のとおり。
今回は全て邦楽。ベスト&ナツメロ路線は継続。
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市場検察 村山治 文藝春秋 ¥1,950
オビには「権力の深奥部で起こった検事たちのすさまじい暗闘!」とあり、「日本経済のグローバル化に対応せよ!轟音をたてて変質する検察 市場か、政治家か?」とあります。
著者は「特捜検察vs金融権力」で、特捜検察と大蔵省/財務省の蜜月と亀裂、そしてその修復を迫力ある筆致でさらけ出してくれた人物。毎日新聞に18年勤務した後、朝日新聞に移り、現在、同社編集委員。
よくここまで書けるな、とその取材力と構成力には舌を巻くが、一方で「見てきたような」書きぶりには、どこまでが事実なのか、どういった人物、組織がニュースソースなのか、またリークする意図は何処にあるのか、などと思いを巡らせると、正直なところ背筋がゾっとする想いにかられる。
新聞やTVではお目にかかることのない切り込み方であり、踏み込んだ書きぶりであるが、著者が新聞社に籍を置いているがゆえに、新聞でこのような突っ込んだ書きぶりができないこと自体が巨大メディアが検察の広報部に堕していることを象徴しているのかもしれない。実際、本書の中にも検事に問い詰められた大手新聞社の記者が、ソース(最高検)を明かしてしまう下りが出てくる。
ともあれ、特捜のターゲットが政治家から市場に変換した以上、企業に勤務するサラリーマンの誰しもが、ある日突然「狙い撃ち」され、真実がどこにあるかどうかなど関係なく、全てを失うリスクを抱えることになってしまったと言えよう。「密室での取調べ」が批判されるものの、検察、警察といった捜査当局が「最強の武器」をそうやすやすを手放すとは思えない。
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先週のレンタル分、土曜日に借りたことを失念し、今週の日曜日に返却。延滞料1日分、計¥1,000也。
で、今週分。
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範馬刃牙10.5外伝ピクル 板垣恵介 少年チャンピオン・コミックス ¥420
バキを休載して書き下ろしたのがこれだったのか。看板作家になれば、結構大胆なワガママも通るもんなんですな。でも、コイツの登場のおかげで本編も本来のリズム感を取り戻したようで、結果的にはよかったってことなんでしょう。これを読んだ次女が、「こんなん、ありえん。」とコメント。
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本は10冊同時に読め! 成毛真 三笠書房 ¥560
まるで聖徳太子の読書版のようなタイトルです。おまけに、副題は「本を読まない人はサルである!」ときました。趣旨はわかるけど、問題発言ともとれますな。
子供の頃からの超読書好きの著者の手になる「読書論」。日垣隆さんや宮崎哲弥さん、中島孝志さんなど、世に読書家として名のある方は多くおられますし、有名人でなくとも年間100冊程度を読まれる方は結構おられるもの。そんな中にあって、著者の特徴は、本を捨てない、借りない、貸さないといったところでしょうか。身銭を切って購入し、(ただし全ては読まない)大事にとっておく。自宅に収まりきらないから、別荘も図書館状態とのこと。マイクロソフト株式会社の社長を務められたくらいの結構なご身分の方ゆえ、といってしまえばそれまでですが、そういった考え方こそを本書では痛烈に「批判」しています。すなわち、人と同じことをしていては、「庶民」のままだ、と言い切っておられるわけです。ここで、庶民とは、親しみを込めた下町の人情味を称する視座ではなく、あんまり考えもなく何となく生きている輩、といった程度の意味で用いられているようです。
乱読という表現が当てはまるとおりの、ジャンル無制限の読みぶりですが、少々偏見が強いはっきりとした物言いの方のようで、明治の文豪を切って捨ててみたり、「金持ち父さん・・・」シリーズをバカにしたような記述が繰り返されたりします。梶井基次郎の「檸檬」なぞ、「わがこころの1冊」として挙げる人が多いにもかかわらず、意味不明で片付けてしまっています。「金持ち父さん・・・」シリーズは、サラリーマンや時間を切り売りするようなタイプの自営業からの脱却を諭すお金哲学書、啓蒙書であり、むしろ著者の共感を呼びそうに感じるのですが、ハウツー本として捉えているのかもしれません。
著者が1,2ヶ月前の(月刊)文芸春秋の今月の10冊の中でモリナガ・ヨウ氏の「1/35の迷宮」を紹介されていましたが、同書に刺激されて戦車のプラモを3台も作ってしまったことがあわせて書かれていました。この記事を読んだ折、ちょっと嗜好が似ているのかな、などと感じていたのですが、本書でこの1ヶ月に読んだ10冊が紹介されていた中でも2冊が既読書であったことでますますその思いを強くした次第。
最終章で「わたしはこんな本を読んできた」との少年時代からの読書遍歴が記されていましたが、真っ先に岩波のジュニア向けの「水滸伝」に驚き。私自身、小学校の5年生の頃に読んだ経験があったためです。その後、6年生のときには吉川英治版の「三国志」に繋がるわけですが。ほかにも、学生時代に「果てしなき流れの果てに(小松左京)」や「百億の昼と千億の夜(光瀬龍)」等のいわゆるハード系のSFを読まれていたことや、「鷲は舞い降りた(ジャック・ヒギンズ)」にも共感。個人的にはSFでも、マセガキだっただけに中高生の頃にわけもわからずにNWものを読んだりしていただけに、むしろ「檸檬」を受け入れる派ではあるのですが。また、高校生ぐらいで読んだ戦争冒険モノでも、「鷲は舞い降りた」(映画は中学生の時にロードショーされました。ドイツ軍兵士がイギリス人の子供を救うために水車に巻き込まれて客死するシーンはトラウマになりそうなほどショッキングでしたが。)よりも、日本人が主役になっている「アラスカ戦線」の方が思い入れが深かったりするのですが、それでも「へぇ~」という印象を受ける箇所は多い本書でした。傾向的には即物的、実際的なものを好まれるようで、観念的なものやファンタジー系のものはあまり挙げられていないようにも思いましたが、人の趣味をどうのこうの言ってもはじまりませんね。
・・・世間では連休が終わった、などと騒いでおられるようですが、結局、日曜日以外は仕事でした。
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攻防メガ百貨店 日本経済新聞社編 日本経済新聞出版社 ¥1,680
合併や経営統合で寡占が進み3,4社程度に業界の主役が集約された業界では、件の主役達を「メガ何とか」と呼ぶことがマスコミ報道の間で流行っているように見受けられます。メガバンクがその走りでしょうが、「なんでメガ?」なんでしょうか。巨大さ加減のイメージを百万として扱うには、売上高が1兆円以上規模の百貨店グループをメガ百貨店と称する際には、ギガでも不十分なのでは、なぞと感じてしまうヒネクレ者は私だけではありますまい。もっとも「超弩級」なんて表現が一般名詞風に使われたりする場合に、「日本で言えば金剛級以上か。なんや、大戦時の戦艦全てやん。」なんて回りくどい推論を引っ張り出す輩がいないように、ここは素直に読み流すのが正解なんでしょうな。こんなところで引っかかっていても、ちっとも前に進まないし。
肝心の本書の中身ですが、日経MJの連載を単行本化したものなので独特の煽るような書きぶりではありますが、各社トップのインタビューが収録されており、その個性がまた興味深く読めることでしょう。わけても、中国地方の雄、天満屋の伊原木社長の独特の視点というか顧客心理の分析、切り取り方は、少々唸らされます。
<目次>
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99%苦手な相手に勝てる「切り返しの話術」 神岡真司&日本心理パワー研究所・編著 日本文芸社 ¥500
少し前にファミリーマートで何気なく購入したものですが、心理学を職場や業務上の人間関係に応用するノウハウが散りばめられています。239ページもあって500円。「そんなの当たり前やろう。」といった印象を受ける事項も多いものの、安かろう、悪かろうでなく、丁寧に構成されているように感じました。ハイ・コスト・パフォーマンスの1冊、といったところでしょうか。
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