« 2008年5月 | トップページ | 2008年7月 »

2008年6月

2008.06.30

人間交差点 15

21bxt191dnl_sl500_aa140_1 人間交差点 15   弘兼憲史 小学館漫画文庫 ¥610

「課長島耕作」から弘兼つながりで購入。なじみの理髪店で待ち時間に何巻か読んだことがあるため後ろ目の巻をチョイス。どうやら読んだことはなさそうでひと安心。いや、忘れているだけか。

このシリーズの原作者(ノベライズされているわけではないでしょうが)の矢島正雄氏は、NHK土曜ドラマ「監査法人」も担当する脚本家。実は購入のきっかけはここにもあったのでした。

<Amazonでの紹介>

▼第1話/白夜▼第2話/声▼第3話/草原▼第4話/道▼第5話/炎のごとくに▼第6話/血▼第7話/紅い花▼第8話/大人▼第9話/万引き▼第10話/水の中▼第11話/街▼第12話/今ではなく●あらすじ/「少女いたずら事件」を追っていた片田刑事は、現場のそばにある大学の保険センタ-で聞き込み中に、大学生の自殺が増えていることを知る。それが事件に何か関連があるかもしれないと感じた片山は、後日ふたたび保険センタ-を訪れ、そこで不審な学生に出会う(第5話)。▼「自分は父さんの本当の息子ではないのではないか」と、幼い息子に問われてとまどう父。血液型から、やはり自分の本当の息子ではないことがわかるのだが、そこで、自分もまた、父の本当の子供でなかったことを、男は知るのだった(第6話)。▼服飾デザイナ-として成功した男・佐々間。だが妻は、彼と別れてパリに行くという。18年前、彼の絵の才能を信じて疑わなかった街、佐々間と彼女が出会った街、パリへ(第11話)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.06.29

ポータブルナビ GORILLA NV-JM480DT

Push13p211 ポータブルナビ GORILLA NV-JM480DT

車検を通してしまったので、2年間は買い替えなしとなった愛車カローラワゴン。これまで購入を躊躇してきたナビですが、先日、北海道に行ってレンタカーを借りた折、その便利さに痛く感激した次第。ネックは20万円を超えるようなその価格。ところが、フラッシュメモリー内臓モデルでは3,4万円台からのものも出てきて結構実用に耐えうるとのこと。

そんな中、ジャパネットたかたの新聞広告で三洋の4GBゴリラを発見。4GBのSDカードをつけて7万円半ば。贅沢は言えまい。

昨日の午後、帰宅後に装着。サイドブレーキのカバーをはずしたり、ブレーキ配線への結線など私にとっては結構大掛かりな作業になりましたが、30分もかからずに完了。ワンセグも楽しめるし、ナビの機能は十分ですので大満足。

・・・で好事魔多しということらしく、今夜、寝起きに車庫入れをしようとして助手席側ドアを擦ってしまいました。現在の家にきて以来、この愛車に乗り始めてはじめての快挙(いえ愚行です。)、何やってんだか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

O型人間の頭の中

41a2bhttz5l_sl500_aa240_1 O型人間の頭の中 三田モニカ 青志社 ¥924

わが家は4人家族のうち私を除いて全員がB型(しかも女性)。流行の「B型自分の説明書」は長女が買ってきて家族全員でまわし読み(その後、学校でもずいぶんとグルグルと回ったようで。)。そんなわけで一人O型の私は、自己責任で購入。本書は特色を出すためか、「12星座別血液型性格診断書」と銘打たれ、血液型占いと西洋占星術を掛け合わせています。O型獅子座なのですが、書いてある内容を読む限り、獅子座のひとつ前のかに座の方が親近感を感じるなど少し変わった楽しみ方もできそうです。

著者名は「みたもにか」と読むそうですが、「さんたもにか」とも読めます。ここでもちょっと笑わせてもらいました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

課長 島耕作(1)~(3) 新装版文庫

212nxyygy8l_sl500_aa140_1 課長 島耕作(1)~(3) 新装版文庫 広兼憲史 講談社漫画文庫 ¥777

ついにホールディングカンパニーの社長に上り詰めた島耕作ですが、先日のTVドラマに刺激されて購入。ところが、連載当初はコンセプトが固まっていなかったのか、一話読みきりのスタイルであったためか、あるいは艶っぽい描写ばかりが続くためか、意外に底浅い印象を受けた。このあたりでは、只野特命係長も真っ青の読みきりです。2巻目あたりから北米赴任時の展開となり、スタンスが固まってきたように感じたものの、現代では考えられないようなセクハラ描写があったり相変わらずのセクシー・シーンにはいささか辟易。3巻目でようやく大町久美子が登場。ぼちぼちと社長まで追いかけてみたいと考えています。

一方、コミックにおける展開上の都合とはいえ、ここまで調子よく難局を切り抜けるエリート&プレーボーイでは、少々興ざめするのもやむをえないか。これまで何回か読みきろうとトライしたものの続かなかったのも、感情移入しづらいほどのスーパーマンぶりにあるように感じるのだが。さりとて、「史記」のような救いが見えないストーリーもリアル過ぎて辛い。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

法廷会計学VS粉飾決算

51ec9jsvuvl_sl500_aa240_1 法廷会計学VS粉飾決算 細野祐二 日経BP ¥2,310

「公認会計士VS特捜検察」に続く細野氏によるVSシリーズ(?)第2弾。果たして次回は何と対決するのでしょうか。

前作と趣が大きく異なり、著者によるプライベート型経済レポートが本書の下敷きになっており、章立てもそれに沿ったようになっている。当時の下記ぶりのまま編集され、参考資料として各章の末尾に顛末にかかるものが注記されている。

<取り上げられている企業等>

  • 日興コーディアルグループ
  • ライブドア
  • 日本航空
  • NOVA
  • 中央青山監査法人、みすず監査法人

     戦闘的なほどに切れ味の鋭い舌鋒は健在のようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

暴走する資本主義

51cqkawarll_sl500_aa240_1 暴走する資本主義 ロバート・ライシュ 東洋経済新報社 ¥2,100

今をときめく勝間和代さんが昨年度読んだ原著の中で、最も衝撃的で、最も心を震わせた本、とのこと。

原題はSupercapitalism。行過ぎた資本主義といったところでしょうか。ところで、共産主義、社会主義はすでに過去のものとされてしまった感がありますが、資本主義が最高度に突き詰められた後に、その矛盾から共産主義へ移行することが共産主義革命における理論的な発展段階であるなら、インターネットとグローバリズムの発展により、情報の完全化と経済的階層化が相当程度に進んだ現在は、実は共産主義革命の数歩手前まで来ているのかもしれません。数十年後には、共産主義化した米国と、事実上、資本主義国家となった中国、ロシアの谷間で枯れていく老人国家日本があるのかもしれません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.06.22

年収2000万円の転職術

51wpqrhfmdl_sl500_aa240_1 年収2000万円の転職術 神川貴実彦 プレジデント・ピンポイント選書 ¥1,000

1,000円のハードカバーというユニークな選書。刺激的というか、挑発的とさえ言えるタイトルですが、サブタイトルに「高学歴・中収入・低資産」からの脱出法とあるだけに、前提としている読者層はずいぶんと限定されているように感じました。丁寧に、かつ、オーソドックスにまとめられていますが、マッキンゼーやBCGなどの戦略系コンサル会社への転職指南を主体とした内容であり、また、20代後半から30代前半の狭い年齢層にフォーカスしているようでもあり、傍観者としての読書となりましたが、それゆえに落ち着いて読めました。それにしても、「中収入」という読者のツボをつくような表現には脱帽です。

  1. 「高学歴なのに、中収入・低資産」という悩み
  2. 年収2000万円を稼げる仕事
  3. 高収入転職のためのトレーニング
  4. 「ケース面接」に勝つ問題解決能力
  5. 転職成功者は「ここ」が違う

発売後、日が浅いにもかかわらず、Amazonのカスタマーレビューの書き込みがずいぶんと多いことから、世間の関心が高いことが伺えます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

先週号(6/21/08)の週間東洋経済

H200806211 週間東洋経済(6/21/08)

先週というより2週前になってしまうようなタイミングですが、特集が「最強の『読書術』」だけに気になって購入。読むべき書籍の特集は、夏休みなどの前にしょっちゅう繰り返されている割には、意外なことに「読書術」そのものを正面から取り上げることは初めてとのこと。6人の読書の達人による読書術指南がメインですが、そのそれぞれに共通することもあれば、真っ向から主張が対立していることもあり興味深い。仕事の進め方や勉強法と同様に、結局は自分自身のスタイルは自分自身で探し当てる、築き上げることになるのでしょうね。

  1. 読書を最高の投資術に変える「レバレッジ」読書術:本田直之氏 100冊 20万円強 2時間
  2. 読んだことは自分で試す!メモ不要の「超実践」読書:勝間和代氏 50~100冊 15万円 1~5時間
  3. 知の体系を身に付ける「3度読み」のテクニック:佐藤優氏 150~200冊 200万円(年間) 6時間
  4. 財界首脳のブレーンが直伝!「最強」アナログ読書術:三輪裕範氏 8~10冊 5万円 2時間
  5. 情報処理では身に付かない!「人間力」を鍛え読書術:齋藤孝氏 100冊以上 - 4時間
  6. 日本語だけでは周回遅れ 英語原著の「簡単」読書術:池田信夫氏 50冊(うち洋書が10冊) 10万円 3時間

各氏の氏名の後の数字等は、順に1ヶ月の読書量、1ヶ月に使う本代、1日の読書量の順。熟読、抜書派の三輪氏を除くと、いわゆる読書家というのは1ヶ月に100冊程度は読むもんなんですね。一方で、平均的な社会人が雑誌も含めて1ヶ月に書籍代に費やすのは700円程度(文庫1冊?)というから、ここでも凄まじい格差が生じているようです。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

マイクロトレンド

51ebynlqrhl_sl500_aa240_1 マイクロトレンド マーク.J.ペン+E.キニー・ザレスン NHK出版 ¥1,890

価値観の多様化に伴い、今やメガトレンドなぞ存在しなくなったと著者は主張し、1%程度の少数者が作り出すマイクロトレンドこそが、世の中を動かしている、と言う。ここでいう1%の人々というのは、よく言われるような富の偏在に象徴される富裕層を指すものではありません。もっとも、経済的な影響力の大きな富裕層が、結果的にここでいうところの1%と重なることは多いのでしょうが。

マイクロトレンドとは、たとえばこういった傾向のことのようで。

  • 10歳下と付き合う女性・・・こういった女性を「クーガー」と呼ぶらしい。
  • 子供のベジタリアン
  • ネット嫌い・・・若者です。
  • 質素な富裕層・・・見かけ、暮らしぶりはまんま庶民。
  • 働く定年退職者
  • ネット婚カップル
  • 難聴になる若者
  • 編み物をする男・・・橋本治氏?
  • 高齢の新米パパ・・・運動会でよくコケル
  • ガテン系の女性
  • 高校生の実業家
  • エリートは見た目が9割・・・政治家を冷静に評価しているのはエリート層ではなく、むしろ政治と生活の結びつきが切実な庶民である。
  • 破産する中流
  • 片づけられない上流階層
  • 子供の障害を探す富裕層
  • 学校に行かない優等生
  • 高齢化する幼稚園児
  • 社交的なギーク・・・凶悪、凶暴化するオタクのいる日本とはアメリカは対照的

| | コメント (0) | トラックバック (0)

島耕作に知る「いい人」をやめる男の成功哲学

61byj2g676l_sl500_aa240_1 島耕作に知る「いい人」をやめる男の成功哲学  弘兼憲史 講談社+α文庫 ¥680

コミックではついに社長に上り詰めた島耕作ですが、ここにきて「課長」がまたブームの兆し。(特命)係長から昇進した高橋克典”課長”主演のTV番組も近々放映予定とのことで、手に取った次第。

本書の内容に関しては、自由人の弘兼氏による「煽り」が入るため、真に受けてしまうとサラリーマンは一気に会社人生の破滅なんてことになりかねません。書いてある内容にはちょっとした羨ましさを感じつつも、反発しながら読み進め、そして「いい人」なんてロクなことがないなぁ、と感じるのでした。「いい人」ってのは、決して「善人」とか「善良な人」といった積極的な意味ではなく、ちょっと気の弱い自己保身に汲々とした人、といった意味合いでしょうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

水滸伝 4

51tiprk31ml_sl500_aa240_1 水滸伝 4  北方謙三 集英社文庫 ¥630

オビ、「志のために私は死をいとうべきではない」宋江、民の痛みを知るため、苛烈な旅に出る。

自分自身を含め、「志」を語ること、語られることがいかに減ったことか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.06.08

7回目の車検

To_s045_f001_m005_1_l1 わが家の愛車、95年製のカローラワゴンを7回目の車検に送り出すこととしました。ここまで長く乗るとは思っていなかっただけに、自分自身、「いつまで乗んねん?」と自問自答しているところですが、タイヤ交換を1回、ワイパーを霜で固めてヒューズを飛ばしたのが1回、といったところで故障らしい故障もなく、非常に気持ちよく乗り続けています。前のクルマ(ホンダの初代シティ)も10年近く乗ったのですが、数度のバッテリーの買い替えは言うに及ばず、最後はエアコン、ワイパー、ウインカー、ライトなど不具合出まくりだっただけに、カローラワゴンは買い換えるきっかけがつかめずにここまで来てしまったというのが実情です。というのも、わが家では、TVもいまだにブラウン管ですし、壊れない限りは使い続けることをモットーとしているもので。

※写真はカタログのものです。わが家の愛車とはカラーリングも装備もちと異なります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

地下鉄(メトロ)に乗って on TV

51ibophphfl_sl500_aa240_1 地下鉄(メトロ)に乗って

まったく期待していなかった、というよりも放映されることを知らなかったわけですが、見始めてすぐに引き込まれてしまいました。戦闘シーンを含めて戦時中から終戦直後、昭和30年代とさまざまな時代へタイムスリップすることとなりますが、明らかに現代の方が恵まれているにも関わらず、なぜだか過去の映像に魅力を感じてしまいます。歳をとったせいなのでしょうかね。大沢たかおの七変化、味があってよかった。

家内が浅田次郎氏の原作を読んだ、といっていましたので、多分、文庫が家にあるのでしょう。探して読んでみたいと感じているところです。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

ジバク

51wayrqbtjl_sl500_aa240_1 ジバク 山田宗樹 幻冬舎 ¥1,680

「嫌われ松子の一生」の著者の手になる男性版にして現代版。「松子」の方が「転がり落ち方」が、地理的な移動距離もあったことから、激しかったのかもしれないが、同性、同時代性ゆえか、個人的にはこちらの方が感情移入はしやすく感じた。それゆえ、余計に空恐ろしくも感じることとなる。

 読み終えて初めてオープニングの一節の設定が理解できるのだが、生と死が対比される箇所が出てくることからであろうか、「生きていく」ことへの希望を細いながらも感じることができる。・・・とはいえ、基本はエンターテインメントなのでしょう。暗いし、悲惨な設定、展開ですがね。

<Amazonの紹介>

外資系投資会社のファンドマネージャー、麻生貴志は42歳。年収2千万を稼ぎ、美しい妻・志緒理と1億4千万のマンションを購入する予定を立てていた。自らを“人生の勝ち組”と自認する貴志は、郷里で行われた同窓会でかつて憧れた女性ミチルに再会する。ミチルに振られた苦い過去を持つ貴志は、「現在の自分の力を誇示したい」という思いだけから、彼女にインサイダー行為を持ちかける。大金を手にしたミチルを見て、鋭い快感に似た征服感を味わう貴志。だがそれが、地獄への第一歩だった……不倫、脅迫、解雇、離婚。 勝ち組から滑り落ちた男は、 未公開株詐欺に手を染め、 保険金目的で殺されかけ、 事故で片脚を切断される。 それでも、かすかな光が残っていた――。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

M&A残酷物語 その時、あなたはどうする

M&A残酷物語 その時、あなたはどうする 桐山秀樹 中公新書クラレ ¥756

東海道新幹線の品川駅の書籍売り場で購入。復路の車中で十分に読めそうな気がしたこともあったことが購入理由。

購入時に吟味するほどの時間的余裕がなかったこともあり、読み始め、他書からの引用が多く、「はずしたか。」と感じたのですが、仮に自分が原稿を書く立場であった場合、著者を超える形でかけるだろうか、と自問自答。その結果、多くの他書をダイジェストしてまとめる手間を省いてくれていると考えれば、こういったまとめ方もありか、と多少納得。50人のM&A経験者へのインタビューを行ったそうですが、もっとそのインタビューを反映した構成にしたうえで分析をしてくれていれば、読み応えが出たのではないかと感じ、少々もったいない思いを抱えて読了。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

波乱の時代(下)

51h7mre4kel_sl500_aa240_1 波乱の時代(下) アラン・グリーンスパン 日本経済新聞社 ¥2,100

自叙伝の体裁をとっている上巻から一転し、エッセイというか筆者による未来の見立てといった下巻へ。個人的にはこちらの方が面白く読めました。ただ、グローバル、インターナショナルなデータを丁寧に踏まえたコメントで満ちているものの、良くも悪くもとことんアメリカ的な発想で固められていると強く感じました。たとえば、エネルギー問題に触れてはいるものの、環境問題には切り込んでおらず、文化や歴史、伝統といったものへの畏敬がほとんど感じられない点などです。現在、アメリカではその経済的なクラスにかかわらず、国民全体が経済的に非常に不安定な状態に置かれていますが、そういった状況を深刻には問題視しているとは感じられませんでした。

<目次>

第12章:経済成長の基礎

第13章:資本主義の形態

第14章:中国を待ち受ける選択

第15章:虎と象

第16章:ロシアの急旋回

第17章:中南米とポピュリズム

第18章:経常収支と債務

第19章:グローバリゼーションと規制

第20章:「謎」

第21章:教育と所得格差

第22章:高齢化する世界-だが、支えられるのか

第23章:コーポレート・ガバナンス

第24章:長期的なエネルギーの逼迫

第25章:未来を占う

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008.06.01

改正道路交通法施行

今日から施行。昨日、後部座席のシートベルトがキチンと機能するかどうかを次女と検証し、「ちゃんとシートベルトを締めへんかったら発進せんぞ。」と忠告しての今朝。早朝の町内一斉溝掃除の後の一幕でした。それにしても、タクシーに乗るときは少々面倒ですな。いえ、自分自身の命を守るためですから。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

それから

51nhpm12e5l_sl500_aa240_1 それから 夏目漱石 新潮文庫 ¥420

姜教授の著書に刺激されて購入。「三四郎」、「それから」、「門」が三部作と言われる中、真ん中から読むのもどうかと思うが、いまさら学生ものの「三四郎」でもあるまい、ということと姜教授の著書の中での「それから」の引用頻度が高い印象を受けたことによります。「高等遊民」がキーワードになる本書ですが、中学時代の国語の先生が私たちの卒業に当たって「高等遊民」が先生の理想であるといった趣旨のことを披瀝してくれたことが頭の底(心の底と頭の片隅が混濁?)に残っていたことも本書を手に取った一因です。そういった刺激を受けていただけに、多分、中高生の時代に読んだことがあるんでしょうが、まるで初見のような気分です。松田優作主演の映画も、そうとうに昔の記憶になってしまいましたしね。

明治の文豪の著作であれば、岩波文庫には必ず収められているであろうと、書店でまずは岩波の書棚へ。ところが、というか、やはりというか、字が小さい。なんとなく新潮にありそうな気がして一般の文庫棚へ。・・・岩波はやっぱり学生向きなんでしょうな。一昔前はともかく、当世、それほど学生が手にしているとは思えませんが。もっとも、著作権切れの作品群は、DSの「日本文学全集」で読めるんですがね。

仕組まれたものであろうとはいえ、唐突で急展開となる結末。最近よく言われるような、閉塞感やグローバリズムに連なる現代と漱石が生きた明治後半の類似性。

「高等遊民」、もしそのような立場になったら自分自身はどういった精神状態で、どのような日常を送るだろうか。ありえない仮定とは言え、多少の夢と悩みをもたらしてくれました。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

悩む力

31hyoylyf2bl_sl500_bo2204203200_pis 悩む力 姜尚中(カン サンジュン) 集英社新書 ¥714

朝まで生テレビ等の論客としてTVの露出度も高い東大大学院教授。低い声と落ち着いた口調で語るスタイルに説得力を感じている方も多いことであろうと思います。その姜氏の手になる始めての「生き方本」との触れ込み。

日本の知性の代表といった印象の強い姜氏ですが、30代に入るまでのモラトリアムと人間嫌い=そこには在日の方がしばしば抱えることとなるアイデンティティ探しが関わっていたとのことですが=に「悩んだ」ことが、今日につながっているとのこと。その「悩んだ」先輩として、夏目漱石とマックス・ウェーバーの2人を取り上げています。この2人を挙げているのは、この本を書くための素材として拾ってきたというものではなく、氏自身が生き方のお手本としてこれまで生きてきたことに裏付けられているとのことです。実は二人は同時代人であり、また、精神的にまいっていた時期も多く、早世(漱石は50歳、ウェーバーは56歳)した点も似ているのです。

スマートで見た目が若く見える姜氏も実は当年とって57歳とのこと、その同氏があっと驚く私的な故を披瀝してくれているところが、なんとも人間味があって救われる気になります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年5月 | トップページ | 2008年7月 »