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2008.06.01

それから

51nhpm12e5l_sl500_aa240_1 それから 夏目漱石 新潮文庫 ¥420

姜教授の著書に刺激されて購入。「三四郎」、「それから」、「門」が三部作と言われる中、真ん中から読むのもどうかと思うが、いまさら学生ものの「三四郎」でもあるまい、ということと姜教授の著書の中での「それから」の引用頻度が高い印象を受けたことによります。「高等遊民」がキーワードになる本書ですが、中学時代の国語の先生が私たちの卒業に当たって「高等遊民」が先生の理想であるといった趣旨のことを披瀝してくれたことが頭の底(心の底と頭の片隅が混濁?)に残っていたことも本書を手に取った一因です。そういった刺激を受けていただけに、多分、中高生の時代に読んだことがあるんでしょうが、まるで初見のような気分です。松田優作主演の映画も、そうとうに昔の記憶になってしまいましたしね。

明治の文豪の著作であれば、岩波文庫には必ず収められているであろうと、書店でまずは岩波の書棚へ。ところが、というか、やはりというか、字が小さい。なんとなく新潮にありそうな気がして一般の文庫棚へ。・・・岩波はやっぱり学生向きなんでしょうな。一昔前はともかく、当世、それほど学生が手にしているとは思えませんが。もっとも、著作権切れの作品群は、DSの「日本文学全集」で読めるんですがね。

仕組まれたものであろうとはいえ、唐突で急展開となる結末。最近よく言われるような、閉塞感やグローバリズムに連なる現代と漱石が生きた明治後半の類似性。

「高等遊民」、もしそのような立場になったら自分自身はどういった精神状態で、どのような日常を送るだろうか。ありえない仮定とは言え、多少の夢と悩みをもたらしてくれました。

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