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2008.09.21

方法序説

51exw71qzfl_sl500_aa240_1 方法序説 デカルト 岩波文庫 ¥483

題名は知っていても読んだことがない書籍は誰しも結構あるもの。旧約、新約を問わず、聖書なぞその代表格なのでは。

わたしにとっては本書もその1冊。手に取ったきっかけは、最近読んだ雑誌(新幹線の車中で読んだWEDGEではないかと思うが・・・)に、「わたしが選んだ100冊」風のアンケートをとると決まって本書などの古典が入ってくる、といったくだりがあったため。

解説や註を除くと100ページほどで文体も読みやすい。仕事帰りの電車の中で十分に読みきれました。371年前に出版された際には500ページを超えていたそうで、序説はそのうち78ページ分に当たるとのこと。序説は下記の6部に分かれています。

  1. 学問に関するさまざまな考察
  2. デカルトが探求した方法の主たる規則
  3. 上記の方法から引き出した道徳上の規則のいくつか
  4. 神の存在と人間の魂の存在を証明する論拠、つまり著者の形而上学の基礎
  5. デカルトが探求した自然科学の諸問題の秩序、とくに心臓の運動や医学に属する他のいくつかの難問の解明と、われわれの魂と動物の魂との差異
  6. デカルトが自然の探求においてさらに先に進むために何が必要だと考えるか、またどんな理由でデカルトが本書を執筆するにいたったか。

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