恐怖
恐怖 筒井康隆 文春文庫 ¥470
ミステリー。ミステリーとサスペンスの違いをwikpediaでみてみたけれど、この作品に関しては筋運びはミステリーということだろうが、主人公の心理を捉えれば題名通りにサスペンスってことにもなるのだろう。
滑稽なばかりに「恐怖」を感じる主人公。この小説に鑑みるに、自分自身も含めていい歳をした日本人がいかにひ弱になってしまったかを思い知らされる。もっともこの作品では日本人全体というよりも地方都市における文化人という人種を槍玉に挙げているようですが。
この作品でここ一週間のうちに筒井作品を5冊読んだことになる。中学生時代もこんな浸り方であったように想う。いや、もっと激しかったようにも想うが、年をとってしまってよく思い出せない。
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