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2009年4月

2009.04.30

ミュシャ 週刊西洋絵画の巨匠 第14号

Myusha ミュシャ 週刊西洋絵画の巨匠 第14号    小学館 ¥580

19世紀から20世紀を舞台にしたフランス映画の小道具などで使われるような雰囲気を醸し出すミュシャ。このシリーズでこれまでに取り上げられた作家と異なり、ミュシャの主な活動メディアはポスター。芸術を大衆の手に届けるために汗を流したミュシャは、見方を変えると大衆向け商業芸術のはしりだったのかもしれない。

それにしても、気品のある色気を醸し出しながら、この突出したオリジナリティには感服。静的でありつつも、動的でいて、隙のなさ。シンプルにしてゴージャス。見れば見るほど、修飾語が湧いてくる。

表紙を含め、堺市立文化館/アルフォンソ・ミュシャ館で多くの作品と対面できることもポスターのありがたみなのでしょう。

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2009.04.29

日本の難点

41bazhonal_sl500_aa240_1 日本の難点 宮台真司 幻冬舎新書 ¥860

書名を見た際、文藝春秋の「日本の論点」のパロディだろうと感じたが、宮台版ひとり「日本の論点」を意識した趣旨の記述があとがきにあった。

著者のことを詳しく知るわけではないけれど、ひとりで様々な論点を串刺しするという目的は達せられたのだろうか。社会学やその最先端のアプローチを理解しないまま、読んでも十分に理解できる内容、書きぶりで高度な知見が披瀝されているように受け止めたが、結局は知的な独裁が展開されているように感じた。「日本の論点」との紙幅、体裁の違いは大きなハンディキャップだろうが、「論点」は一つのテーマに関して真逆の論者を立てているし、個々の論点における専門度(権威と言うべき人も多いのだろうが)、深みも差がある。「難点」と称して小論点を羅列するならば、それぞれの論点の関係性を簡単でも構わないので、「接続詞」として連結、あるいはビッグピクチャーを示して欲しかった。

Google時代にひとりで世界を斬ろうとする姿勢は、現代の知の巨人を目指すのか、敢えてドンキホーテ役を買っておられるのだろうか。おそらく後者なのだろう。

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レッドゾーン (下)

41x6iztcsl_sl500_aa240_1 レッドゾーン (下) 真山仁 講談社 ¥1,785

とても読みやすいだけに上下巻それぞれ1日で読み切ってしまった。この人の小説は、どれも途中でやめられなくなる勢いというかテンポがある。

一方で、バイアウト(ハガタカII)でも感じたが、中盤までで話を広げ過ぎたツケを終盤で払うこととなり、ハッピーエンドあるいは希望が見える筋道をつけるところに持っていくため、ずいぶんと強引なストーリーの組み立てとなる。話は大きければ大きいほどよい、といったところだろうが、ホラと現実の見極めがつかないような絶妙の設定、組み立てを見せ続けてくれた故マイクル・クライトンが、同様の題材を取り上げていたらどのように料理したか、などとも考えてしまった。

小説にリアルさを求める向きには、特に終盤は白けてしまうように感じられるかもしれない。あくまで、今日的テーマを孕んだエンターテインメントとして楽しむべきなんでしょう。

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2009.04.27

映像'09 「私は告発する ~54歳、左遷された男」

041 映像'09 「私は告発する ~54歳、左遷された男」

月1回のMBS毎日放送のドキュメンタリー番組。

実にえげつない。権威、権力を嵩に着た、実に破廉恥な仕打ち。警察や日本を代表する名だたる大企業が舞台。凡人にはとても耐えられるようなものではない。

<番組ホームページでの紹介文>

本来、社会や組織の利益につながるはずの内部告発。しかし、実際には組織とのあつれきから告発者が疎外され、孤立することがある。社内の不正行為を内部告発した三菱重工の男性社員は報復人事を受けたとして会社相手に裁判を起こした。これに対し会社は、人事異動は年齢や能力などを考慮したもので、内部告発とは関係ないと反論している。さまざまな事例を通して、内部告発をめぐってときに鋭く対立する組織と個人の問題を考える。

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今日のGoogle ロゴ

Google 今日のGoogle ロゴ

ときどき気の利いたロゴに変わるGoogleのトップページ。今日は???。実は、・・・。

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レッドゾーン (上)

41xlckibthl_sl500_aa240_1 レッドゾーン (上)  真山仁 講談社 ¥1,785

NHKドラマの原作となった「ハゲタカ」、「バイアウト(ハゲタカII)」の続編。オビには、映画「ハゲタカ」原作と記した上で、「中国が、日本最大の自動車メーカーを買い叩く!」とある。舞台はアカマ自動車。作中、トヨタ、日産あるいは本田宗一郎といった実名が挙がり、また、本社が山口県との設定や、ル・マンでの優勝といった経歴設定もあることから、マツダがモデルのようにも見えるが、財務面で時価総額20兆円と言えばトヨタしかありえない。マツダは1兆円にも達しない。

こういったモデル探りもこの手の小説を読む際の愉しみの一つではあるが、それ以上にサスペンス風のストーリー展開やテンポのよい読みやすさが、この方の身上なのだろう。また、マカオや上海など旅行気分を味わわせてくれるシーンの切換えも心地よい。

さて、下巻での展開、クロージングはいかに。

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2009.04.26

NHK 土曜ドラマ 遥かなる絆 第2回

Next_021 土曜ドラマ 遥かなる絆 第2回

HDDに録画して鑑賞。エンドロールの原作者名を見てびっくり。鈴木杏演じる城戸久枝さんは実在の人物で、しかも原作者だったとは。ということは、このドラマ、ノンフィクションなんですね。

歴史の狭間においては個人、殊に庶民は省みられない、大量の人たちが棄民される。

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日本語版コミック WATCHMEN

31bjnpikihl_bo2204203200_pisitbstic 日本語版コミック WATCHMEN  アラン・ムーア/デイブ・ギボンズ 小学館集英社プロダクション(←?) ¥3,570

バブル崩壊後の日本経済同様、世界最先端を自負してきた日本のコミックを一気に抜き去ったと称される新世紀アメコミ。4年間、400ページの連載だが、米国のアメコミの歴史に関する情報が多少なりともインプットされていないと楽しめないかもしれない。そういって意味でも、付録として設定に関する情報が記されていることはありがたい。私自身、本篇の読前、読後にこの付録を読んで初めて、その意図するところが朧げながらわかった気がする次第。

はたしてあなたはどのスーパーヒーローに憧れるか、感情移入ができるか。ちなみにわたしは、Dr.マンハッタンでした。

映画のロードショーは、うかうかしていて見逃してしまったので、後日、DVDをレンタルすることになるでしょう。

<Amazonより>

Who watches the watchmen?(誰が見張りを見張るのか?)

SF文学の最高峰ヒューゴー賞をコミックとして唯一受賞し、
タイム誌の長編小説ベスト100にも選ばれた、グラフィック・ノベルの最高傑作!
アメリカン・コミックスがたどり着いた頂点がここにある――。2009年3月公開映画原作。

岡田斗司夫氏、絶賛!
「日本のコミックは世界イチ」と浮かれるなかれ。
とんでもない黒船がやってきた。
世界一のSFコミックに戦慄した!

全ページ再カラーリングによる完全改訂版。48ページにわたる豪華資料(アラン・ムーア、デイブ・ギボンズによる寄稿、キャラクター設定資料、コンセプトアート、アラン・ムーアの原作原稿、パイロット版)も収録。「なか見!検索」にて第1章を公開中です(好評につき、6月22日まで公開期間が延長となりました)。


1985年、東西冷戦下のアメリカでは、核戦争の危機が目前に迫っていた。そんなある日、ひとりのニューヨーク市民が殺害される。政府により禁止されたヒーロー活動を続けていたロールシャッハは、独自の調査で、殺害されたのが、かつての仲間コメディアンであることを突き止める。これはヒーロー抹殺計画の第一段階なのか? 事件を追ううちに、ヒーローたちはそれぞれの心の闇に直面し、やがて世界を根底から覆す巨大な陰謀に巻き込まれていく……。

内容(「BOOK」データベースより)
“金曜の夜、ニューヨークで一人の男が死んだ―”1985年、核戦争の危機が目前に迫る東西冷戦下のアメリカで、かつてのヒーローたちが次々と消されていた。これはヒーロー抹殺計画のはじまりなのか?スーパーヒーローが実在する、もうひとつのアメリカ現代史を背景に、真の正義とは、世界の平和とは、人間が存在する意味とは何かを描いた不朽の名作。アメリカン・コミックスがたどり着いた頂点がここにある。全ページ再カラーリングに加え、48ページにわたる豪華資料を収録した完全改訂版。SF文学の最高峰ヒューゴー賞をコミックとして唯一受賞し、タイム誌の長編小説ベスト100にも選ばれた、グラフィック・ノベルの最高傑作。

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Model Graphix 2009/6

51czwgrtjl_sl500_aa240_1 Model Graphix 2009/6

特集ではないけれども、「痛車ミーティング」は笑ってしまった。クルマ部門に加えて、ありえない航空機部門まで設定されていたとは。アニメのイラストを描いたクルマに乗るのは御免こうむりたいが、好みの絵画でラッピングされた愛車というのはまんざらでもない、とも感じる。

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モデルアート 2009/6

61y0s2bjsuwl_sl500_aa240_1 モデルアート 2009/6

特集は「艦船模型 Q&A」。久しぶりに1/350の小型艦艇を製作し始めたことから、艦船模型に視線が動き購入。1/700が主体なれど、リシュリュー(仏)やヴィットリオ・ヴェネト(伊)といった日本ではなじみの薄い戦艦が取り上げられており一風変わった趣向。1/350のTAMIYA最上の製作記も。

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ミレー 週刊西洋絵画の巨匠 第13号

Millet ミレー 週刊西洋絵画の巨匠 第13号   小学館 ¥580

森の隠者、清貧の画家などと呼ばれるミレー。キリスト教に係るテーマを取ったものも少なくないものの、農村を舞台にした作品は宗教画然としていないことから、明治時代から教科書等にも多く取り上げられ、日本人に深く浸透してきた。

まさに「癒し」。自然に受け入れられるよう丁寧に計算された構図も一種の「ホスピタリティ」なのかもしれません。背景を理解していないものの高校生ぐらいのころから好みの画風でした。

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成功法則は科学的に証明できるのか?

51ixzd8qval_sl500_aa240_1 成功法則は科学的に証明できるのか? 奥建夫 総合法令出版 ¥1,470

著者は量子力学を背景とするナノテク研究者。滋賀県立大学教授。

このような見識、立場をもった著者の手になる心の科学。エネルギーの物質化、現時点での科学の到達度を踏まえた最先端の理解。

思考が現実化するという認識は、少なからぬ人が確信を持ちながらも「口に出したら笑われそう」と感じていることだと思うが、そういった認識を最先端の科学的アプローチで説き起こしてくれるわけです。一方、「思うだけで夢がかなうわけがないだろう」と感じている人の方が圧倒的に多いことも想像に難くない。恐らくは、そういった人たちは「強く念じる」とか「願望を抱え続ける」経験に欠落しているのだと想像するが、こういったことはいくら説明したところで、身をもっての体験を蓄積していかないことには納得感を得られないものなのだろう。その点、弱冠十代にしてテクニカルなものを含めてそのような体験を経ることができた私自身はとても幸せだと感じている。

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日本海軍がよくわかる事典

61duuk4gn8l_bo2204203200_pisitbstic 日本海軍がよくわかる事典 太平洋戦争研究会編 PHP研究所 ¥500

子供のころから、兵器関連の書籍や戦記、歴史小説を読んだり、戦記関係の映画から得た断片的な知識はあるものの、体系だった理解に乏しい中、帝国海軍の歴史、組織の全体像を掴まぬまま、いつももやもやしたものを抱えながら、小説等に対峙していたように感じます。こういったハンディな事典が手許にあると、戦記や小説を読んでいる折りにも重宝するように感じます。同時代体験がない事柄を体感するためには、少々回り道のように感じても体系だった基礎知識をはじめに身につける方が、結局は合理的であり、腑に落ちるようになるのも早いのかもしれません。

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アホな上司はこう追い込め!

611rom87dxl_sl500_aa240_1 アホな上司はこう追い込め! 長野慶太 光文社 ¥1,000

私自身、下の者に追い込まれそうなので予習のために購入しました。とはいえ、別に上司を追い落とすとかいった話ではなく、やりたい仕事を邪魔する上司や、組織の暗黙の不合理なルール(というより掟)への対処の仕方を説いています。著者のこの「焚書」シリーズは、「得意先」、「部下」への対処をテーマに続き、3冊目として「上司」を取り上げたとの由。果たして4冊目は。

<Amazonより> 著者紹介

長野慶太[Keita Nagano]
対米進出コンサルタント。1965年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。米国ウォーデン大学院修士(MBA)卒。株式会社三井銀行にて約10年の勤務のあと、ラスベガスの法律事務所Woods, Erickson, Whitaker & Maurice勤務。その後、対米進出のためのビジネスコンサルティング会社(進出相談・英文契約等)NEVADA JAPAN CONFERENCE, Inc.を起業。同法律事務所を戦略パートナーとして対米進出をサポート中。ベストセラーの"焚書シリーズ"に『お客には絶対に謝るな!』『部下は育てるな! 取り替えろ!!』(光文社ペーパーバックス)があり、本書は第3弾。『TIME×YEN時間術』(草思社)、『辞表を出して次へ行け!!』(大和書房)、『ラスベガス 黄金の集客力』(ダイヤモンド社)、小説『白い砂丘』(小学館)など著書多数。

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ヒトラーの経済政策

51dsrhfwagl_sl500_aa240_1 ヒトラーの経済政策 武田知弘 祥伝社新書 ¥819

副題は「世界恐慌からの奇跡的な復興」。近代における絶対悪の最右翼として語られることの多いヒトラー。殊にヨーロッパにおいては口にすることさえ憚られる局面が未だにあると聞く。しかし、彼が一時的にせよドイツ国民の圧倒的な支持を得たことも事実。何ごとにも光と影があることを踏まえ、絶対悪にも学ぶ点は多いと説く。

ヒトラーを軸に政権前期の経済・財政の要であるシャハトとシュペーアの経済・財政政策を中心に当時の世界経済を俯瞰する。ページを追うごとにその活写の様は躍動感を増す。このところ関係書を読んだ毛沢東と比しても、経済に関してはそのブレーンは数段格上であると感じる。また、女性関係、金銭関係など身辺の潔癖度も、ヒトラーの方が清廉であったようだ。しかしながら権力闘争は、いずれも気分が悪くなるほどの酷薄さであることはいわずもがな。

人口石油の話は聞いたことはあったが、ソ連の油田を襲うまで、ドイツ軍の液体化石燃料の殆どをそれで賄っていたとは初聞。

<Amazonより>

第一次世界大戦で国力を使い果たした上に、多額の賠償金を課せられたドイツ。ようやく復興しようとした矢先に世界大恐慌に襲われ、国はボロボロの状態になっていた。しかし、ヒトラーが政権を取るや否や、経済は見る間に回復し、2年後には先進国のどこよりも早く失業問題を解消したのである。
ヒトラーの政策は失業問題にとどまらない。労働者には有給休暇、健康診断、福利厚生が導入され、郊外住宅も用意した。食の安全やアスベスト対策など国民の健康にも目を配り、世界で初めて「禁煙」を掲げたのはナチス・ドイツである。大規模店舗法を定め、公務員の天下りも禁止した。これらの政策はいまも現役であることに驚く。現在の日本が見習うこと大である。

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「稼げる」弁護士になる方法

51ncllyr2bbl_sl500_aa240_1 「稼げる」弁護士になる方法 鳥飼重和 すばる舎リンケージ ¥1,575

著者は会社法などいわゆる企業法に関する著書も多い有名な弁護士。ベストセラーになった「豊潤なる企業」や最近では税務訴訟に係る著書を読まれた方も多いのではなかろうかと思う。私自身、一度、会社法に係る講演を聞いたことがあるが、時間的な制約もあってか枝葉に一切こだわらぬ講演スタイルを新鮮に感じた記憶がある。

これだけのカリスマ弁護士が、司法試験に通算18回落ちて、司法試験合格が39歳、弁護士になったのが42歳とのこと。凡人にとっては一気に親近感が湧いてきます。

回り道をしてこられた著者ゆえ、本書の中には小賢しいテクニックは殆ど見当たりません。当り前のことをキチンと徹底的に貫徹することを訴えています。しかし、一方で青臭い理想論だけでは済まされないことも示されており、中には一見非情とも思える項もありますが、それとて長い目で見れば関係者の皆にとって納得のいくものとなる説明が付されています。

弁護士や法曹を目指す人はもとより、弁護士でない人(私自身、そうです)にとっても、とても含蓄に富んだ一冊となろうと感じました。

「チャンスはチャンスの顔をしてやってこない。」

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2009.04.20

NHKスペシャル マネー資本主義 第1回

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NHKスペシャル マネー資本主義 第1回

副題は「暴走はなぜ止められなかったのか~アメリカ投資銀行の興亡~」。目新しさは無かったが、世界中を回って然るべき取材対象のインタビューを拾ってくるところや、わかりやすく映像で見せる手際のよさは何のかんの言っても大したものだと感じる。先導役が松平定知氏だったためか、「その時、歴史が動いた」を見ているような錯覚に陥ったひとときもあった。実際、同氏が同フレーズを口にしたような気もする。同番組は終わったが、同氏もフリーになっていたことは知らなかった。

先々週は物議をかもしている「戦前・戦中の台湾」、先週は「ある未開部族の日常を追ったドキュメンタリー」。それぞれにインパクト、掘り下げ方ともに民間の報道バラエティなどとは一線を画すが、毎週のテーマの不連続さには少々混乱してしまう。

090419_b1 のシリーズも概ね月イチで7月まで5回。企画時点での目論見通りの組み立てで進めることはできるのか。評価の固まった歴史と違い、現在進行形の生きた経済が相手では、編集のプロセスも勝手が違うかもしれませんね。

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喪失の国、日本

51ebfhfevml_bo2204203200_pisitbstic 喪失の国、日本 M.K.シャルマ 山田和(訳) 文春文庫 ¥690

副題に「インド・エリートビジネスマンの『日本体験記』」とある。いわゆる外国人から見た異文化ニッポンの類である。書店で15分ほどの長い立ち読みを経て、購入。こういう手のに弱いもんで。

とにかく面白い。ただ、最終章に近づくにつれ、「これは本当に著者がいるのか?訳者の分身ではないのか?」との疑問が首をもたげてきた。出だしの純朴な日本観察と最終章近くでの日本社会分析、批判の鋭さの落差があまりにも激しいためである。著者と訳者の運命的な出会いや著者の隠遁、消息不明など、不自然な点も多い。「週刊新潮」に騙されたことが判明した直後だけに、疑ってかかっているのかもしれないが、同様の印象を持った方がおられたことをAmazonのカスタマーレビューに見た際には「やっぱり」と感じた。

が、だから何なんだ、とも感じる。「日本人とユダヤ人」におけるイザヤ・べンダサンと山本七平氏の関係は、結局、氏の死去により、永遠の謎となったが、だからといって(少々その見方は変わろうとも)「日本人とユダヤ人」の放つ光に翳りが出るものではあるまい。

仕事帰りに偶然手にした本書によって、私の中でインドへの見方は明らかに変わった。これだから、書店での”散歩”はやめられない。

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2009.04.19

白鳥城@太陽公園 in 姫路

Img_top1 姫路にある太陽公園内に白鳥城が完成し、本日オープン。との新聞記事を神戸新聞に発見。

さっそく行ってきました。太陽公園に足を向けたこと自体が初めてだったのですが、小高い丘の上に聳え立つノイシュバンシュタイン城そっくりの白鳥城にまず度肝を抜かれる。ただし、それはまだオドロキの序章でしかなかった。白鳥城のある”城のエリア”は新しいゾーンだが、メインは少しずつ拡張してきた”石のエリア”。駆け足ではとてもすべては回れない。広大な敷地にどえらい数と規模の”石造り”の様々なモノが散りばめられている。兵馬俑抗など、”完全再現”を企図したのであろう180cmを超えるあの像が千体ぐらい、ずらっと並んでいる様は圧巻。五百羅漢や天安門、万里の長城、磨崖仏など、ほかにもそのボリュームに頭がクラクラとなるものが、これでもかと迫ってくる。

訪れた多くの人が、「ここは一体何なんだ?」とか「ウラに何があるのか?」と感じたことだろう。そんな疑問を感じた人たちのサイトも結構あった。

不思議な感覚は残ったものの、レオマワールドの世界遺産や小豆島の巨大観音、福井の大仏など全国各地に、意外に知られていない「不思議ゾーン」はあるもの。ここも私にとっては灯台下暗しの「お宝」であった。

この迫力は実際に足を運んでみなければ伝わるものではなかろう。

Img_stonearea_map1

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NHK 土曜ドラマ 遥かなる絆

Kizuna NHK 土曜ドラマ 遥かなる絆

キャッチにもあるとおり”大地の子”から14年。第1回の出だしは、想像どおりの展開。こういうのはついつい見てしまいます。レッドクリフ2を観にいっていたので、録画しておいて鑑賞。

今日的な展開はあるのか?あるいは不変の感動王道路線で臨むか。こういう鑑賞姿勢自体が蛇道なのか。

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レッドクリフ Part II

Images1 レッドクリフ Part II

今晩、レイトショーで鑑賞。最終回にも関わらず、ほぼ満席。

見終わって、あれだけ迫力があったにも関わらずPart I が序章であることに納得。まさにジョン・ウーの面目躍如。この映画には飾る言葉はあまり必要ないでしょう。

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わたしはこうして「週刊新潮」に騙された

わたしはこうして「週刊新潮」に騙された。

200904161

新春から連続して購読していた目的の記事が”真っ赤なウソ”だった、と。孤独な老人が世間の関心を引くための狂言であったのだろうか。あるいは、当初は意図のある妄想であったものが次第に膨張、自己増殖し、本人にとっても現実と妄想の区別がつかなくなっていたのか。さらに、編集長の手になる「懺悔記事」は懺悔にならぬ言い訳の列記でしかなかった。客観視しているといえば聞こえもよいが、まさに”ひとごと”あるいは被害者ぶった書きぶり。誤報を目当てに買い続けた読者はまったく置き去りである。記事に責任を持っているとは到底思えぬ空々しさと寒々しさを感じた。ビジネス上の常識で言えば、誤報が掲載された号を購入した読者を探し当てて、一軒ずつ謝罪に回り代金を返金すべきであろうが、不特定多数の読者を抱える業種であれば、全国紙に全面謝罪広告を載せた上で、1か月ほどは無料で配布するぐらいでなけらばバランスはとれまい。同社は高を括っているとしか感じられない。これが食品関係の偽装事件に例えられるなら、新潮社は遠からず倒産の危機に見舞われていたことであろう。現在、新潮社の編集者や記者にどれほどの危機感があるのだろうか。新潮社一社がこの世から消えようと、殆ど世間に影響はあるまい。誤報をぶち上げたことよりも、それを詫び、反省する体制にないマスコミの甘い体質ことそが恐ろしい。

裏付けのないまま特集記事に掲げるとは、とてもクオリティ・ペーパーとは呼ぶことはできるまい。この号に載っている全ての記事が胡散臭く、また軽く感じたのは私だけではあるまい。殊に台湾に関するNHKスペシャルの偏向報道に関する記事は、所詮、目クソ鼻クソを笑うの類だが、まだ多少の事実が含まれているだけNHKの方が罪が軽いとさえ感じられ、こんな記事を読んでいる自分自身が情けなく思えてきた。

この一連の誤報は、日経ほか、新聞の社説でも激しく非難されていた。新聞と非新聞社系の週刊誌の折り合いがあまりよろしくないことを割り引いても異例のことであろう。

この記事に関わった連中を同社から放逐しない限り、こんなくだらない雑誌は買う気にはなれない。

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2009.04.18

パンツァーグラフ! 16

7731 パンツァーグラフ! 16    モデルアート社 ¥2,200

特集は「水陸両用車両」。

マイナーなテーマと思う無かれ。記事を見ながら思い返すと、「シュビムワーゲン」、「Ford GPA」、「LVTP-7(現在はAAVP-7と呼ぶらしい)」の3両も製作していたことに気づいた。

神戸港に黄色い水陸両用観光バスが走っている(泳いでいる?)ことは知っていましたが、それがDUKWの改造車両であるとは、楽八さんの記事を見るまで知りませんでした。あのバスがイタレリ製だったとは!(これは、ちょっと勘違いですな。)

加藤則行さんのVI号潜水戦車のダイナミックな上陸シーン、エッチングパーツの自作指南、1/6シュビムワーゲンの水陸両用RCを作ってしまった高見敬一郎さんの記事など見所満載。ほかにはGUMKA/MAXIMの高田裕久さんの半生記自叙伝に五式中戦車の発売予告記事など。チハのFM/TAMIYA当てっこクイズ、ちょっと考えましたがキチンと正解しましたぞ。

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毛沢東語録

51penx0qa2l_sl500_aa240_1 毛沢東語録 平凡社ライブラリー ¥1,020

かつて紅衛兵が高々とかざし、「造反有理」などと声高に叫びながら社会の指導層を次々と吊るし上げていった。あのビニールカバーの「赤い小冊子」である。程度の低さで言えば現在の北朝鮮以上にお粗末な社会現象であったろうが、この語録のどこに、あの狂気を呼び起こす力があったのかが気になり手に取った。

一読しただけではよく分かりはしなかったが、「わかりやすいこと」と「断定する姿勢」が、要因であることは間違いないだろう。洗脳のテキストという意味では、ヒトラーの演説や尊師の説法に通じるものもあるのかもしれない。

何ごとも「光と影」があることをわきまえねばならない。

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2009.04.13

Scale Aviation 2009/5

51vkk2bi2baul_sl500_aa240_1 Scale Aviation 2009/5

特集は「フィギュアのいる風景」。そして台南空エースパイロットフィギュアが1体付録でつく。これは¥2,000で別売される7体入りセットのうち、坂井”大空のサムライ”三郎一飛曹(台南空当時)のもののよう。このセットは7体もあるだけに、上官の笹井中尉ともども「台南空の三羽ガラス」も揃う。

鉄脚のエース檜與平大尉が五式戦でP-51を撃墜後に帰還したシーンを活写した竹一郎氏のジオラマや、鮮やかな南洋の浜辺に佇むゼロ観(荒川直人氏)など、力作のジオラマがそろい踏み。殊に竹氏の檜大尉は、その活き活きとした表情は超絶もの。

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Armour Modeling 2009/5

51portr42bel_sl500_aa240_1 Armour Modeling 2009/5

特集は「戦車模型は『塗装』でキメる!!」。初心者向けでありながら、ツールの紹介は幅広にしてあり、著名なモデラーの愛用品の開陳などいつになく丁寧なつくりを感じた。ところが、ローガンさんとプー助くんの「低級指南」が見当たらず、モリナガ・ヨウさんの迷宮もどこへいってしまったのだろうか。

遊就館、一度行ってみたいと思っているが、今号のチハ特集、ことに「慟哭のキャタピラ」のエピソードを知るに、ますますその想いが募る。

タミヤ、1/16のKV-I。その無骨でいて合理的なスタイリング、風貌は嫌いではないのだが、旧ソ連軍のWWIIの戦車は葛根廟の悲劇などを連想させ、あまり触手が動かない。もっとも、1/35ではKV-I,IIをはじめ作り倒した時期もあるのですが。

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2009.04.12

告白

41djjdvl2sl_sl500_aa240_1 告白 湊かなえ 双葉社 ¥1,470

今、最も話題の書、といっても過言ではないでしょう。洲本市在住ということから地元紙で大きく取り上げられたり、身内と同窓ゆえ家庭内でも話題にしていましたが、今朝、フジヤからの帰途、ジュンク堂明石店にて購入。

スクールデスクが写る表紙から学校が何かしらかかわっている筋立てであろうことは想像できたものの、これほど衝撃的な展開とは。広告に「途中でやめられない」との読後感があったように記憶していましたが、まさにそのとおりでした。ミステリに詳しいわけではありませんが、東野”ガリレオ”圭吾も真っ青といった趣き。品や抑制感、リアリティはあるものの、サイコパスとそれへの対峙の決意にはバトルロワイアルすら想起してしまう。

今や芥川賞や直木賞よりも確実に売れる、読者に支持されるといわれる「本屋大賞」受賞作というのも頷けます。芥川賞作品は文藝春秋の付録のようにして読めるし、直木賞作品はそもそも受賞時にある程度売れているでしょうし。

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遊撃戦論

41vyvehfjal_sl500_aa240_1 遊撃戦論 毛沢東 中公文庫 ¥660

毛沢東自身の手になる抗日戦におけるゲリラ戦の要諦を説いた書。大上段に振りかぶっているものの、この程度か、と感じてしまうようなプリミティブな内容である。しかしながら、当時の大日本帝国が南方で作戦を展開するに際して、毛沢東ほどの現状認識すら持っていなかったのことは史実が明らかにしている。馬賊の水準であった活動を曲がりなりにも、組織化、体系化した毛沢東の手腕そのものが、革命的だったのであろう。であればこそ、眠れる獅子は惰眠から醒めたのであるから。

革命における文芸に関する講演録を併録。そこでは、理屈っぽいことも語られるものの、「平易さ」や「文芸に対する政治の優越性」が説かれる。実に明快。しかし、その明快さが文化大革命で中学生、高校生に訴求することになろうとは。

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タミヤニュース 2009/5

News4801 タミヤニュース 2009/5

通巻480号。いまだに¥105。この時代、なかなかできることではあるまい。

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「明石模型クラブ」@フジヤ

Fujiya_2 「明石模型クラブ」@フジヤ

昨日(4月11日 土)の神戸新聞夕刊の社会面の記事。さっそく、今朝、フジヤさんへ。ところが、真相は記事とは少々違っていたようで。メーカーへの裏取りもスケールモデル専業で高額なラジコンにも軸足が乗っているタミヤだけでは、片手落ち。少なくともガンプラのバンダイにもかけるべきだったでしょう。両社では、顧客層の年齢や購入単価にも相当な差があったはず。記者はともかく、模型世代としての洗礼を受けていたであろうデスクをスルーしてしまったところに、少年だけでなく中高年層においても模型趣味・ビジネスの現実が把握されていないことを感じさせた。

ついヒトコト言いたくものの、胸躍るいい記事、いい企画でありました。

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イザベラ・バードの日本紀行(下)

41y5emccvvl_sl500_aa240_1 イザベラ・バードの日本紀行(下) イザベラ・バード 講談社学術文庫 ¥1,313

英国で刊行され、たちまちベストセラーになったイザベラ・バードの「日本紀行」には、実は初版の完全版と普及版の二種があり、後者は関西行が省略されていた。平凡社ライブラリーの「日本奥地紀行」は、後者を底本としていた、という事実を私が知ったのは、同書を読み終えてからであった。

ということで、東京ノートを含む、その後の関西紀行を本書で改めて楽しんだ次第。少しばかり回り道をしたものの、これこそ多読の愉しみでもある。

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日本奥地紀行

51813yfdy6l_sl500_aa240_1 日本奥地紀行 イザベラ・バード 平凡社ライブラリー ¥1,575

いまだ文明開化の真っ最中の明治11年、通訳の伊藤青年だけを頼りに横浜から日光を経て、北日本から北海道へ向かった英国人婦人の紀行文。外国人から見たかつての日本像は、多くの書が残されているが、この書は都会だけではない山間の貧しい農村が当時のままの姿でさらけ出されており、また、アイヌの日常が、彼女の際立った描写力で浮かび上がっている。

文庫サイズではあるが、530ページに及ぶ。ところがその魅力は時の経つのも忘れさせてくれ、あたかも時空を超えて彼女とともに旅程を重ねているかのような感覚にすら陥ることしばしばである。五感が働く読書というのはこういったことを言うのかもしれない。

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多読術

31hpscsqkyl_sl500_aa240_1 多読術 松岡正剛 ちくまプリマー新書 ¥840

ネットを利用している本好きならこの方を知らぬ者はいるまい、というくらいに有名な松岡”千夜千冊”正剛氏の読書哲学。編集工学研究所長だけあって、氏は読書をまさに編集作業であると説く。好きなように読めと言っているようで、そうでもなく、もちろん堅苦しいものとして定義するものでもない。融通無碍というか、少々掴みどころがないというか。ただ、本そのものや本を巡る環境への慈しみは痛いほど伝わってくる。

<Amazonより>

内容紹介
読書の楽しみを知れば、自然と本はたくさん読めます。著者、松岡正剛の読書遍歴を振り返り、日頃の読書の方法を紹介しながら、達人による多読のコツを伝授します。「棚から選書する方法」「読書する場所」「最初に読むべき頁」等々、そのコツは多岐にわたります。本書を読んで、あなたに適した読書スタイルを再発見してみてください。

内容(「BOOK」データベースより)
読書の楽しみを知れば、自然と本はたくさん読めます。著者の読書遍歴を振り返り、日頃の読書の方法を紹介。本書を読めば自分に適した読書スタイルがきっと見つかります。読書の達人による多読のコツを伝授。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
松岡 正剛
1944年、京都府生まれ。編集工学研究所所長、イシス編集学校校長。科学から芸術におよぶ多様なジャンルに取り組み、その研究成果を著作・映像等として発表。独自の視点による情報文化論、日本文化論に定評がある。インターネット上で壮大なブックナビゲーション「千夜千冊」を展開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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2009.04.11

なぜ世界は不況に陥ったのか 集中講義・金融危機と経済学

51wew2ovp3l_bo2204203200_pisitbstic なぜ世界は不況に陥ったのか 集中講義・金融危機と経済学 日経BP  池尾和人/池田信夫 ¥1,785

”池池コンビ”の手になる福沢諭吉翁唱する「半教半学」の書。昨秋以来の金融危機、経済危機を解説しつつ、それらを素材に最新の経済学のトレンドを紹介してくれる。私自身、今や大学(少なくとも大学院では)では教えなくなったIS-LMで育った世代なのですが、日々目にする新聞記事も旧態依然とした書きぶりだけに、その実態に失望を重ねている人たちも世間には少なからずおられることも思い知らされた次第。

対談形式なので、肩が凝らずに読める一方、「へ~」と感じることも多く”お得感”が印象として残る書でもありました。

”池池コンビ”だからといって、決して”イケイケ”な内容ではありませんので念のため。

<Amazon>

内容紹介
日本の知的レベルの劣化については、既に多くの識者が警鐘を鳴らしている。未曾有の世界同時不況に直面した現在、各国の対応を見てみると、彼我の「格差」がよくわかる。各国の政治家、官僚、学者、そしてマスメディアは何を問題とし、どんな論議をしているのだろうか。それに対して、わが日本は?
ケインズは『一般理論』の結びで、世の政治家や実業家は何十年も前の古い経済思想の奴隷であると書いた。本書は、「市場原理主義」か否かといったメディアが好む粗雑な議論を排し、世界標準となっている経済学の知識をわかりやすく政治家、官僚など政策に携わる人々に提供しよう狙いで、2008年末に4回にわたる対談を行い、緊急にまとめたもの。
池田氏が主に聞き手となり、池尾氏が講義するという形になっている。
内容は今回の経済危機の分析だけにとどまらず、マクロ経済学の新しいコンセンサス、エージェンシー問題、コーディネーションの失敗、政策の時間整合性など経済学的知見をフルに活用して、日本の「失われた10年」の原因分析も含めて説明している。

内容(「BOOK」データベースより)
古い経済思想に囚われている政治家・官僚・ジャーナリストのための「世界標準」の経済学講義。

著者について
池尾和人(いけお・かずひと):
慶応義塾大学経済学部教授。1975年京都大学経済学部卒業、80年一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了。岡山大学、
京都大学を経て94年慶応義塾大学経済学部助教授に就任。
95年から現職。経済学博士。著書に『日本の金融市場と組
織』『現代の金融入門』『開発主義の暴走と保身』など。

池田信夫(いけだ・のぶお):
上武大学大学院経営管理研究科教授。1953年京都府生まれ。
東京大学経済学部を卒業後、NHK入社。1993年退職後、国際
大学GLOCOM教授、経済産業研究所上席研究員などを経て現
職。学術博士(慶應義塾大学)。著書に『電波利権 』『ウェブは資本主義を超える 』『ハイエク 知識社会の
自由主義 』など。

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スターバックス ディスカバリー

Starbucks

スターバックス ディスカバリー

コンビニで¥210。舌に自信はないのですが、なんとなくおいしく感じる。単なるサブリミナルか。

Espresso

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文藝春秋 2009/5

文藝春秋 2009/5

今月号は「ご成婚50周年」特集。珍しく別冊付録付き。あとは小沢事件を巡る検察ファッショ。先進国で刑事事件の担い手に選挙を経ない官僚が就いていないケースが稀であることを初めて知る。

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カウンタック (1),(7)

51zpmfxbqpl_sl500_aa240_1 カウンタック(1),(7) 梅澤春人 ヤングジャンプ・コミックス ¥580

作者は小学生の頃に往年のスーパーカーブームの洗礼を受けたらしい。作者がカウンタックを手に入れることとなる動機は清々しい印象を与えるものの、その手段、プロセスそのものは現実離れしていて少々興ざめ。少年誌ではないのだから、テンポを間延びさせてでも、もう少し苦労する過程がほしかったところ。主人公が34歳というのが、読み手を意識しているのか少し泣かせる。

「サーキットの狼」や「頭文字D」風に、人物としてのライバルとともにライバル車が現れ、対決を繰り返すのか。巻末に図鑑風の付録が付いているのはうれしい。

無邪気な子供のころと異なり、知人が登場するクルマを所有しているケースがポツポツ出てきたりするところもまさに”現実”を感じる。

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2009.04.05

NHKスペシャル シリーズJAPANデビュー 第1回 アジアの一等国

090405_b1 NHKスペシャル シリーズJAPANデビュー 第1回 アジアの一等国

親日的と呼ばれることの多い台湾における統治の実態を、年配者へのインタビューを主体に掘り起こしていた。台湾と言えば、新高山(ニイタカヤマ・・・かつての日本の最高峰。富士山より高かった。)、台南空、高砂義勇軍など戦時中のキーワードが想起されるが、まさに朝鮮半島と同じく、日本そのものの一部であった・・・というのは虚像に過ぎないという真実を当事者の口から訴えかけられたのは、誰でもないわれわれ日本人なのだ。

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独学という道もある

51c82bomzil_sl500_aa240_1 独学という道もある 柳川範之 ちくまプリマー新書 ¥735

著者は東京大学大学院経済学研究科准教授。昨年度、「法と企業行動の経済分析」で第50回日経・経済図書文化賞を受賞された方と聞けば、「あぁ」と思われた向きもおられようとは思いますが、私は同書を書店で手にしたものの、その難解さゆえに購入をあきらめたクチです。

本書は中高生を想定して書かれたもののようで、前掲書とはまったく異なり平易な書きぶりです。とはいえ、決して上から目線ではないところに好感を抱かずにおれません。

著者の経歴(詳細は記しませんが大変ユニークです)こそが本書の説得力の源泉ですが、下記の見解は若者以外にも意義深く響くことでしょう。

  • 大学院は人生設計の方向転換の場所であるべき。社会人であっても、同様。
  • 研究者はいい論文を書ければよく、必ずしも理解のスピードは問題ではない。それゆえ、受験勉強で求められる資質とは、実は異なった才能が求められている。

<Amazonより>

内容(「BOOK」データベースより)
高校へは行かずに、独学で大学へ進む道もある。通信課程の大学で学び、学者になる方法もある。レールはひとつではない。世界の価値観は多様だ。自分のペースで学び、生きていくためのヒントと勇気をくれる一冊。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
柳川 範之
1963年生まれ。慶應義塾大学経済学部通信教育課程卒業。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士(東京大学)。現在、東京大学大学院経済学研究科准教授。契約理論や金融関連の研究を行いつつ、自身の体験をもとに、おもに若い人たちに向けて学問の面白さを伝えている。著書に『法と企業行動の経済分析』(第50回日経・経済図書文化賞受賞、日本経済新聞社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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圧力鍋でローストチキン(もどき)

Img105436325431 今朝、50歳にして宝石商の社長から転身し、オーストラリアでラーメン屋を開業した方の密着取材をテレビで見たことがきっかけで、「なんか料理をつくってみよう」なんて気を起こしてしまいました。何年か前には「燻製をつくってみよう」なんてこともありましたが、今回は、中学時代の同級生(男子)が自家製の”焼き豚”を同窓会に持ってきてくれたことを思い出し、「圧力鍋で焼き豚」ということに相成った次第。

家族でのボーリング後、なべ売り場を物色。そこでようやく、圧力鍋で作るのは焼き豚ではなく、豚の角煮あるいはローストビーフであることに気がつく。クレスというブランドの4.5Lの片手鍋を購入。ティファールなどの高級品もあったものの、初心者は無理せずということで手頃なものを。商品に同梱されているレシピを眺めて、まずは「簡単チキンのロースト」ってやつに決定。帰路、食材を購入するも、レシピに指定してあった大きさの鶏肉を購入することにためらいを感じ、ひと回り小さいものを選択。その結果か、ローストチキンとはちと異なった鶏の煮物が出来上がりました。でも、手軽に驚くほどやわらかい出来となり、「圧力」の偉大さを感じた次第です。

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家族でボーリング

今朝の新聞のちびまるこちゃん(4コマ漫画)ではありませんが、春休みなのに子供をどこにも連れて行っていないということで、ボウルイングス明石店へ。

私自身、いったい何年ぶりかわからないインターバル(たぶん10年は空いているんでしょう)でしたが、家内と次女の3人でのはちゃめちゃなスタート。

中学生になる次女は生まれて初めてのボーリング。穴にどの指を入れるか、ってところから始まります。最初はガーターばかりで拗ねてしまう一幕もありましたが、2ゲーム目にはなんとかピンも倒れるようになり一応納得した模様。

私も1ゲーム目はスペア2回取るのがやっとでスコアも84の体たらく。ようやく2ゲーム目で調子が出てきてストライク2回、スペア5回でスコア143。なんとか父親の体面を保った次第。

家族3人45分ほどでレンタルシューズ代込みで3,000円あまり。大いに盛り上がったひとときでしたが、ボーリングってリーズナブルな遊びだという昔からの印象が強かっただけに意外にかかったとの感想でした。

早くも右腕に筋肉痛の兆し。入浴後に湿布を貼っております。

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「太陽にほえろ!」 第1話 @テレビ大阪 刑事ドラセレクション

61271373_11 テレビ大阪 刑事ドラセレクション

北朝鮮からの”飛翔体”報道が一段落したのでザッピングしていたところ、偶然発見。唐突に若かりしころのショーケンの映像が映り、番組表のボタンを押したところ、タイトルが「マカロニ刑事登場」。おまけに犯人一味のキーマンが水谷豊。「傷だらけの天使」の前フリか?たった今、試合前の無人の野球場で、ショーケンが水谷豊を追い回している。

みんな若い。

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NHK シャキーン・ザ・ナイト

Tn_shakiin1 NHK シャキーン・ザ・ナイト

毎朝7:00から放映している子供向け番組「シャキーン」を大人向けにアレンジした番組。さきほど再放送で見ました。NHKもここまでやるようになったか、という典型ですね。「先行蔵出し」ってのもイイ。

シュールな印象からか、ネットの書き込みを見てみると「ウゴウゴルーガ」を連想した人が多かったようですが、私のその1人。ウゴウゴルーガ→Go!Go!Girl!(逆から読んだらゴウゴウガール)。

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2009.04.04

NHK メイキング オブ スペシャルドラマ坂の上の雲

Tokushuu3501 NHK メイキング オブ スペシャルドラマ坂の上の雲

いよいよ今年の晩秋から放映開始。大河ドラマの枠さえ超えた映画的な手法で制作されているようで本格的。

生前、司馬さんは映像化を許諾しなかったようですが、清張作品同様に没後、ポツポツとドラマ化される作品が出てきました。

最近では「坂の上の雲」という表現を少々揶揄したように用いられることが多いようにも感じますが、国家そのもが若かりし時代にこそある輝きを描いてくれることを期待しています。

児玉源太郎は高橋英樹、東郷平八郎は渡哲也との配役が公表されているようですが、乃木大将は誰なのか、また個人的には、明石大佐役は誰が演じるのかが気にかかるところです。そして、もちろん日本海海戦と二百三高地攻略、奉天会戦がどのように描かれるのか。

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闇金ウシジマくん 14

072178621 闇金ウシジマくん 14  真鍋昌平 小学館 ¥540

また13巻を飛ばしてしまった。新しいエピソードである”スーパータクシーくん”がこの巻の冒頭から始まるため、読み飛ばしてしまっていても違和感はない。

飛ばそうと飛ばすまいと、相変わらず読後感は最悪。特に後半はやりきれないものがのしかかってくる。

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グリーン革命(下)

51uzibuaonl_bo2204203200_pisitbstic グリーン革命(下) トーマス・フリードマン 日本経済新聞出版社 ¥1,995

オバマ大統領も熟読、絶賛とのことですが、結果としてではあれ、大統領と著者の主張、目指すところが重なっていることに由来するようです。裏返せばブッシュ前政権への強烈な批判となっているわけです。

米国社会は何ごとであれ新しい取り組みに積極的、寛容な社会ですが、ことエネルギーに関しては政策も財界も極めて保守的。また、国民の認識も日本でいえば小学生低学年並みといったところでしょうか。くだらないことをあまりに真剣に記しているので、最初は笑ってしまうのですが、だんだんと恐ろしくなってきます。

米国民向けに書かれた書ですので、日本は一種の環境技術理想国家として描かれており、環境配慮技術、製品の象徴として何度も繰り返して登場する単語は”プリウス”。一方、米国に対比されるのは主に中国となっています。このウェイトが米国における、他国への目の向き方なのでしょう。

<Amazonより>

オバマ大統領も熟読、「フラット化」以降の雇用と繁栄はグリーン新産業から生まれる。
『フラット化する世界』で人々の世界認識を一変させたトーマス・フリードマン。ピュリツァー賞を3度受賞した名ジャーナリストが「フラット化」の先を描いた全米大ベストセラー、ついに登場!
地球温暖化、世界各国でのミドルクラスの急激な勃興、急速な人口増加が一気に重なったいま、この地球はきわめて不安定な時代に突入しようとしている。エネルギー供給は逼迫し、原油価格は高騰、産油国の独裁政権はオイルマネーで潤う一方、基本的生活に必要な電力すら入手できないエネルギー貧困層が生まれる。中国とインドの経済発展はさらなる気候変動をもたらし、生物多様性を喪失させ、後戻りできない「破滅」に地球を放り込む……。
再生可能エネルギーへ転換し、石油依存から脱却しつつ経済成長と豊かさを享受するという大きな試練に、国家と企業はどう立ち向かうべきなのか。産業革命の前後で世界が一変したように、「グリーン革命」の前後で世界の支配者は入れ替わる。人類が経験したことのない新時代を生き抜くための知恵がすべて本書にある。
本書では、トヨタのプリウス、三菱重工のタービン発電機、シャープのソーラーパネルなど、省エネとグリーン・テクノロジーは日本の得意分野であり、専門家の多くが日本は地球上でもっともエネルギー効率のいい先進国だと断言し、エネルギー価格高騰の時代でも繁栄する備えができていると考えていることが紹介される。だがいまアメリカと世界は環境規制、排ガス規制、省エネ基準を強化する政策を採用し、日本を追いかけようとしている。太陽力、風力、潮力、原子力、水力など再生可能エネルギーへの投資、ハイブリッド車、電気自動車、水素自動車など新しい自動車の開発、省エネビルの建設、高速度鉄道の新設……次なるグローバル産業はすべてグリーンから生まれるからだ。この得意分野で日本の優位を保ち、21世紀の雇用と経済的繁栄を創り出せるか。
オバマ大統領も熟読し、主要政策グリーン・ニューディールに反映させた現代人の必読書。本書は米国で発売されるや、アマゾン・コムの年間ベストブック、ビジネスウィーク誌の年間ベストビジネス書に選ばれた話題作。

内容(「BOOK」データベースより)
トヨタのプリウス、三菱重工のタービン発電機、シャープのソーラーパネル、日産が進んで求める排ガス規制強化―日本を代表する企業がグリーン・テクノロジーで世界をリードする日は近い。専門家の多くが、日本は地球上でもっともエネルギー効率のいい先進国だと断言し、エネルギー価格高騰の時代でも繁栄する備えができているというのだ。だがいまアメリカと世界は環境規制、排ガス規制、省エネ基準を強化する政策を採用し、日本を追いかけようとしている。太陽力、風力、潮力、原子力、水力など再生可能エネルギーへの投資、ハイブリッド車、電気自動車、水素自動車など新しい自動車の開発、省エネビルの建設、高速度鉄道の新設…次なるグローバル産業はすべてグリーンから生まれるからだ。この得意分野で日本の優位を保ち、21世紀の雇用と経済的繁栄を創り出せるか。オバマ大統領も熟読し、主要政策に反映させた現代人の必読書。発売されるや、アマゾン・コムの年間ベストブック、ビジネスウィーク誌の年間ベストビジネス書に選ばれた話題作。

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グリーン革命(上)

51ihqyepjml_bo2204203200_pisitbstic グリーン革命(上) トーマス・フリードマン 日本経済新聞出版社 ¥1,995

「フラット化する世界」の著者の新刊。原題は”Hot, Flat, and Crowded” 。題名からもフラット化の流れをくんだ書であることが汲み取れる。

ピュリッツァー賞を3度も受賞している著名なジャーナリストだけに、少々有名であってもポッと出のジャーナリストであればまず会えないような著名人にもインタビューできる立場にあるようだが、事実をとにかく積み重ねていく手法が取られているだけに前著同様、ずいぶんと冗長な印象を受ける。

折しもドイツに倣ってわが国でもエコカーに補助金を交付する動きが出てきた中、技術力はあるものの国民意識としてはアメリカほどではないものの環境への関心が低いわが国に変化は生まれるのでしょうか。

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会社に人生を預けるな

41hhyqkfdzl_bo2204203200_pisitbstic 会社に人生を預けるな 勝間和代 光文社文庫 ¥777

立ち読みを何度か繰り返したものの結局は購入。サブタイトルが「リスクリテラシーを磨く」となっているとおり、会社だけがテーマになっているわけではなく、幼少時からリスクを図りつつリスクテイクする日常を経験していないごく普通の日本人にとっては、金融リスク/リテラシーだけをいきなり身につけろなんてことは所詮無理な要求であろうといったところから出発し、日常的な暮らしから、人生設計、果ては日本の社会構造までがリスクを避けることにより行き詰っていると分析、指摘されています。

かつてあった不変の安定なんてどこにもなく、しばらくは”変化”すること、”適応”することこそが”安定”である時代に入ったのでしょう。そもそも昭和こそが平成以上に激動の時代であり、20世紀は戦争の世紀と呼ばれていることから、現代の日本人が”安定”があったなんて思い込んでいた期間は、2,3世代のスパンで眺めたところでもごく短いものであったのでありましょう。

<Amazonより>

出版社/著者からの内容紹介
◎ 概 要
リスクが高まる現代、
個々人は、企業は、国は、
これから何を考えなければならないのか。
時代のキーパーソンが語る、
将来に向けた
新しい意識を得るための、具体的提案の書。

◎ 目 次
プロローグ    リスク・リテラシーと終身雇用制
第  1  章  会社に人生を預けるな
第  2  章  リスク・リテラシーを磨く
第  3  章  「お上」に人生を預けるな
第  4  章  21世紀のパラダイムシフト
エピローグ    リスクを取る自由

◎ 内容紹介
私は本書で「リスク・リテラシー」の身につけ方を説明し、
私たちは、このリスクの高い時代を乗り切るためにはどうすればいいのか、
あるいはどう生きてゆくべきなのかを考えていきたいと思います。
(プロローグより)
さまざまなリスクに、これまで以上にさらされている日本の現状
----政治の停滞、経済の停滞、労働問題----の解決策を探れば探るほど、
その最大の原因は「終身雇用制度」----ここに問題の核心がある。
このままでは、袋小路の状況が続くと考えられる日本において、
個々人は、企業は、国は、何を考えなければならないのか。
将来に向けた新しい意識を得るための、具体的提案の書。

◎ プロフィール
勝間和代(かつまかずよ)
1968年東京都生まれ。経済評論家、公認会計士。
早稲田大学ファイナンスMBA、慶應義塾大学商学部卒業。
アーサー・アンダーセン、マッキンゼー、JPモルガンを経て独立。
2005年、『ウォールストリート・ジャーナル』から
「世界の最も注目すべき女性50人」に選ばれる。
内閣府男女共同参画会議議員及び「仕事と生活の調和に関する専門調査会」専門委員。
著書に『お金は銀行に預けるな』(光文社新書)、
『起きていることはすべて正しい』(ダイヤモンド社)、
『勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力』
(ディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。
印税寄付プログラム「Chabo!」参加著者。
個人ブログ「私的なことがらを記録しよう!!」
(検索エンジン「勝間和代ブログ」GO)

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ゴーギャン 週刊西洋絵画の巨匠 第10号

Gogan ゴーギャン 週刊西洋絵画の巨匠 第10号

この週刊百科も10号目。いまのところ門外漢の私でもついていける作家が続いています。タヒチの印象が強いゴーギャンですが、漂泊という単語の方がしっくりくるような放浪の生涯であったようです。このシリーズを読み続けていますが、つまるところ絵画を眺めているようで、作家の生涯を追体験していることに喜びを見出している自分に気付き始めました。編集も読者のそうしたニーズを読んだ上での構成になっているようですし。

次号はセザンヌ。火曜日発売

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