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2009.04.12

日本奥地紀行

51813yfdy6l_sl500_aa240_1 日本奥地紀行 イザベラ・バード 平凡社ライブラリー ¥1,575

いまだ文明開化の真っ最中の明治11年、通訳の伊藤青年だけを頼りに横浜から日光を経て、北日本から北海道へ向かった英国人婦人の紀行文。外国人から見たかつての日本像は、多くの書が残されているが、この書は都会だけではない山間の貧しい農村が当時のままの姿でさらけ出されており、また、アイヌの日常が、彼女の際立った描写力で浮かび上がっている。

文庫サイズではあるが、530ページに及ぶ。ところがその魅力は時の経つのも忘れさせてくれ、あたかも時空を超えて彼女とともに旅程を重ねているかのような感覚にすら陥ることしばしばである。五感が働く読書というのはこういったことを言うのかもしれない。

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