「稼げる」弁護士になる方法
「稼げる」弁護士になる方法 鳥飼重和 すばる舎リンケージ ¥1,575
著者は会社法などいわゆる企業法に関する著書も多い有名な弁護士。ベストセラーになった「豊潤なる企業」や最近では税務訴訟に係る著書を読まれた方も多いのではなかろうかと思う。私自身、一度、会社法に係る講演を聞いたことがあるが、時間的な制約もあってか枝葉に一切こだわらぬ講演スタイルを新鮮に感じた記憶がある。
これだけのカリスマ弁護士が、司法試験に通算18回落ちて、司法試験合格が39歳、弁護士になったのが42歳とのこと。凡人にとっては一気に親近感が湧いてきます。
回り道をしてこられた著者ゆえ、本書の中には小賢しいテクニックは殆ど見当たりません。当り前のことをキチンと徹底的に貫徹することを訴えています。しかし、一方で青臭い理想論だけでは済まされないことも示されており、中には一見非情とも思える項もありますが、それとて長い目で見れば関係者の皆にとって納得のいくものとなる説明が付されています。
弁護士や法曹を目指す人はもとより、弁護士でない人(私自身、そうです)にとっても、とても含蓄に富んだ一冊となろうと感じました。
「チャンスはチャンスの顔をしてやってこない。」
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