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2009年5月

2009.05.31

NHK土曜ドラマ 「風に舞いあがるビニールシート」 第1回

Cast_img1 NHK土曜ドラマ 「風に舞いあがるビニールシート」 第1回

重いテーマと(一見)軽めのタッチ。社会的使命とプライベート。

文庫本で80ページに満たない原作を5回の連続ドラマで、どのように構成するのか。脚本は宮村優子。「電脳コイル」の原作者。吹石一恵って英語できるんや、と驚く。

UNHCRとそれを支える人たち。遠くの現実も実はありふれた日常生活と表裏一体。”Imagine”とは遠く離れた人の痛みを分かち合うことができる想像力でもあるのかもしれない。

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日本の戦車 1939-1945

031266701 日本の戦車 1939-1945   スティーヴン・J・ザロガ 大日本絵画 ¥1,995

オスプレイ・ミリタリー・シリーズの37発目。1発目のケーニヒス・ティーガーを購入したのが、ついこの間のように感じる。

間に挟まった35発の書籍には食指が動かなかったものの、日本戦車が出たと知ってしまったが最後、するするっと購入。監修はファインモールドの鈴木社長。最強ですな。五式中戦車の搭載砲に関する註の説得力には脱帽。

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明石海岸ビール

B11 明石海岸ビール

地元の地ビール。スーパーで何気なく購入。しっかり系。自宅で飲むと小瓶1本でも、なぜかすっかりいい気分になってしまいます。

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2009.05.30

Military Modeling Manual 21

51gofahcvzl_sl500_aa240_1 Military Modeling Manual 21 ¥2,500

表紙は象さん。特集は駆逐戦車。いつもより分厚いように感じる。これは非常に結構なことである。いつもながら、青木さんと加瀬さんの大作には唸らされる。ことに青木さんのバルバロッサ作戦における渡河シーン、圧巻。

こんなの眺めて、掲載されているような規模の作品をゆったりと作ることができる毎日であれば、どれほど幸せであろうか。と感じてしまう。

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Model Graphix 2009/7

51tafoou1sl_sl500_aa240_1 Model Graphix 2009/7

特集は表紙のとおりファントム。ファントムって、多くの人にとってベトナム戦の象徴の一つとしてイメージ化されていますね。でもEJ改は今も国土防衛のために踏ん張ってくれている。EJとしての就役時には敢えて外されていた爆撃能力も、ひっそりと攻撃機としての機能として付与されたりもしながら。この辺り、義務教育ではなんにも触れないんでしょうね。

ファインモールドの五式中戦車計画にはびっくり。日本人の悲願ではなかろうか!?

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DVD WAR & PEACE SHOW 2008

51vz1zvgc4l_sl500_aa240_1 DVD WAR & PEACE SHOW 2008  ¥3,465

日本ではベルトリング・ラリーの名にて雑誌等で紹介されることが多いように感じるイベントのDVD。2006,2007のハイライトつき。

英国で開催されているだけに、英国車両が多いものの、あのT-34改ティーガーなど敵役も大勢登場。なにせ参加車両は1,000輌を超えるイベントですから、とてもDVD一本では収まりますまい。

英国軍としてはチーフテンが一度も戦火を交えなかったとのナレーショに「へぇ」。また、早くも民間所有のチャレンジャーにも「へぇ」。

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富と成功をもたらす7つの法則

41g2bjb7q2bbl_sl500_aa240_1 富と成功をもたらす7つの法則 ディーパック・チョプラ 大和出版 ¥1,575

原題は"The Seven Spiritual Laws of Success"。邦題は少々生々しい表現になっているが、書かれている内容は直截な現世利益から距離を置いた接近法をとっている。といって、竹林の七賢ではない。半ば辺りまでは首を傾げながら読んでいた箇所もあったけれど、終盤に入り首を傾げていたところも含めて調和していることに得心した。ページ数だけを追えば薄い本ですが、とても深みのあるものでした。忘れかけていた、あるいは否定しかけていた想いを呼び起こしてくれたようにも感じる。

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光と影の法則

31o4anpb4ol_bo2204203200_pisitbstic 光と影の法則 心屋仁之助 経済界 ¥1,050

書店で何気なく書棚を眺めていると、なにやら向こうから訴えてきているように感じる本に出くわすことがある。ごくたまにしかないけれど、この本もそうだった。10代の頃にそんな出会いから影響を強く受けた本に巡り合ったことがあることから、このような感覚を理屈抜きに大事にしてきた。

手にとって著者紹介欄を眺めたところ、このところ少し興味を持っているNLPに携わっておられるとの記述もあり、購入した。

この本を読んだからといって、抱えている問題がたちどころに解決するものではないが、想像していなかった解決の糸口があるような気がしてくる。

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2009.05.24

ahead フリーペーパー vol.78 桂浜で話そう

H_topcoverph1 ahead フリーペーパー vol.78 桂浜で話そう

特集は「桂浜で話そう」。で、素材は「竜馬がゆく」。「40代になると、司馬遼太郎の『竜馬が行く』を手にしたくなるという」という出だしで始まるが、かつては10代後半から20代前半で読む本との相場があった。40代の司馬本と言えば、司馬さん自身がその40代を費やした「坂の上の雲」であろうと思うが、司馬フリークは40代を待たずして高校生や大学生の頃に読み終えてしまうので、年代と本の関係は難しい。

10年以上前に「桂浜」を初めて訪れた折は晴天だった。こんなところから太平洋を眺めていれば、器も大きくなろう、と桂浜から太平洋を眺める龍馬像を見上げながら思った。が、その根拠は忘れてしまったが、これは県外人の発想だと土佐の人に聞かされたことがある。

私自身は「竜馬がゆく」を独身時代の23,4歳、「坂の上の雲」は30代半ばで読んだように記憶している。ちなみに司馬さんの本は、文庫本カウントで2,30冊しか読んでいない。

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2009.05.17

新型インフル@神戸

昨日の未明、神戸市内の高校生が新型インフルに感染、との報を目にしたわが家では、昼前から買出し。とりあえず飲料水と食糧、マスク、うがい薬、消毒剤などを調達。2LのPETボトルを24本、米、餅、インスタントラーメン、缶詰など。マスクは昨年秋に鳥インフル対策に各種100枚ほど購入したものの、スペックが低めのものも混じっていたため、超立体のものを主体に追加調達。しかしながら、ドラッグを4件回ったにも関わらず、まともな品揃えが残っていたのは最初に回ったところだけ。職場から携帯電話で指示を受けて、調達している人たちもいた。そこも1人2個までの規制あり。他の3軒は完売状態や、昭和っぽい風邪ひきマスクや就寝時用のものが数箱残っていた程度だった。がらんとしたマスク売り場の前で呆然とした挙句、何も買わずに店外へ去った若い母親の姿が印象的だった。のんびりした郊外でさえこの調子なのだから、恐らく市街地での調達なんて無理だろう。外出時にはマスクをつけろ、って言われても手許にない人も案外と多いのでは。

それでも感染者が出た東部と異なり、神戸市の西部ではマスクをしている人はまだまだ少なめ。もっとも東播磨地区の高校生3人も感染の「疑い」との報道もあり油断大敵。

それにしても、寝屋川東高校、神戸高校、兵庫高校、関西大倉中学・高校と関西の高校ばかり感染者が続いていますね。ここから1週間から1カ月程度がパンデミックになるのでしょうか。

朝早めのTV報道では「神戸市内の高校」と校名が伏せられていたものの、一瞬映し出された校舎の部分映像で、校舎の窓際の外壁に「黒板消し」を叩いたチョーク粉の跡が白くついていたので神戸高校と確信した。母校のおかしな伝統ですな。ちなみに先だって官房副長官を辞任された鴻池先生も先輩。スキャンダル、アクシデント続きです。

思えばエイズ患者の死亡に関しても国内第1号は神戸市内だった。震災といい、呪われた地と言われたりすると地元ながら考え込んでしまう。

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範馬刃牙 18

51lyrluz5pl_sl500_aa240_1 範馬刃牙 18  板垣恵介 少年チャンピオンコミックス ¥420

 野人ピクルの引き立て役の3人目ジャック・ハンマー登場。次々と挑戦者の身体の一部を欠損させていく展開には甚だ疑問を感じる。しかも少年誌。

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2009.05.14

モディリアーニ 週刊西洋絵画の巨匠

Modi モディリアーニ 週刊西洋絵画の巨匠  小学館 ¥580

憂いを帯びた「アーモンドの目」。放縦三昧。短命。身重の妻の後追い投身自殺。まさに絵に描いたような芸術家の悲劇的生涯。

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文藝春秋 2009/6

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文藝春秋 2009/6

例月にないカラフルな表紙に却って素通りしてしまった。特集の「枕頭の歴史書 人物との対話」、よかった。これだけでも今月は値打もの。

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菜根譚 

31zqtbdodl_bo2204203200_pisitbstick 菜根譚  王 福振 (編集), 漆嶋 稔 (翻訳) 日本能率協会マネジメントセンター ¥1,575

「菜根譚」 宋代に編まれたが、現代中国では日本で脚光を浴びたことから香港経由で見直された。明代に再編されたものと清代にそのようにされたものの二種がある。

以前から一度読んでみたいと思っていた一冊。多くの編者、多くの出版社から何種類もの解釈本が出ているが、まずは現代の中国人の手になる編集、解釈を味わいたかった。この意図は正解と受け止めた。行き詰まりを感じた際に手に取りたい。

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風に舞いあがるビニールシート

51s41oaytql_bo2204203200_pisitbstic 風に舞いあがるビニールシート 森絵都 文春文庫 ¥570

短編集6編。こういう作品を見せつけられると「作家って才能なのか」と感じる。30代の女性が主人公あるいはキーパーソンの作品が並ぶ。児童文学出身とは思えない大胆な性描写も。

第135回直木賞受賞作。NHK土曜ドラマにて放映予定。

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Armour Modeling 2009/6

51juykqu2brl_sl500_aa240_1 Armour Modeling 2009/6

雑誌は毎月買っているものの肝心の模型を作ってないもんなぁ。

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2009.05.10

銀魂五年生

97840887480541 銀魂五年生 空知英秋 集英社 ¥720

銀魂の少年ジャンプ連載5周年を記念して出版された公式ガイドブック。本編は、数多の登場キャラクターのイラスト、ひとこと解説集となっている。身長体重つき。もちろん、学年別学習誌なので付録付き。集英社は小学館から分離独立した出版社ゆえ、こんな荒業な企画も通るのでしょうか。

取材に当たって、この本のライターが大遅刻(遅刻を通り越して午前中の工場見学をすっぽかしてしまった)をしでかし、その顛末までがネタにされてしまっている。

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2009.05.09

革の専門店 革専用クリーナー

C_kawa_11 革の専門店 革専用クリーナー

アイデアグッズのコーナーで¥820にて購入。「カルナバ蝋を使用しているため、革本来の美しい光沢がでます。」とあり。

3年ほど前に購入した黒いナッパーレザーのTUMIのショルダーバッグが、手荒な使用環境のため少々くたびれ気味なのでお手軽手入れ。とうてい新品同様とは言えないまでも、多少の若返りはできたよう。

なにごとによらず手入れはまめにすべきですね。

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思考の整理学

51z8bm2bldql_sl500_aa240_1 思考の整理学 外山滋比古 ちくま文庫 ¥546

  • キャッチコピーは「東大・京大で一番読まれた本」。私自身は東大・京大よりも偏差値的にかなり入学しやすい大学を卒業したのですが、そんな私でも気軽に読める書きぶりです。エッセイ集ですが必ずしも思考に関するテーマばかりが並んでいるわけでもありません。通勤通学の帰途に十分読めます。

グライダー人間と飛行機人間

「時の試練」天才青年作家による大正時代のベストセラー、島田清次郎「地上」は忘れ去られ、当時は評価の分かれていた夏目漱石は明治の文豪と呼ばれ押しも押されぬ存在に。

「象は鼻が長い」日本語の二重主格。意訳せずに英訳できるかな?

inbreeding:桃太郎は「流れ者の女」が産んだ子。また、その重要性を説いている。

「われわれ日本人の交友は多く主情的である。酒食の座を持たせることはできるが、知的饗宴を長く続けることは得意でない。」

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毛沢東の私生活

518zk0admbl_bo2204203200_pisitbstic 毛沢東の私生活 李志綏 文春文庫 ¥820

十数年前の世界的ベストセラー。著者は心ならずも20年以上にわたり毛沢東の主治医を務め、後、米国に渡り本書をものした。

まさに寝食をともにするほどの距離から「赤い巨星」に接する存在であったわけだが、政治的な存在でなかったが故にこれほどの長きにわたって「無傷」で過ごせたのであろう。気まぐれな独裁者のそばにあっては、実際には「無傷」などというような生易しいものでは無かったわけだが、その独裁者は、一日の大半をベッドで過ごし、気が向けばプールで泳ぐといった日常であったという。その対象が身近であろうと大衆であろうと人間関係とその操縦においては天才であった巨星も、国際情勢や経済に関しては小学生並だったようだ。「ワイルド・スワン」を読んだ際にも感じたが、中国が永きに渡り経済的に低迷してきたのは、ある意味で経済的幼児が指導者であったことに負うところが大きかったのであろうと感じる。他者たとえば鄧小平が経済的な才覚を見せることにも嫉妬を見せたのかもしれない。さらには、人民が1億人ぐらい死のうが大したことはない、という感性も常軌を著しく逸しており、まさに狂人の域であろう。

毛が側近を信用していなかったことは容易に想像がつくが、追い詰められた側近幹部たちが共謀して、毛沢東の居所などに盗聴器をしかける下りも巨大国家の指導者層とは思えぬ迷走ぶり。

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2009.05.03

オーラの条件

51canremtnl_bo2204203200_pisitbstic オーラの条件 林真理子 文春文庫 ¥500

家内のお気に入り作家のひとり。それゆえ、たまに手にする。本書は週刊文春への長寿連載エッセイを文庫化したもの。ひとは見かけによらぬものというが、中年男性(ワタシのことです)の目から見た林さんがいかに先入観に満ちたものか、を思い知らされる。

理屈抜きに楽しめ、肩も凝りません。ついでに気持ちも少し軽くなります。

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2009.05.01

自信 加藤諦三

41b9y6y0hol_sl500_aa240_1 自信 加藤諦三 知的生き方文庫 ¥560

グサリ、グサリと心に突き刺さるフレーズが積み重ねられていく。そんな中、幼少期の親との関係を原因とする心理学上の解説が散りばめられる。キツイ、厳しい、重い本だが、この本を通じて読者が自分自身と向き合うことを求めているのかもしれない。こんな時代にあっては、ノウハウやテクニックを披瀝する書ではないことが、「救い」がないと受け止められるかもしれない。言葉を換えれば、書かれていることはいずれも正論だが、”前世紀的な”という修飾語がつくかもしれないと感じた。

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