ドル亡き後の世界
ドル亡き後の世界 副島隆彦 祥伝社 ¥1,680
在野反骨のエコノミスト、山師、稀代の碩学・・・著者を巡る評判は毀誉褒貶、というよりも真っ二つに分かれるといったところだろうか。寄る辺とする権威的な集団、組織がないことや、歯に衣着せぬ物言い(口が悪い?)からか、いわゆる正統派のマスメディアではまず取り上げられることはないが、著者自身が表する「預言者」としての実績の前には高名なエコノミストたちも形無しであろう。
そんなこともあって、これまで立ち読みはしばしばしていたものの著者の本を実際に購入することは無かったように思う。ところが、(ひょっとして世間的な意味合いではないところから)この人は”わかっているひと”なのかもしれない、と感じたことから購入。キーワードは金本位制。
権威者サイドからは誰もヨイショしてくれないからか自画自賛する箇所が頻出したり、情緒的な表現が目立つところが、読んでいて疲れるが、こういった自画自賛、上から目線の書きぶりは大前研一さんに少し似ているような気もした。こういった類の書にあっては、読み手が感情をコントロールすることを求められる。もっとも、慣れてしまえば「あの人はああいう人だから」といった受け止め方が自然にできるようになり、娯楽にすら変換されるかもしれない。著者の近刊、代表的な書をあと数冊は読んでみたい。
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コメント
ほんと・・過激な書き方される方ですよね。日経平均が5000円を割るとか、金を買いなさいとか。この株はいいとか・・ある面誘導されているのかなあ~とも思ってみたり・・
最近の日本経済は、王手飛車を打たれたような閉塞感だだよう感じになってきましたが、なんとか果敢にトラトラトラといきたいものですね。
日本もドル売りましょうよ・・(^_^;)
投稿: とんぼ | 2010.01.10 23:18
推奨銘柄を挙げるところはどうかなぁ~と感じますが、「二番底」の有無をアメリカ経済と結び付けて語るだけのエコノミストが多い中、ここまではっきりと言い切られると爽快に感じます。
投稿: 凡太郎 | 2010.01.17 19:59