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2011年4月

2011.04.28

かもめのジョナサン

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かもめのジョナサン リチャード・バック 新潮文庫 ¥500

ふた昔前のおやじギャグとしての「かもめのオジサン」であったり、TV中継中に刺殺されたオウム真理教No.2であった村井秀夫がオウムに出家する折に「かもめのジョナサンの心境になった」と語った、などと引き合いに出されることも多い知名度の高い書。

編集者にノセられたのか、40年ほど前に五木寛之氏が翻訳、解説を担っている。しかしながら、若き日の五木氏は本作に対して違和感を抱えていると、解説中で告白している。解説を読む限り、当時、30代であったであろう五木氏は、ピーター・フォンダの「イージー・ライダー」などの米国の若者のヒッピー文化などカウンター・カルチャーの文脈で本作を読みとろうとしたようだ。その結果、悲しいほどにハズした解説になってしまっている。当時の編集者は何やってんだか、と感じてしまう。著名な作家に翻訳、解説を依頼するのであれば、十分な情報を提供しておくべきであろう。仏教に造詣が深い現在の五木氏であれば、とても深い解説がなされるであろうに。できるものなら、うかがってみたいと感じる。

・・・ジョナサンがイエスの生涯をなぞらえられていることは明らかだし、情報が整理された今日的な視点からは、出てくる現象や登場人物が何のメタファーなのかも容易に推定できるが、かといって、本書の清新さ、清涼感が損なわれるわけではまったくない。むしろ、やっぱりね、と自身の認識との重なりに納得感を持ち、ホッとするのではあるまいか。

あたり前のことが、わかりやすく記された寓話なのだろう。

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2011.04.24

TAMIYA Battle System IV-J 1/35 今日はここまで その2

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足回りと車体上部の半分ぐらいの組み立てまで。それにしてもコード類の押し込みは無理が過ぎる。

作り倒していたころに、かつて作ったMMのJ型とともにツーショット。

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悟り系で行こう

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悟り系で行こう 那智タケシ 明窓出版 ¥1,470

副題は「「私」が終わる時、「世界」が現れる」。カバーイラストはいかにもオタクっぽい。「どくそせん」なんかと通ずるものがあるのかもしれない。このイラストには少々抵抗があって、手に取りづらかったが。

ただ、内容はイラストとは殆ど関係なく、クリシュナムルティに深く影響を受けているとはいえ、著者独自の体験、視点、解釈で展開されていく。

クリシュナムルティに傾倒している著者だけに、反発したくなる箇所はずいぶんと出てくるし、また、あまり寛容的でなく、断定的な書きぶりには閉口する。それでも興味深く読めたのは、本書のより根源的なトーンに真実の匂いを感じるためであろうか。自費出版にも近い形で世に出たようだが、こういった書が日の目を見ることこそ、時代性を映しているのかもしれない。

鳥居みゆき、桜井章一の下りも秀逸。

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ザ・マスター・キー

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ザ・マスター・キー チャールズ・F・ハアネル 河出書房新社 ¥1,890

何が凄いと言って、本書が19世紀のアメリカで出版されたということであろう。当時は出版というよりも24週に渡る通信教育プログラムとして展開されていたという。この事実にも、先進的というか瞠目する。

しかも、社会的な意味での成功哲学、世俗的な意味での自己啓発書にとどまらぬところが特に魅力的である。古くさい、といった見方もあろうが、私にはまったく色褪せて見えるものではなく、むしろ歴史の香り漂う気品に感じられた。

<Amazonでの紹介>

すべては、成功する鍵から始まる 。デール・カーネギー、ナポレオン・ヒル、ビル・ゲイツ激賞! アメリカの成功者たちが証明する最強の成功哲学であり、自己啓発の名著。全米ベストセラー「ザ・シークレット」の原典となった、
永遠普遍の極意を24週のレッスンで学ぶ。
1917年にアメリカで初版が刊行され、当時にしては画期的な20万部以上が売れたベストセラーとなったのに、教会の思想に合わないという理由(本当の理由は分からない)で発禁処分となり、依頼70年近く読者の前から姿を消した、いわくつきの書物。 単にお金持ちになる、成功する方法だけを取り上げる本ではなく、人間の心を深く洞察し、いかに自己実現して人生を豊かに、自分が夢見るとおり実践できるかを、きわめて論理的、科学的に検証した、あまたある成功本の元祖。
さらに、今年の全米ベストセラー1位の『ザ・シークレット』(ロンダ・バーン著)が、この「マスター・キー」から多数引用しており、著者ハアネルの名前とタイトルも掲載されている。

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2011.04.20

さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる

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さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる  エックハルト・トール 徳間書店 ¥1,890

「さとり」って、日本人が伝統的に捉えているような難儀なものではないのではないのか、と感じさせてくれる1冊。最近では「悟り系」なんてノリもあるらしいし。また、奇跡に大きいも小さいもない、という「奇跡のコース」での言い回しにもつながる。

飯田史彦氏の監修方針に異論もあるようだが、とても穏やかな気持ちで、それでいてワクワクしながら読了。この本も端を折りまくりとなった。このところ、どの本を読んでも共通するものを強く感じるようになってきてしょうがない。

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阪急電車

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阪急電車 有川浩 幻冬舎文庫 ¥560

結局、購入。読後感は、「もっと早く買ってよんどきゃよかった。」。いい話ばかりだった。有川さんは自衛隊3部作を書いた人、図書館戦争の人・・・いずれもミリタリーが軸ですね・・・といった印象でしたが、まるでトーンが違う小品集。舞台となった今津線は、84年まであった火花を散らせてガタゴト通過する十文字のレールでの交差が印象的でしたが、西宮北口の南北で沿線、そして車内の雰囲気がまるで違うように感じる不思議な路線です。最新車両が使用されるわけでもなく、特急もない。

小学校の頃、学年イチのイタズラ小僧が、線路に大きな段ボールを置いたところ、列車を急停車させ、血相を変えた運転士が運転席から飛び出してきて、「何やっとンじゃ、お前ら~」と追いかけてきたと聞いたことがあるが、それも今津線だった。もっとも、彼は新幹線がトンネルに入ろうとした直前に、トンネルの上から結構大きな石を投げ落としたこともあると聞いた。トンネルの中から、凄まじい音が響いてきたらしい。線路に置き石もしょっちゅうしていたし、平べったくて大きな5円玉を見たことがある人は少ないんではないだろうか。・・・そんな彼もいまでは日本を代表する損保会社の立派な管理職。世の中、なんか間違っていると思ってしまう。

ひとそれぞれに、阪急電車への想い出がある。こどものころの社名は、京電鉄と呼ばれていたが、そのころでも阪急電車だった。

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2011.04.17

TAMIYA Battle System IV-J 1/35 きょうはここまで その1

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模型クラブ各位をお騒がせしておきながら、なかなか手がつけられずに過ごしてしまったバトルシステムのⅣ号。ようやく電気関係ユニットが概ね形になりました。この後は、普通のスケールモデルとしての作業が主体になります。結構、でかい音でガーガー、ドギューンと吠えます。

どう考えても無理やりに押し込めていく工程ばかりが続く。こりゃ、無理が過ぎるで。

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2011.04.14

【DVD】 E.YAZAWA New Standard ~ Blue Note Style ~

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【DVD】 E.YAZAWA New Standard ~ Blue Note Style ~

こっちはBlue Note TOKYOでのOne Night Show。ハイクオリティでちゃんと撮ってあったんやね。すこし少なめの14曲だがノーカット。場所柄もありバラード主体だが、ちょこっとロックンロールも収録。各曲ともアレンジが楽しい。The Rockに限定付録みたいについていたシングルが貴重だった「兄貴に相談」も。

いかにもこぢんまりとしたステージがちょっと不思議な印象。MCもちょっと長めでしっとりとしたトーン。

Zepp東京の分ともども、収益金は全て東日本大震災義捐金へ回るとのこと。結果的にワタシも義捐金に出捐したってことのようです。

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2011.04.13

美女入門プレイバック 災い転じて美女となす

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美女入門プレイバック 災い転じて美女となす  林真理子 マガジンハウス文庫 ¥580

家内が買ってきたのを勝手に借りて読み。まるでモテなかったデブでブスで、成績もあんまりよくなくて運動もまるでできなかった、コンプレックスの塊だった少女時代の著者が、小学生から大学生時代あたりまでのワイドレンジな青春を振り返る。

著者が育った山梨とは地理的にも離れており、時代も少しばかり異なるが、地域の伝統校として文武両道を標榜していた公立高校に通った際の想い出には、シンクロするものを感じ、奇妙な懐かしさをおぼえた。青春にコンプレックスを被せる著者も、どうやら高校生活には好意的な印象を抱いているようで、コミカル版「セカチュー」風エッセイといった趣もあり。

巻末はAKB48の大島優子との対談。これは唐突。

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【DVD】 E.YAZAWA THE LIVE HOUSE ROOTS in Zepp Tokyo

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【DVD】 E.YAZAWA THE LIVE HOUSE ROOTS in Zepp Tokyo

いま、聴きながら打ってます。アンコールのHA~HAまで、ウィスキーコークなんかの懐かしい曲を含めて23曲。2005/12/12。

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神のようになる

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神のようになる マイケル・バーグ/大沼忠弘 ISIS ¥1,890

副題は、「カバラーと人生の窮極目的」。著者は、カバラーの原典「ゾハール」23巻を10年かけて英訳したという。これまでは魔術に軸足をおいた「クリスチャン・カバラー」しか知られてこなかったが、それは原典が古代アラム語で書かれていたためという。体系だった純密に先立って呪術が前面に出ることも多い雑密が流布したことに似たものを感じる。

とてもわかりやすい入門書として仕立てられているが、またしても時空を超えて「7つの呪文」との重なりを強く感じる。真理はまさにひとつ。同じ現象、事実、真実は、多くの人が時空を超えて体験してきたことなんだろう。「奇跡のコース」やバシャールともまったく通底する。

分かち合いについての下りは、マザー・テレサを想起した。

それにしても少々おどろおどろしい装丁なので、書名と相俟ってスーツ姿で書店のレジに持っていくのはちょっとためらった。・・・結局、我慢できずに買ってますが。

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願いを叶える7つの呪文

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願いを叶える7つの呪文 ウィリアム・グラッドストーン、リチャード・グレニンガー、ジョン・セルビー ソフトバンククリエイティブ ¥1,680

副題は「“言葉”を使った引き寄せレボリューション」。不思議な縁で3人の著者が共著で出版することとなった。「ザ・シークレット」や「ザ・マスターキー」の底本となった100年余前の書物を 現代に蘇えらせた。

前半は少し冗長に感じたが、中盤以降は途中でやめられなくなるほど引き込まれる。というのも、最近になって目にすることが多くなった事項が100年以上も前の、しかもアメリカで独自に組み立てていた人物がいたなんてことに驚く。しかも、ナポレオン・ヒルの「成功哲学」の底本でもあったなどとは。

偏った傾向の書籍を手に取っているから、といえばそれまでだが、このところ読む本読む本、それらの全てがおおよそ同じことを記していることに今さらながら感じ入る。もはや驚くことはないが、時空を超えた記述をこれだけ繰り返して見せつけられると、リアルとバーチャル以外にも、この世には2つの世界があることを実感する。

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2011.04.11

NHKテレビ ニーチェ『ツァラトゥストラ』 2011年4月 (100分 de 名著)

中学生のころ、「ツァラトゥストラはかく語りき」を読んだ。はっきりとは覚えていないが、当時のめり込んでいた筒井康隆先生の「火星のツァラトゥストラ」(「ベトナム観光公社」に収録)に影響されたんだろう。そのときの印象。どっちの作品もぶっ飛んでいた。ま、どっちもまるで本質を理解していなかったんでしょうがね。

「ニーチェの言葉」なる語録集が100万部売れているという。それもいいんだろうが、『ツァラトゥストラ』の方が、よほどぶっ飛べる。

「永遠回帰」。飛躍しているかもしれないが、一見、時空に閉じ込められるあるいは絡めとられることを指しているようでいて、時空を超越し、自由を見出す。世間一般に語られるところではない、雲黒斎さんが説くところの「輪廻転生」に通ずるものも感じる。すなわち、I/There、そしてそのクラスターなんではないだろうか。

ソ、ソ、ソクラテスかプラトンか、ニ、ニ、ニーチェかサルトルか。・・・プラトンは国家(対話編)で、アトランティスの実在を強く訴える。

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NHKテレビ ニーチェ『ツァラトゥストラ』 2011年4月 (100分 de 名著) ¥550

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全脳革命

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全脳革命 ロナルド・ラッセル ハート出版 ¥2,100

副題は、「ヘミシンクで無限の可能性を広げ、人生や実生活に役立てよう」。スピリチュアルな面が強調されることが多いヘミシンクですが、・・・実際、出発点は幽体離脱であったわけですから、それももっともなんですが、・・・医療、福祉や教育、更生など実用面にフォーカスしたレポート集となっています。マーケティング面も含め、万人向けに受け入れられやすいのは、やはりこういった側面なのでしょう。とはいえ、お約束のようなプロフィールも垣間見えることもしばしば。

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2011.04.03

いま、目覚めゆくあなたへ

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いま、目覚めゆくあなたへ マイケル・A・シンガー 風雲舎 ¥1,680

副題、「本当の自分、本当の幸せに出会うとき」。

ステファン・ボディアン氏の著書である「過去にも未来にもとらわれない生き方」からの連想で読了。一般向けに書かれたようで、同書ほどのインパクトがあったわけではないが、ずいぶんな数の折り目がつくこととなった。欧米の読者に、「悟り」とは何かを分かりやすく説く。

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その後のツレがうつになりまして。

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その後のツレがうつになりまして。 細川貂々 幻冬舎文庫 ¥480

講演会でギャグをとるまでに恢復。めでたし、めでたし。

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ツレがうつになりまして。

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ツレがうつになりまして。 細川貂々 幻冬舎 ¥480

この本、紀香主演でテレビドラマになっていたんや。今度は映画化らしい。シリアスなてーまですが、トーンは実にほのぼの。読みやすい。半分はマンガだから当たり前か。

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人間 この未知なるもの

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人間 この未知なるもの アレキシス・カレル 知的生き方文庫 ¥820

渡辺昇一氏の座右の一冊。ノーベル生理学・医学賞受賞者。肉体と精神に関して、章を交互にしながら説き、その上で統合を図る。神秘的なもの、現象に対する真摯で謙虚な姿勢が、一流の科学者であることを感じさせる。

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