海辺のカフカ(上)
海辺のカフカ(上) 村上春樹 新潮文庫 ¥740
15歳での家出。まともではないけれど、非現実的ではないテーマで始まった物語が、ちょっとありえない能力をもったナカタさんの登場でオカルト色を帯びていく。田村カフカってハーフ?
この書名も曲名っていえば、確かにそうなんですな。
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海辺のカフカ(上) 村上春樹 新潮文庫 ¥740
15歳での家出。まともではないけれど、非現実的ではないテーマで始まった物語が、ちょっとありえない能力をもったナカタさんの登場でオカルト色を帯びていく。田村カフカってハーフ?
この書名も曲名っていえば、確かにそうなんですな。
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アンドロイドは電気羊の夢を見るか? フィリップ・K・ディック ハヤカワ文庫 ¥672
ハリソンフォードがアンドロイド・バウンティ・ハンターを演じる「ブレードランナー」の原作です。「ブレードランナー」をはじめ、「マイノリティ・レポート」や「トータル・リコール」など原作の映画化作品は映像として目にすることは多かったものの、ディックの作品を小説そのものとして読んだのは初めてかもしれない。
ブレードランナーの映像のインパクトが強かったためか、本作品も脳内での映像化が容易で、リアル、生活感のあるものが浮かんできました。決して細々とディテールが書き連ねられているわけではなく、簡潔な描写であるにも拘らず-説明的でないだけにSFの素養が無いと少々とまどうかもしれませんが-、とても立体的なイメージが浮かんでくるのです。
ストーリーはサスペンス仕立てではありますが、「それはないやろ」的な展開いものの、疑心暗鬼な思いにさせる心理描写が続く箇所もありハラハラさせてももらえます。人間の住む社会にアンドロイドが紛れ込んでいる世界が舞台です。そして、人間の中でもノーマルと呼ばれる存在と最終戦争で遺伝子に影響を受けたのかノーマルと同様の存在と認知されないスペシャルと呼ばれる存在に二分され、巧妙な合成記憶のおかげで自身がアンドロイドであるとの自覚のないアンドロイドなど、さまざまな存在が登場します。大げさに言えば「生きる」ことの意味も考えさせられます。
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