育児

2010.01.31

ぜったい完成!プラモデル塾

51xkbit7acl_ss500_1  長谷川伸二 工藤ケン NHK ¥1,890

ぜったい完成!プラモデル塾

「ミリタリー専科」との副題も付くが、NHKも少々思い切ったというところか。そして、著者のひとり長谷川伸二氏は、長谷川迷人でよく知られる方。

プラモデルをまったくあるいは殆ど組み立てたことがない方に、指導する機会がでてきそうな雲行きになったことから参考までに購入。いろんな雑誌でテクニックを目にするけれど、子供のころにプラモ教室に通って指導を受けたわけでもなく、手とり足とり教え乞うたことなどあるわけもない。しばしの手もぎの時代を経て、爪切りでランナーから部品を切り出す技を身につけることなど、子供同士でなんとなく教えあうところからスタート。セオリーなんぞ無きに等しかった。

などど感傷に浸るかどうかはさておき、この本はここまで書くかと思うほどに丁寧に解説してくれている。大げさでなく、これさえ読めば、まったくの初心者でも立派な作品に仕上げることができるでしょう。

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2009.08.18

火垂るの墓 on フジTV

E0149229_11481181 火垂るの墓 on フジTV

やはり敗戦の日の前後はこれですな。ソクラテスおじさんの野坂昭如さん、国会議員も務められたものの軽妙な言動のおっさん、という印象が強いのですが、物語同様に妹さんを飢餓で失っておられたとの由。

幼い頃の次女が節子に似ていたこともあり、わが家では、次女にサクマ式ドロップス(復刻版)のカンカンを握らせて楽しんでおりました。不謹慎。

昨年夏にTV放映が無かったのは、完全保存版DVDの発売とかち合ったから。資本主義の権化に敗れたあの夏の負債は、こんなところにも現われてしまうのか。

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2009.06.07

映画 60歳のラブレター

Img21 映画 60歳のラブレター

住友信託銀行が募集した企画に寄せられた86,441通。映画は3組のカップル(+1カップル)を軸に展開する。中村雅俊と原田美枝子、井上順と戸田恵子、イッセー尾形と綾戸智恵。それぞれの愛のかたちと積み重ねてきた関係、法律上の関係はさまざま。

映画としては小品なのでしょうが、とても品のいい作品でした。もっとも鑑賞に来ておられる方々の大半は人生の大先輩方。テーマが明確なためでしょうが、なにかのキャンペーンで招待された方が多かったのかもしれません。そんな中、われわれ夫婦は最も若いクラスのよう。

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2009.05.10

銀魂五年生

97840887480541 銀魂五年生 空知英秋 集英社 ¥720

銀魂の少年ジャンプ連載5周年を記念して出版された公式ガイドブック。本編は、数多の登場キャラクターのイラスト、ひとこと解説集となっている。身長体重つき。もちろん、学年別学習誌なので付録付き。集英社は小学館から分離独立した出版社ゆえ、こんな荒業な企画も通るのでしょうか。

取材に当たって、この本のライターが大遅刻(遅刻を通り越して午前中の工場見学をすっぽかしてしまった)をしでかし、その顛末までがネタにされてしまっている。

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2009.04.12

告白

41djjdvl2sl_sl500_aa240_1 告白 湊かなえ 双葉社 ¥1,470

今、最も話題の書、といっても過言ではないでしょう。洲本市在住ということから地元紙で大きく取り上げられたり、身内と同窓ゆえ家庭内でも話題にしていましたが、今朝、フジヤからの帰途、ジュンク堂明石店にて購入。

スクールデスクが写る表紙から学校が何かしらかかわっている筋立てであろうことは想像できたものの、これほど衝撃的な展開とは。広告に「途中でやめられない」との読後感があったように記憶していましたが、まさにそのとおりでした。ミステリに詳しいわけではありませんが、東野”ガリレオ”圭吾も真っ青といった趣き。品や抑制感、リアリティはあるものの、サイコパスとそれへの対峙の決意にはバトルロワイアルすら想起してしまう。

今や芥川賞や直木賞よりも確実に売れる、読者に支持されるといわれる「本屋大賞」受賞作というのも頷けます。芥川賞作品は文藝春秋の付録のようにして読めるし、直木賞作品はそもそも受賞時にある程度売れているでしょうし。

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「明石模型クラブ」@フジヤ

Fujiya_2 「明石模型クラブ」@フジヤ

昨日(4月11日 土)の神戸新聞夕刊の社会面の記事。さっそく、今朝、フジヤさんへ。ところが、真相は記事とは少々違っていたようで。メーカーへの裏取りもスケールモデル専業で高額なラジコンにも軸足が乗っているタミヤだけでは、片手落ち。少なくともガンプラのバンダイにもかけるべきだったでしょう。両社では、顧客層の年齢や購入単価にも相当な差があったはず。記者はともかく、模型世代としての洗礼を受けていたであろうデスクをスルーしてしまったところに、少年だけでなく中高年層においても模型趣味・ビジネスの現実が把握されていないことを感じさせた。

ついヒトコト言いたくものの、胸躍るいい記事、いい企画でありました。

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2009.04.05

家族でボーリング

今朝の新聞のちびまるこちゃん(4コマ漫画)ではありませんが、春休みなのに子供をどこにも連れて行っていないということで、ボウルイングス明石店へ。

私自身、いったい何年ぶりかわからないインターバル(たぶん10年は空いているんでしょう)でしたが、家内と次女の3人でのはちゃめちゃなスタート。

中学生になる次女は生まれて初めてのボーリング。穴にどの指を入れるか、ってところから始まります。最初はガーターばかりで拗ねてしまう一幕もありましたが、2ゲーム目にはなんとかピンも倒れるようになり一応納得した模様。

私も1ゲーム目はスペア2回取るのがやっとでスコアも84の体たらく。ようやく2ゲーム目で調子が出てきてストライク2回、スペア5回でスコア143。なんとか父親の体面を保った次第。

家族3人45分ほどでレンタルシューズ代込みで3,000円あまり。大いに盛り上がったひとときでしたが、ボーリングってリーズナブルな遊びだという昔からの印象が強かっただけに意外にかかったとの感想でした。

早くも右腕に筋肉痛の兆し。入浴後に湿布を貼っております。

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NHK シャキーン・ザ・ナイト

Tn_shakiin1 NHK シャキーン・ザ・ナイト

毎朝7:00から放映している子供向け番組「シャキーン」を大人向けにアレンジした番組。さきほど再放送で見ました。NHKもここまでやるようになったか、という典型ですね。「先行蔵出し」ってのもイイ。

シュールな印象からか、ネットの書き込みを見てみると「ウゴウゴルーガ」を連想した人が多かったようですが、私のその1人。ウゴウゴルーガ→Go!Go!Girl!(逆から読んだらゴウゴウガール)。

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2009.03.11

学歴分断社会

41cpbdveayl_sl500_aa240_1 学歴分断社会 吉川徹 ちくま新書 ¥777

格差論が台頭してはや10年、最近は沈静しつつあるが世間の関心が貧困に移りつつあるだけで格差が解決したわけではない。「勝ち組」、「負け組」に二分されることが多いが、意外に学歴を絡めた展開にはならないと著者は問う。実力主義、能力主義が前面に出てきたことにより、必ずしも難関大学を優秀な成績で卒業したからと言って一生安泰ということがなくなってきたとの背景もあるのか。

同世代に占める高校卒業者の割合は、1970年代半ばに90%を超えてから横這い、すなわち安定化している。同様に大学卒業者の割合は、1980年代に40%台でいったん落ち着き、その後1990年代半ばからやや上昇し、50%をわずかに超えた辺りで横這いとなっている。大学全入、ユニバーサル化の環境にあって、これ以上の上昇は無かろうと言われている。

この結果、どういった社会が出現しつつあるか?

<答え>日本は、大卒と高卒(非大卒)が、ほぼ半数を占める「学歴分断社会」となる。

少々ゾッとする二極分化社会である。これだけはっきりと二分化する属性は性別くらいしかない。院卒や中卒もいるにはいるが、決してマジョリティ化するわけではない。例えは無分別だが、ゲイやレズといったホモセクシャルな人たち程度の比率だろうか。そして、大卒のある人が自身の周囲を見渡すと、周りの人たちもみな大卒。一方、高卒のある人が、近しい人たちの顔を思い浮かべても、やはり高卒。見えない壁に仕切られた「分断社会」がそこにはある。

子育て世代は必読です。

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2009.02.07

わたしのグランパ

51pkshpr9hl_bo2204203200_pisitbstic わたしのグランパ 筒井康隆 文春文庫 ¥440

珠子が父の日記に見つけた「父は囹圄の人である。」との記述。「囹圄」って?ジュヴナイル小説にしては難解な漢字から始まるこの物語。治安の乱れた時代の型破りな痛快ジジイの逸話集。

<Amazonより>

中学生の珠子の前に、ある日、突然現れたグランパ(祖父)はなんと刑務所帰りだった。だが、侠気あふれるグランパは、町の人からは慕われ、珠子や家族をめぐる問題を次々と解決していく。そしてグランパの秘密を知った珠子に大事件が襲いかかる。「時をかける少女」以来、待望のジュブナイル。読売文学賞受賞作。

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